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Bybitのデュアル資産投資のやり方【メリット・デメリットも】

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海外取引所のBybit(バイビット)では、特定の銘柄を預け入れると報酬を受け取れる、デュアル資産投資という資産運用方法があります。

従来のステーキングよりも高利回りが狙えることで注目されており、利用してみたいと思っている人も多いはず。

しかし、具体的なやり方や仕組みがわからず、利用を躊躇している人もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、Bybitのデュアル資産投資のメリットやデメリット、実際のやり方を紹介します。

デュアル資産投資のやり方をまとめると…
  • 預け入れる通貨を用意する
  • 用意した通貨を現物アカウントから資産運用アカウントに移動
  • デュアル資産投資の画面で投資商品を選び、通貨を預け入れる

Bybitのデュアル資産投資をするためには、Bybitの口座が必要です。
まだ開設していない人は、今のうちに登録しておきましょう。

Bybitのデュアル資産投資とは?

まずは、デュアル資産投資がどういった資産運用サービスなのか解説します。

特定の銘柄を預け入れると利回りを狙える

デュアル資産投資は、特定の銘柄を一定期間預け入れると、利回りを得られる資産運用サービスです。

元々は「2重資産マイニング」という名前でしたが、2022年3月29日より現在の名称に変わりました。

通貨を預け入れる期間は、1日・3日・5日の3パターンから選択可能です。

同じ銘柄でも預け入れ期間によって年利(APY)は変わり、期間が短いほどより高い利回りを受け取れます

預け入れた通貨の価格により受け取り時の通貨が変わる

デュアル資産投資は、預け入れた通貨の価格動向により、手元に戻ってくる通貨の種類が変わるのが特徴です。

最初に通貨をステーキングする際、基準価格というものが決められています。

そして決済されるときの価格が基準価格よりも上回っていると決済時にUSDTを受け取り、基準価格より下回っているとBTCやETHなどで戻ってくる仕組みです。

預け入れる通貨をUSDTにするのか、それとも他のペア通貨にするのか選べますが、どちらでステーキングしても上記の仕組みは変わりません。

ただし、決済価格が基準価格より下回った場合、価格の下落したペア通貨の元本とステーキング報酬を受け取るシステムです。

そのため、受け取った時点でのペア通貨価格によっては、元本割れのリスクがあります。

基本的には、預け入れた通貨の価格が基準価格よりも高い状態で決済されると、利益になる可能性が高いということです。

デュアル資産投資のシミュレーション例

デュアル資産投資は仕組みがやや複雑でわかりづらいため、参考までに実際のシミュレーション例を見てみましょう。

ここでは例として、基準価格がETH/USDT=1,000ドルのときに、年利300%のデュアル資産投資で1日間、1,000USDTを預け入れたと仮定します。

決済価格が1,000ドル以上だった場合

決済価格が基準価格より上だった場合、利回りは以下の計算式によって算出されます。

総利益=ステーキング額×(1+%APY×ステーキング期間/365)

上記例を式に当てはめた計算式はこちらです。

1,000×(1+3×1/365)=1,008.21USDT

最終的に、8.21USDTぶんの利益を受け取る計算になります。

決済価格が1,000ドル未満だった場合

決済価格が基準価格より下だった場合、利回りは以下の計算式によって算出されます。

総利益=ステーキング額/基準価格×(1+%APY×ステーキング期間/365)

今回のパターンを式に当てはめると、実際の計算式は以下の通り。

1,000/1,000×(1+3×1/365)=1.0082ETH

結果として、0.0082ETHぶんの収益を受け取る計算です。

Bybitのデュアル資産投資のメリット

Bybitのデュアル資産投資を利用すると、どんなメリットがあるのか解説します。

うまく価格予想できると高利回りを得られる

デュアル資産投資は、うまく価格予想ができると高い利回りを得られるのが最大のメリットです。

たとえばUSDTを預け入れて、決済価格が基準価格よりも上だった場合、預け入れた時点でのUSDT額+利回りぶんをそのまま獲得できます。

APYが365%以上であれば計算上は1%の利回りになるので、短期間での急騰・急落といったイレギュラーさえ起きなければ、かなりの利回りを得ることが可能です。

通常のステーキングの利回りは1~5%、高くても10%前後に設定されていることが多いため、比較するとデュアル資産投資のAPYがいかに高いかがわかります。

預け入れ期間が短い

預け入れ期間が短いのも、デュアル資産投資の利点です。

一般的なステーキングは、数週間~数か月程度はロック期間があります。

長期で仮想通貨を保有するガチホ戦略の場合には有効な資産運用方法ですが、それ以外の人にはやや利用しづらいのが難点です。

一方、デュアル資産投資では最短で1日、長くても5日間でステーキングが終わるので、短期で利回りを得たい人にも向いています。

また、数日間で価格が大きく動くことは少ないため、価格の予想が比較的しやすいのも魅力でしょう。

元々の利回りが高いため損失を軽減できる

元々も利回りが高いので、損失を軽減できるのもメリットの1つです。

デュアル資産投資では、価格が下落した状態の通貨を受け取った場合、損失が出る可能性もあります。

しかし、年利100%・200%を超えている商品ばかりのため、ある程度の損失が出たとしても、獲得した利益がその損失を上回ることも少なくありません。

多少の価格変動が起きても利益で補えるのは、デュアル資産投資ならではの魅力といえますね。

Bybitのデュアル資産投資のデメリット

デュアル資産投資をするうえで、覚えておくべきデメリットも紹介します。

価格下落したときはリスクが大きい

預け入れた通貨の価格が下落すると、リスクが大きくなるのはデュアル資産投資のデメリットです。

先ほど多少の損失が出ても利益ぶんでフォローできるとお伝えしましたが、それは価格変動が小さいときに限ります。

仮にETHが1日で10%の価格下落した場合、たとえ数%の報酬をデュアル資産投資で獲得できたとしても、とてもじゃないですがマイナスぶんを補いきれません。

損失になったぶんは、すべてユーザーの負担になります。

とくにボラティリティの大きい仮想通貨の世界においては、いつ何が起きるかわからないので、上記のようなリスクがあることは覚えておきましょう。

場合によっては価格上昇しても損失になる

デュアル資産投資では、たとえ決済価格が基準価格を上回ったとしても、自分の投資スタイルや資産状況によっては損失になることもあります

たとえばETHが1,000ドルのときにデュアル資産投資で1ETHを預け入れ、そのあとETHの価格が上昇し、1,001USDTで返ってきたとしましょう。

最初に預け入れたときのETHは1,000ドル相当だったのが1,001USDTになっているので、1ドルぶん儲けていると思いますよね。

ただ、元々ETHをガチホするつもりだった場合、返ってきたUSDTを使って再度ETHを買い直すことになります。

しかし、デュアル資産投資をしたあとのETHは既に価格が上昇しているため、値上がりした状態のETHを購入しなければなりません。

値上がりしたETHを再度購入すると、価格の上昇率によってはせっかく獲得した利益が相殺され、場合によってはマイナスになる可能性もあります。

とくにガチホ戦略で通貨を保有している場合、USDTで返ってくることがあるのを考慮したうえで、自分に向いているのかどうか判断するといいでしょう。

収益の計算がしづらい

もう1つのデメリットは、収益の計算がしづらい点。

最初に預けた入れた通貨と返ってくる通貨が同じなら収益計算はしやすいですが、USDTを預け入れて、ETHで返ってきたとしましょう。

この場合、元本と利回りはどちらもETHになるので、元々持っていたUSDTの金額から増えたのか減ったのか、いまいちわかりづらくなります。

資産ページでデュアル資産投資の収益情報も確認できますが、表示される通貨によっては、元本割れしているかどうかの判断も難しいです。

また、利回り計算自体も複雑なため、実質的にいくらかの収益を得たのかチェックしたいときは、公式サイトの計算式を参考にしつつ、自分でも細かい計算をしなければなりません

慣れるまで計算が大変なのは、難点といえそうですね。

Bybitのデュアル資産投資のやり方

それではここから、Bybitのデュアル資産投資のやり方を紹介します。

対象となっている仮想通貨を用意

まずはデュアル資産投資の対象となっている仮想通貨の準備が必要です。

どの通貨が対象になっているかは、以下のようにBybitのデュアル資産投資の画面を開くと確認できます。

預け入れる通貨が決まったら、その通貨を用意しましょう。

ここでは例として、USDTを使ってBITというトークンを購入する手順を解説します。

Bybitの画面上部にある「現物取引」のメニューから「BIT/USDT」のペアを探して、クリックしてください。

以下の画面に切り替わったら、項目が「買い」になっていることを確認し、右側の項目で購入したいBITの数量や価格などを入力します。

注文方法はどれを選んでも問題ありません。

すべて入力したら「BITを買う」ボタンを押して、BITの用意は完了です。

通貨を資産運用アカウントに移動させる

次に現物アカウントにあるBITを、資産運用アカウントに移動させます。

画面右上にある「資産」メニューから「現物」の項目をクリックして、以下のページを開いてください。

表示されている通貨一覧から、BITを探しましょう。

検索項目に探したい銘柄の名前を入力すると、簡単に表示できますよ。

BITを表示できたら、右側にある「振替」ボタンをクリック。

そうすると以下の画面が出てくるので、振替元を「現物」に、振替先を「資産運用」にそれぞれ設定します。

移動させたいBITの数量を入力して「提出」ボタンを押したら、BITの振り替えは完了です。

デュアル資産投資の画面で通貨を預け入れる

通貨の振り替えができたら、画面上部にある「資産運用」のメニューから「デュアル資産投資」を選びます。

以下の画面になったら「BIT-USDT」のペアを探し、自分が預け入れたい期間の項目で「購入する」ボタンを押しましょう。

次の画面が立ち上がるので「最小ステーキング額〇〇」と表示のある箇所に、預け入れたいBITの数量を入力します。

注文日時や予測収益などを確認し、問題なければ「提出」をクリックして、デュアル資産投資の購入は完了です。

あとは決済時刻になると自動的に決済され、元本と獲得した利回りが資産運用アカウントに払い込まれます。

Bybitのデュアル資産投資で得た収益の確認方法

デュアル資産投資で得た収益を確認したいときは、まず画面右上の「資産」メニューから「資産運用」を選びます。

上記の画面になったら「投資概要」と表示のある右側の項目から「デュアル資産投資」を選んでください。

そうすると次のように、デュアル資産投資で獲得した収益情報を確認できます。

「有効注文」では現在ステーキング中の通貨の詳細、「すべての注文」では過去に行ったデュアル資産投資の一覧情報をそれぞれチェック可能です。

Bybitのデュアル資産投資に関するよくある質問

最後に、Bybitのデュアル資産投資に関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。

デュアル資産投資は払い戻しやキャンセルはできますか?

デュアル資産投資で1度預け入れた通貨は、払い戻しやキャンセルはできません

1日・3日・5日のそれぞれ決められた期間が終わるまでは解除できないので、その点を踏まえたうえで投資するかどうかを決める必要があります。

最小ステーキング額は決められていますか?

最小ステーキング額は、各銘柄ごとに決められています

具体的な最小ステーキング額は、実際にデュアル資産投資の購入ボタンをクリックした際に表示されるので、最小いくらから預け入れができるのか事前に確認しておくといいでしょう。

どんな銘柄をステーキングできますか?

Bybitのデュアル資産投資では、BTC・ETH・BIT・ADAなどをはじめ、さまざまな銘柄のステーキングができます

2022年10月16日時点だと、計28種類の銘柄でステーキングが可能です。

デュアル資産投資のページを開くと銘柄の一覧が表示されるので、気になる人はチェックしてみてください。

基準価格はどのように決まりますか?

基準価格は、選んだ通貨の注文が正常に送信されてから5分後に決定されます

注文確認ウィンドウに表示されているのは、5分ごとに更新される推定基準価格です。

自分が商品を購入したあとに決定される基準価格と、ウィンドウで常に更新されている基準価格は別物なので、混同しないよう注意しておきましょう。

デュアル資産投資は誰でも利用できますか?

デュアル資産投資は、基本的に誰でも利用できます

ただし、実際に商品を購入できるのは、Bybitで本人確認(KYC)レベル1を完了している人のみです。

口座開設後に本人確認が終わっていない場合は、早めに完了させておきましょう。

まとめ

Bybitのデュアル資産投資は、対象銘柄を預け入れると高利回りが狙える資産運用サービスです。

ステーキングした通貨の価格動向によっては損失になる可能性があるものの、うまく価格を予測できれば、短期間で高利率の報酬を獲得できます。

Bybitで資産運用をしてみたい人は、ぜひデュアル資産投資にも挑戦してみるといいでしょう。

デュアル資産投資のメリット・デメリットまとめ
  • 価格下落したときはリスクが大きい反面、うまく価格を予測できれば高利回りが狙える
  • 収益の計算がしづらいものの、預け入れ期間は短いため価格予想は比較的しやすい

Bybitの口座開設でとまどっている人は以下の記事を参考にしてくださいね。

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