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Bybitでかかる手数料一覧【現物やレバレッジ、VIP割引も】

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海外の取引所でありながら、日本人からの人気も高いBybit(バイビット)。

銘柄数やキャンペーンも豊富にある魅力的な取引所ですが、どんな手数料がかかるのかは気になりますよね。

実際の利用時にはいろいろな場面で手数料が取られるので、それぞれの手数料システムを知っておくことは大切です。

そこで本記事では、Bybitでかかる手数料の一覧を紹介します。

他社との比較や手数料負けをしないためのコツも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

Bybitの手数料についてまとめると…
  • Bybitでかかる手数料は主に6種類ある
  • 他社と比較するとBybitの手数料は平均的、もしくは若干安い
  • 手数料負けを防ぐにはメイカー取引をしたり、キャンペーンを活用したりするのがコツ

Bybitの口座をお持ちでない人は以下のボタンより開設できます。
登録は無料、3分ほどで完了します。

Bybitの取引手数料

Bybitを利用するうえでかかる手数料は、主に下記の6種類があります。

  • 現物取引手数料
  • デリバティブ取引手数料
  • USDCオプション取引手数料
  • 入金手数料
  • 出金・送金手数料
  • 資金調達料

それでは、具体的にどういった手数料体系になのかそれぞれ見ていきましょう。

現物取引手数料

Bybitの現物取引の際にかかる手数料は、テイカーとメイカーどちらも0.1%です、

テイカーとは、既に取引板にある価格で約定する注文のことをいいます。

メイカーは、取引板にはない新しい価格を提示して注文を出す方法のことです。

メイカーのほうは取引板に流動性を生むことから、取引所によってはテイカーよりも手数料を安く設定していることもあります。

Bybitの場合、取引高がそれほど高くない一般ユーザーだと、メイカーとテイカーの手数料に差はありません。

なお、Bybitには総資産価値または直近30日の取引高によって変わるVIPランクというものがあり、ランクによって以下のように手数料の割合も変動します。

VIPランクテイカー手数料メイカー手数料総資産価値直近30日の取引高条件(USD)
通常0.1%0.1%N/A<100万
VIP10.06%0.04%250,000ドル100万以上~300万
VIP20.05%0.02%500,000ドル300万以上~600万
VIP30.04%0.01%1,000,000ドル600万以上~1,000万
プロ10.03%0%N/A1,000万以上~3,000万
プロ20.025%0%N/A3,000万以上~6,000万
プロ30.02%0%N/A≥6,000万

ランクが上がるほど手数料は安くなりますが、通常からVIP1になるだけでも、250,000ドル以上の資産、もしくは100万USD以上の取引高が必要です。

よほど資産に余裕がある人でないとかなりハードルが高い条件なので、無理にランクを上げようとする必要はないでしょう。

デリバティブ取引手数料

Bybitのデリバティブ取引は、USDT無期限契約・インバース型無期限契約・USDC無期限契約の3つがあり、それぞれ手数料が異なります。

USDT・インバース取引の手数料はテイカー0.06%、メイカー0.01%

通常ランクの場合、USDT・インバース取引の手数料はどちらも一律でテイカーが0.06%、メイカーは0.01%です。

VIPランクによって、以下のように変動します。

VIPランクテイカー手数料メイカー手数料総資産価値直近30日の取引高条件(USD)
通常0.06%0.01%N/A<1,000万
VIP10.05%0.006%250,000ドル1,000万以上~2,500万
VIP20.045%0.004%500,000ドル2,500万以上~5,000万
VIP30.0425%0.002%1,000,000ドル5,000万以上~50,000万
プロ10.04%0%N/A500M(含む)-合計デリバティブ取引高の0.5%
プロ20.035%0%N/A≥合計デリバティブ取引高の0.5%
プロ30.03%0%N/A≥合計デリバティブ取引高の1.5%

USDC取引の手数料もテイカー0.06%、メイカー0.01%

USDCオプション取引の手数料も、通常ランクだとテイカー0.06%、メイカー0.01%に設定されています。

VIPランクに応じたそれぞれの手数料は以下の通りです。

VIPランクテイカー手数料メイカー手数料総資産価値直近30日の取引高条件(USD)
通常0.06%0.01%N/A<1,000万
VIP10.05%0.006%250,000ドル1,000万以上~2,500万
VIP20.045%0.004%500,000ドル2,500万以上~5,000万
VIP30.0425%0.002%1,000,000ドル5,000万以上~15,000万
プロ10.04%0%N/A15,000万以上~30,000万
プロ20.04%0%N/A30,000万以上~60,000万
プロ30.04%0%N/A≥60,000万

USDCオプション取引手数料

先述した取引に比べると少し複雑ですが、USDCオプション取引では以下3種類の手数料が発生します。

  • 取引手数料:テイカー0.03%、メイカー0.03%(通常ランクの場合)
  • 受け渡し手数料:0.015%
  • 強制決済手数料:0.2%

受け渡し手数料は、オプションの権利を行使するときにかかる手数料のこと。

強制決済手数料は、オプション取引で強制決済されたときに発生する追加手数料です。

取引手数料については、VIPランクによって以下のように変動します。

VIPランクテイカー手数料メイカー手数料総資産価値直近30日の取引高条件(USD)
通常0.03%0.03%N/A<500万
VIP10.027%0.0027%250,000ドル500万以上~1,500万
VIP20.025%0.025%500,000ドル1,500万以上~4,000万
VIP30.022%0.022%1,000,000ドル4,000万以上~10,000万
プロ10.02%0.02%N/A10,000万以上~30,000万
プロ20.015%0.015%N/A30,000万以上~50,000万
プロ30.01%0.01%N/A≥50,000万

Bybitの入金手数料は無料

基本的にBybitでは、入金手数料は無料です。

ただ、他の取引所からBybitに仮想通貨を入金する場合、送金元となる取引所の送金手数料はユーザー負担になります。

また、クレジットカードで入金する際は、各カード会社の利用手数料が発生することもあるので、確認してみてください。

Bybitの出金・送金手数料は銘柄によって異なる

Bybitの出金・送金手数料は、銘柄によって異なります

公式サイトでは各銘柄ごとの送金手数料は公開されていないため、いくらの手数料がかかるのかその都度確認しなければなりません。

送金手数料の詳細は、実際の送金画面でチェック可能です。

たとえばBTCを送金する場合、以下のような送金画面が表示されます。

そして出金画面の「トランザクション手数料」という欄に表示されているのが、送金手数料です。

上の画像だと、送金手数料は0.0005BTCであることがわかります。

他の通貨でも同じようにそれぞれ送金手数料が決まっているので、出金するときは確認しておくといいでしょう。

Bybitの資金調達料は保有ポジションによって変わる

次に、Bybitの資金調達料について解説します。

資金調達料の仕組みと計算式

資金調達料とは、無期限先物契約においてポジションを保有するためにかかる手数料のことをいいます。

この手数料が設定されている理由は、現物価格と先物価格の価格乖離を抑えるためです。

資金調達料は保有ポジション次第で、ユーザーにとってマイナスになるときとプラスになるときがあります。

具体的には、注文が多いほうのポジションを持っている人から資金調達料を徴収し、注文が少ないほうのポジションを保有している人に分配する仕組みです。

たとえば買い注文が多い相場では、ロングでエントリーしている人は手数料を払わなければならず、ショートをしている人は手数料がもらえます。

逆に売り注文が多いときは、ショートポジション保有者は手数料が取られ、ロングポジションの保有者は手数料がもらえるということです。

資金調達料は、以下の計算式によって算出されます。

  • 資金調達料=ポジション価額x資金調達率
  • ポジション価額=契約数量÷マーク価格

たとえばBTC価格が300万円で、資金調達料が+0.001%のときに、30万円ぶんのロングポジションを持っていたとしましょう。

上記のパターンだと、設定時間になる度に、ユーザーは300円の資金調達料を支払うことになります。

資金調達料は1:00・9:00・17:00の3回のタイミングで発生する

Bybitの資金調達料は下記のように1日3回、8時間ごとに発生します。

  • 1:00
  • 9:00
  • 17:00

保有ポジションの手数料が取られる場合、設定時間より前にポジションを決済することで、手数料の支払いを回避することも可能です。

ちなみに、資金調達料は現物とデリバティブの価格差などをもとに、常に変動しています。

たとえばBTCの資金調達料は、-0.375%〜-0.001%、もしくは0.001%〜0.375%の範囲で変動することがほとんどです。

BTCよりも値動きが激しいアルトコインの場合は、資金調達率が±0.375%以上になることもあります。

資金調達料は以下のように、デリバティブ取引画面の上部にある項目で確認可能です。

次に資金調達料が発生するまでの時間もあわせて表示されています。

Bybitの決済手数料は0.05%

Bybitでは先物取引で決済をするときに、0.05%の決済手数料が発生します。

決済手数料が取られるのは、先物取引で期日までに決済がされなかったときのみです。

期日前に決済をしたときは、手数料はかかりません。

Bybitの両替手数料は無料

Bybitではデリバティブアカウント内にある資産に限り、保有している銘柄を特定の通貨に両替できる機能があります。

両替をする際、手数料はかかりません

なお、Bybitは両替機能とは別に、取引で余ってしまった少額の仮想通貨を、まとめてBITトークンに交換する「コンバート」というサービスもあります。

両替や取引で使えないような少額の通貨を、BITに変えられる便利な機能です。

コンバート機能を使うときには、2%の手数料が発生します。

Bybitの手数料は他社と比較すると平均的、もしくはやや安い

Bybitの手数料は高いのか安いのか、他社と比較してみましょう。

まずは、主要な海外取引所との比較です。

取引所名現物取引手数料入金手数料送金手数料(BTCの場合)
Bybit・テイカー:0.1%
・メイカー:0.1%
無料0.0005BTC
Binance・テイカー:0.1%
・メイカー:0.1%
無料0.0000052BTC~
BitMEX・テイカー:0.1%
・メイカー:0.1%
無料無料(マイナーに払うトランザクション料はユーザー負担)
Kraken・メイカー:0~0.16%
・テイカー:0.1~0.26%
無料(一部の銘柄は手数料が発生)0.00002BTC

続いて、国内取引所の手数料とも比較してみます。

取引所名現物取引手数料入金手数料送金手数料(BTCの場合)
Bybit・テイカー:0.1%
・メイカー:0.1%
無料0.0005BTC
Coincheck無料・銀行振込:無料
・コンビニ入金:770円~
・クイック入金:770円~
0.0005BTC
GMOコイン・テイカー:0.05%
・メイカー:-0.01%
無料無料
Kraken約定数量×0.01~0.15%・銀行振込:無料
・住信SBIネット銀行でのクイック入金:無料
・住信SBIネット銀行以外でのクイック入金:330円
0.0004BTC

海外と国内どちらの取引所においても、Bybitの手数料は他社と比較すると平均的、もしくはやや安いと判断できそうですね。

なお、デリバティブ取引手数料と資金調達料に関しては、各取引所で種類や細かいルールが異なるため、今回は比較対象にしていません。

BITトークンの保有者も手数料割引を受けられる

BybitでVIPランクを上げるには、基本的に総資産価値や取引高の条件をクリアしなければなりません。

ただ、BITトークンを保有している場合、上記の条件を満たしていなくてもVIPと同じように手数料の割引を受けられます

BITトークンの保有枚数とVIPランクの詳細は以下の通りです。

VIPランクBIT保有数
通常<50,000BIT
VIP150,000BIT
VIP2200,000BIT
VIP3500,000BIT
プロ1N/A
プロ2N/A
プロ3N/A

また、一定枚数以上のBITを保有している人はデリバティブ取引において、以下のように特別な手数料割引の特典もあります。

ただし、記事執筆時点(2022年11月12日)だと、1BITは日本円で40円以上の価格がついています。

50,000BITの保有条件をクリアするだけでも200万円以上の資金が必要になるので、手数料を安くするために無理にBITトークンを購入しないよう注意しましょう。

Bybitで手数料負けをしないためのコツ

ここからは、Bybitで手数料負けをしないためのコツを紹介します。

入出金はなるべくまとめて行う

Bybitで仮想通貨の入出金をする際は、できるだけ1度にまとまった金額でやり取りするのがおすすめです。

Bybitから他の取引所への送金では、リクエストをする度に手数料が発生します。

また、他の取引所からBybitに入金するときも、送金元でかかる手数料はユーザー側の負担です。

少額を何度も入出金していると手数料で損をしやすいので、なるべく処理の回数は減らすことを意識してみてください。

テイカーよりメイカーで取引する

Bybitで仮想通貨の取引をするときは、テイカーよりもメイカー注文を積極的に使いましょう

Bybitのデリバティブ取引手数料は、テイカーだと0.06%ですが、メイカーだと0.01%と1/5の手数料で済みます。

現物取引に関しても、VIPランク1以上になればメイカーのほうが手数料が安いです。

そのため、普段からメイカー注文での取引をすることに慣れておくといいですよ。

無駄に何度も取引をしない

無駄に何度も取引をしないのも、手数料を抑えるためのコツです。

とくに初心者の場合、相場が少し変動する度に「損をしてしまうのではないか」「いまトレードすれば利益になるのでは」といった感覚で、むやみに取引してしまいがちです。

しかし、手数料の割合がマイナスになっていない限りは、取引をするごとに手数料が取られます。

気づかないうちに手数料だけでもかなりの損失になっていることも多いので、必要ないときはトレードをせず、冷静に資金管理をするよう気をつけてくださいね。

資金調達料を意識しながらトレードする

資金調達料を意識しながらトレードをするのも、手数料負けをしないためには大切なポイントです。

デリバティブ取引では自分にとって不利な相場でポジションを保有していると、決済をしなくても1日3回のタイミングで資金調達料が取られます。

とくにハイレバレッジをかけてトレードをしている場合、保有ポジション自体の金額が大きいので、資金調達料の金額も増えがちです。

逆に資金調達料がもらえる相場状況だと、ポジションを保有しているだけで手数料ぶんの利益を得られることになります。

そのため、資金調達料をしっかり確認しながらトレードするだけで、手数料の損益はかなり変わりますよ。

ただ、資金調達料がもらえるのは注文が少ないほうのポジションを保有しているときのみなので、いわば他の人とは逆のポジションを持っている必要があるということです。

トレードにあまり慣れていない人だと、大局と逆のポジションを保有するのは難しい場合もあるので、無理な取引をする必要はありません

手数料割引キャンペーンを積極的に活用する

Bybitでは定期的に手数料割引キャンペーンを行っており、それらを活用することでも手数料負けのリスクを減らせます。

たとえば現時点だと、全世界のBybit利用者数が1,000万人を突破したことを記念して、すべての現物トレードペアで手数料が無料になるキャンペーンを実施中です。

上記キャンペーンの終了時期は未定なので、手数料で損をしたくない人は積極的に現物取引をしてみるといいでしょう。

その他Bybitでは、過去にクレジットカードの決済手数料や、特定銘柄の出金手数料が無料になるキャンペーンを実施したこともあります。

キャンペーン内容は時期によって変わるので、ぜひ公式サイトの情報もチェックしてみてください。

Bybitの手数料は2022年3月に一部変更になった

一時期SNSやネットで「Bybitの手数料が改悪された」という噂が流れていました。

これは2022年3月に、Bybitの一部の手数料が変更されたのが理由だと考えられます。

実はBybitでは以前まで、メイカー注文の場合はマイナス手数料になることもありました。

しかし、2022年3月の手数料改定により、以下のように変更されています。

  • 指値注文:-0.025%から0.01%に変更
  • 成行注文:0.075%から0.06%に変更

また、手数料改定の際に現状のVIPランクの割引システムも新たに導入されました。

もともと手数料はすべてプラスに設定されていることが普通なので、一般的に見れば健全な改定といえます。

ただ、それまでの手数料システムの条件がよすぎたので、一部では「改悪だ」と感じる人もいたようですね。

まとめ

Bybitでは現物取引やデリバティブ取引をはじめ、主に6種類の手数料がかかります。

VIPランクが上がると、手数料の割引特典を受けることが可能です。

手数料負けをしないためには、まとめて入出金をしたり、積極的にメイカー注文をしたりするのがコツ。

その他、キャンペーンを活用することでも手数料を抑えられるので、ぜひ公式サイトの情報にも注目しておくといいでしょう。

Bybitの手数料まとめ
  • 現物取引の手数料はテイカー・メイカー共に0.1%
  • デリバティブ取引の手数料はテイカー0.06%、メイカー0.01%
  • 入金手数料は無料だが、送金時は銘柄ごとに手数料がかかる
  • 資金調達料はポジションによって変動する
  • 決済手数料は0.05%
  • 両替手数料は無料

Bybitの口座開設方法は以下の記事で解説しています。

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