GMOインターネットグループを親会社に持つ、日本の仮想通貨取引所のGMOコイン。
14種類の仮想通貨を扱っており、現物取引だけでなくレバレッジ取引ができる取引所としても知られています。
そんなGMOコインですが「実際に利用しているユーザーからの評判ってどうなの?」と疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、GMOコインのリアルな口コミ評判を厳選して紹介します。
- 仮想通貨の種類が多くて嬉しい
- チャート画面やアプリが使いやすい
- 板取引ができるのが魅力的
- スプレッドが広いのが不満
- 取引制限がかからないか不安
- 損益グラフがなくて不便
記事の後半ではGMOコインのメリット・デメリットもまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。
タップできる目次
GMOコインの良い評判・口コミ5選
それではさっそく、GMOコインの良い評判を5つの項目に分けて紹介します。
扱っている仮想通貨の種類が多い
GMOコインに関する口コミとして多かったのが、仮想通貨の種類が多いという意見です。
GMOコインでは2021年10月12日時点だと、合計で14種類の仮想通貨を取り扱っています。
国内だと10種類上の銘柄に対応している取引所は少なく、そのなかでもGMOコインはコインチェックに次いで豊富な銘柄のトレードができます。
とくにアルトコインをメインにトレードしている人にとっては、使いやすい取引所といえるでしょう。
チャート画面やアプリが使いやすい
「GMOコインのチャート画面は見やすい」という声が多くありました。
GMOコインのチャートは、多くの人が利用しているRSIや移動平均線をはじめ、さまざまなインジケーターを使えます。
ツイートにもあるように、必要に応じて短期足と長期足のチャートを一度に表示することも可能です。
また、GMOコインはアプリの使いやすさでもユーザーから高い評価を得ています。
チャート画面はどちらかというと中級者~上級者向けですが、アプリ自体はシンプルな仕様なので、初心者でも問題なく使えるのはうれしいですね。
手数料が安い
手数料が安いという意見も多く見受けられました。
GMOコインは出金手数料が無料で、保有している仮想通貨を他の取引所に送金するときも手数料がかかりません。
国内だと出金手数料が無料の取引所は少ないため、その点を高く評価している人が多いようですね。
ちなみに、GMOコインでは仮想通貨の現物取引をする際にかかる取引手数料も、他の取引所に比べると安く設定されています。
板取引ができる
板取引がしやすいという口コミもありました。
GMOコインはユーザーと取引所とで仮想通貨の売買を行う販売所だけでなく、ユーザー同士で各通貨の売買ができる板取引にも対応しています。
販売所形式とは違い、板取引ならスプレッドのかからないトレードができるため、重宝している人も多いのでしょう。
ステーキングサービスがある
こちらはGMOコインのステーキングサービスに関する口コミです。
ステーキングとは、対象となる仮想通貨をブロックチェーンのネットワークに預け入れ、その対価として一定額の利益を受け取れるサービスのこと。
GMOコインではXTZ(テゾス)のステーキングサービスを提供しており、実際に利用しているユーザーも多くいます。
GMOコインのステーキングは特別な手続きは必要なく、ただXTZを保有していれば報酬が付与される仕組みなので、誰でも気軽に参加可能です。
年利は変動制で、3〜6%程度になる見込みとのこと。
短期での売買はせず、長期で仮想通貨を保有する予定の人は、ぜひステーキングサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
GMOコインの悪い評判・口コミ4選
続いて、GMOコインの悪い口コミ4選を紹介します。
スプレッドが広い
上記はスプレッドの広さを指摘する口コミです。
スプレッドは簡単にいうと、購入時と売却時の価格差のこと。
販売所形式でトレードする際は取引手数料がかからない代わりに、スプレッドがかかります。
スプレッドが広いと、購入時の価格と売却時の価格に差が開き、利益を出すのが難しくなるため、重要視している人も多いです。
GMOコインはスプレッドがそれほど広くない取引所ですが、特定の通貨が短期間に大きな値動きをすると、スプレッドが広くなることもあります。
取引所形式のトレードに比べると大きな損失が出てしまうことも多々あり、そういった点に不満を持っているユーザーも多いようです。
取引規制が入った
GMOコインを利用しているときに買い規制が入り、仮想通貨が購入できなくなったという声もありました。
買い規制・売り規制が入るのにはいろいろな理由がありますが、GMOコインの場合、特定の銘柄が急騰・もしくは暴落したときに規制が入ることがあります。
まれに買い注文と売り注文の両方が規制されることもあり、そうなると大きな損失が出てしまう可能性も。
とくに価格が大きく変動している際に注文できないのは、ユーザーからすると痛手です。
チャート画面が見にくい
こちらはチャート画面が見にくいという口コミです。
使いやすいという良い意見がある一方、一部のユーザからは上記のような否定的な意見もありました。
ただ、仮想通貨のチャート分析は個人でやり方や基準が違うため、各取引所のチャート表示やインジケーターも、人によって向き・不向きがあります。
チャートの見やすさが不安な場合は事前に公式サイトのマーケットや口コミをチェックして、自分に合っているかどうか判断しておくといいでしょう。
損益グラフがない
「損益グラフがなく、損益の計算ができない」という口コミもありました。
損益グラフとは名前の通り、ユーザーが仮想通貨の売買を行った際の損益を表示するグラフのことです。
グラフがあればどれだけの利益・損失が出たのかを視覚的に確認できるのですが、GMOコインではグラフがありません。
他の取引所では損益グラフを表示できることが多いので、ユーザーにとってはやや不便な点として挙げられますね。
GMOコインを使うメリットやデメリットは?
ここまでGMOコインの口コミを紹介しましたが「結局どんなメリット・デメリットがあるの?」と疑問に思っている人もいるでしょう。
そんな人のために、GMOコインを使うメリット・デメリットをまとめてみました。
メリット①取扱い銘柄が多い
GMOコインのメリットしてまず挙げられるのは、取扱い銘柄の多さです。
国内でもっとも取り扱い銘柄が多いのはコインチェックの17種類ですが、GMOコインはコインチェックに次ぐ14種類の銘柄に対応しています。
BTCやETHといった有名な仮想通貨はもちろん、ATOM・ENJ・DOTなど、他ではあまり扱われていないような銘柄のトレードも可能です。
アルトコインはBTCなどに比べると価格の変動幅が大きい分、利益が出たときのリターンも大きくなるので、知名度の低い銘柄を狙っている人も多いでしょう。
取扱い銘柄が多ければ選択肢の幅も広がるため、いろいろなアルトコインの売買をしたいなら、GMOコインはおすすめです。
メリット②チャート画面やアプリが使いやすい
チャート画面やアプリが使いやすいのも、GMOコインの魅力です。
良い口コミでもあったように、GMOコインのチャート画面は豊富なインジケーターが使える他、異なる複数の時間足を一度に表示できます。
自分の手法やトレードスタイルに合うよう、画面の設定を自由に変えられるのは利点です。
また、GMOコインは専用アプリをリリースしており、アプリの使いやすさでも定評があります。
初心者だと最初は戸惑うかもしれませんが、慣れるとボタン1つで操作できたり、違う取引方法へとすぐに切り替えられたりなど、非常に使いやすい仕様です。
他の取引所だと操作方法や専門用語が複雑で使いづらいこともあるので、誰でも問題なく使えるのはうれしいですね!
メリット③手数料が安い
手数料が安いのも、GMOコインを使うメリットでしょう。
仮想通貨の売買は販売所形式と取引所形式のどちらかで行いますが、取引所形式でトレードする際は、基本的にテイカー手数料やメイカー手数料がかかります。
テイカーは取引板にある既存の価格で注文を出し、すぐに約定する注文方法です。
メイカーは、取引板にはない価格で注文する方法のこと。
GMOコインの取引手数料はテイカーだと0.05%に設定されており、他の取引所に比べると安めです。
さらにメイカー手数料は-0.01%なので、メイカーとして注文が約定すれば手数料分を利益として受け取れます。
また、GMOコインは出金手数料がかかりません。
口座にある資金を銀行に出金するのはもちろん、保有している仮想通貨を他の取引所に送金するときの手数料も無料です。
出金手数料が無料の取引所は国内だと数えるほどしかなく、手数料を安く抑えたい人にとっては大きなメリットといえます。
メリット④さまざまな取引方法に対応している
さまざまな取引方法に対応しているのも、GMOコインの強みです。
口コミでは紹介しきれませんでしたが、GMOコインでは板取引を含めると、以下4つの取引方法があります。
- 販売所:14銘柄の現物取引
- 取引所:7銘柄の現物取引
- 取引所レバ:5銘柄の簡易的なレバレッジ取引
- 仮想通貨FX:10銘柄の複雑なレバレッジ取引
初心者でも気軽に仮想通貨トレードできる販売所・取引所の現物取引の他、簡単な操作でレバレッジ取引ができる方法も用意。
さらに仮想通貨FXでは、OCO・IFD・IFD-OCOなど上級者向けの複雑な注文でレバレッジ取引もできます。
これだけ豊富な注文方法に対応している取引所は、国内だとなかなかありません。
いろいろな選択肢のなかから、自分に合った方法で仮想通貨トレードがしたい人は、ぜひGMOコインを使ってみてはいかがでしょうか。
デメリット①スプレッドが広いことがある
GMOコインを使う際、スプレッドが広いことがあるのはデメリットです。
スプレッドは販売所形式の現物取引・レバレッジ取引でかかりますが、各銘柄で大きな急騰や急落があったときはとくにスプレッドが広くなる傾向があります。
初心者だとスプレッドの存在をあまり考えずにトレードする人も多く、短期での売り買いを繰り返すだけで大きな損失になることも。
そのため、板取引以外の方法でトレードする際は、スプレッドがいくらかかるのか常にチェックしておきましょう。
ただ、スプレッドが広くなる可能性があるのはGMOコインに限らず、どの取引所でも同じです。
スプレッドが狭いときを狙い、なおかつ長期で保有するなら、それほど過剰に心配する必要もありません。
どうしてもスプレッドのせいで資産を減らすのが嫌な人は、板取引でトレードするなどの対策をするといいですよ!
デメリット②取引規制が入る可能性がある
GMOコインを使う2つめのデメリットは、取引規制が入る可能性がある点です。
悪い口コミの項目でも解説したように、取引規制が入るとユーザーは買い注文や売り注文ができなくなり、トレードのチャンスを失います。
価格が安定しているときならいいのですが、取引規制がかかるのはたいてい大きな値動きがあったときなので、そうなるとユーザーにとってはデメリットでしかありません。
取引規制がかかると「リスク管理の徹底や財務の健全性維持のため~」などの通知が来ますが、規制は告知のない場合が多く、事前の対応も困難でしょう。
とはいえ、仮想通貨はもともと価格の変動幅が多い投資方法なので、普段からリスク管理は徹底しておかなければいけません。
取引規制がなくても、他の取引所ではサーバー自体がダウンして取引できなくなることもあります。
こういった取引規制やサーバーダウンに備えて、損切ラインや決済価格をあらかじめ設定しておくなど、想定外の損失を出さないよう対策をしておきましょう。
デメリット③損益グラフでの計算ができない
GMOコインのもう1つのデメリットは、損益グラフが見られないことです。
損益グラフがあれば、その日出た利益や一定期間の損益を視覚的に確認できるので便利ですよね。
しかし、残念ながらGMOコインは損益グラフがありません。
他の取引所では損益グラフの表示ができることも多いので、使いづらさを感じる人もいるでしょう。
ただ、損益グラフではありませんが、GMOコインでは精算表・帳票・CSVファイルなどを見れば損益の確認はできます。
損益グラフよりも詳細な取引履歴や残高などが確認できるので、むしろ損益グラフより便利なこともありますよ。
普段から使うには少々不便ですが、確定申告や詳しい取引履歴を確認したいときには役立つので、損益グラフがないからといってそれほどマイナスに捉える必要はないでしょう。
まとめ
GMOコインの良い口コミとしては「取扱い銘柄の種類が多い」「チャート画面やアプリが扱いやすい」などの意見が目立ちました。
その他「手数料が安い」「いろいろな取引方法があって便利」という点でも高い評価を得ています。
一方、悪い口コミでは「スプレッドが広い」「取引規制がかかる」などの声がありました。
「損益グラフがない」という口コミもあり、グラフでの損益確認ができないことに不満を持っている人もいるようです。
ネット上には悪い口コミも多少はありましたが、GMOコインは使いやすさや銘柄数の多さに定評があり、多くのユーザーから支持されています。
現物取引だけでなくレバレッジ取引もできるため、いろいろな取引方法で仮想通貨投資をしたい人には使いやすい取引所でしょう。
ここで紹介した口コミやメリット・デメリットを参考にしながら、ぜひGMOコインの利用を検討してみてください。
- スプレッドの広さや損益グラフのなさは欠点だが、通貨の種類が多くて使い勝手が良いのが魅力。
- 取引制限にかからないためには、損切ラインや決済価格をあらかじめ設定しておくなどの対策が必要。
GMOコインのデメリットをカバーするために、他の取引所と一緒に登録して使い分けるのも一つの方法です。
多くの投資家たちがいくつかの取引所を併用して、良いとこどりをしていますよ。