Bybit(バイビット)が定期的に行っている、ローンチパッドというトークンのセールイベント。
儲かる確率の高い投資方法として、毎回多くの人が参加しています。
ただ、いざローンチパッドに参加するとなると「どうやって参加すればいいんだろう」「本当に儲かるのかな?」といった疑問や不安も出てきますよね。
そこで今回は、Bybitのローンチパッドの概要や参加方法、過去の結果一覧などを紹介します。
- ローンチパッドは取引所主催で行う、新規トークンをいち早く入手できるサービス
- 新規通貨を購入できた場合、儲かる確率が高い
- 価格変動の影響を受けることがある
- 売却タイミングを逃すと損失になる可能性もある
ローンチパッドに参加するためにはBybitの登録が必要です。
口座開設は3分ほどで完了するので、先に行っておくと良いですよ。
タップできる目次
Bybitのローンチパッドとは?
Bybitのローンチパッドは別名「IEO」とも呼ばれ、取引所を介して新しいプロジェクトのトークンを販売するセールイベントのことです。
投資家側は、未上場のトークンを事前に安い価格で入手できます。
また、取引所がプロジェクトのプロモーションや販売を行うため、トークンの発行元である企業は事情に集中できるのが特徴です。
BinanceやMEXCなど他の大手取引所でも同じように、IEOを実施していることがあります。
Bybitのローンチパッドのメリット
Bybitのローンチパッドでは、どんなメリットがあるのか紹介します。
高確率で利益を狙える
1番のメリットは、高確率で利益を狙えること。
ローンチパッドはもともと、上場前のトークンを低価格で入手できるイベントです。
そして上場後はトークンの流動性が一気に上がり、価格も大きく高騰する傾向にあります。
実際、過去にBybitのローンチパッドで上場したトークンはいずれも、上場時価格の数倍~数十倍にまで価格が暴騰しました。
もしそれらの通貨を購入し、価格が上がったタイミングで売却していれば、大きな利益が出ていることになります。
従来のように仮想通貨を売買するのではなく、新規通貨を購入して利益を狙いたい人にとってはうってつけのサービスです。
初心者でも参加しやすい
初心者でも気軽に参加しやすいのも利点です。
新規上場のトークンを購入すると聞くと、なんとなく複雑なルールや仕組みがあるイメージを持ってしまいますよね。
しかし、Bybitのローンチパッドは特定の通貨さえ持っていれば、あとはボタンのクリックや数量の入力など簡単な操作をするだけで、自動的に割り当てられた通貨が購入できます。
また、以前までBybitのローンチパッドはBITという通貨を保有していなければ参加できず、初心者にとってはややハードルが高めでした。
ただ、2022年4月からは「ローンチパッド2.0」という名称に変わり、BITだけでなくステーブルコインのUSDTでも参加できるようになっています。
通貨が選べるようになったことで参加ハードルがより下がったのも、初心者にとってはうれしいポイントといえるでしょう。
Bybitのローンチパッドのデメリット
Bybitのローンチパッドはいい面ばかりではなく、覚えておくべきデメリットもあります。
価格変動の影響を受ける可能性がある
ローンチパッド中に、価格変動の影響を受けることがあるのはデメリットです。
ローンチパッドで新規トークンを購入するにはコミットといって、BITもしくはUSDTの数量を指定したうえで、数日間ロックした状態にしなければなりません。
しかし、BITは価格変動の大きいアルトコインです。
ローンチパッド中にBITの価格が大きく下がると、資産価値も減ってしまいます。
つまり、新規通貨を購入して利益が出たとしても、BITの下落による損失のせいで、利益が相殺されてしまう可能性があるということです。
USDTは価格変動のほとんどないステーブルコインなので上記のような可能性は低いものの、BITで参加する場合はこういったリスクがあることも覚えておくといいでしょう。
利益にならないこともある
高確率で利益を狙えるローンチパッドですが、100%利益を狙えるわけではありません。
たとえばローンチパッドで獲得したトークンをすぐに売却せず、しばらく保有していたとしましょう。
しかし、上場後にトークンの価格が下落し、そのあとも回復の兆しが見えなければ、価格が下がっているときに売却しなければいけません。
もしトークンの上場時より価格が下がったときに売却した場合、損失になってしまいます。
条件やタイミングによっては損失が出る可能性もゼロではないので、とくに売却タイミングは慎重に検討しましょう。
BITとUSDTそれぞれで参加する場合の違い
BITで参加する場合とUSDTで参加する場合の主な違いは、抽選式かどうかです。
BITでローンチパッドに参加する場合、一定枚数以上のBITをコミットすれば、確実に新規トークンを購入できます。
入手できる通貨の割り当て枚数はコミットしたBITの数量によって変わりますが、1枚も新規通貨を購入できない、といったことはありません。
一方、USDTで参加する場合は、抽選に当たった人のみが新規通貨を購入できます。
また、USDTはコミットする数量があらかじめ決まっているので、たとえ抽選に当たったとしても、規定枚数の通貨しか購入できません。
簡単にいうと、BITはリスクがやや高いものの、確実かつより多くの利益を狙いやすい参加方法です。
USDTはリスクが低い反面、新規通貨を1枚も購入できない可能性があり、なおかつ抽選に当たったとしても一定枚数しか獲得できない、というイメージでしょうか。
ちなみに、BITとUSDTの両方でローンチパッドに参加することはできません。
自分が持っている通貨の種類や数量、リスクなどを総合的に考慮したうえで、どちらの方法で参加するか決めるといいですよ。
Bybitのローンチパッドに参加するための事前準備
ここからは、Bybitのローンチパッドに参加するための事前準備を紹介します。
Bybitで口座開設
ローンチパッドに参加するには、まずBybitの口座開設が必要です。
口座開設が完了していないとそもそも参加できないため、なるべく早く済ませておきましょう。
Bybitの口座開設方法は以下の記事で紹介しているので、参考にしてくださいね。
Bybitの口座にBITもしくはUSDTを用意しておく
口座開設が完了したら、次はBybitの口座にBITもしくはUSDTを用意しましょう。
ローンチパッドでは、BITで参加するなら50BIT以上、USDTで参加するなら100USDTというように、それぞれ最低残高や必要なウォレット残高が決まっています。
事前にいくらぶんの通貨が必要なのか確認しておき、条件を満たす数量を準備しておいてください。
なお、BybitでBITやUSDTを購入するには、一定額の仮想通貨を入金しておく必要があります。
入金方法はいくつかありますが、初心者は国内の取引所からBybitに仮想通貨を送金するやり方がいいでしょう。
送金元の国内取引所としてとくにおすすめなのは、ユーザー数の多いCoincheckです。
Bybitの口座開設とあわせて、Coincheckの登録も早めにしておくといいですよ。
Bybitのローンチパッドの参加方法・流れ
それでは、実際にBybitのローンチパッドに参加する方法と流れを見ていきましょう。
大きく分けて下記3つの流れがあるので、それぞれ順番に解説していきます。
- 計測期間
- コミット期間
- 配布期間
計測期間にBITまたはUSDTを規定ウォレットに保有
ローンチパッドではまず、ユーザーがウォレットに保有している通貨の数量を計測する、5日間の計測期間というものがあります。
BITとUSDTどちらで参加するか決めたら、この計測期間中に条件を満たす数量の通貨をウォレット内に保有しておきましょう。
日次平均ウォレット残高は、それぞれ以下の数量を満たしている必要があります。
- BIT:最低残高50BIT以上
- USDT:最低残高100USDT以上
計測期間になると、ウォレット内にある各通貨のスナップショットが自動的に記録されるので、ユーザーはとくに何もする必要はありません。
日次平均残高はBybitのローンチパッド画面に表示されるため、最低残高の条件を満たしているか確認しておくといいでしょう。
計測対象となるウォレットの種類は以下の通りです。
- 現物ウォレット
- デリバティブウォレット
- 資金調達ウォレット
- 資産運用ウォレット
資産運用ウォレットに関しては、ウォレット内に保有しているだけのBITやUSDT、もしくはローンチプールと積立ステーキングに預け入れているBITやUSDTのみがカウントされます。
上記以外のデュアル資産投資やマイニング系プロダクトに預け入れているBITとUSDTは、計測対象になりません。
コミット期間にBITまたはUSDTをコミット
計測期間が終わると、コミット期間というものが始まります。
コミット期間になったら「コミットボタン」を押して、BITは50BIT以上、USDTは100USDTをそれぞれ入力してコミットしましょう。
コミットボタンを押せる時間は7時間しかないので、ボタンを押し忘れないよう注意が必要です。
USDTのコミット数量は100USDTと決められていますが、BITの場合は50BIT以上なら何枚でもコミットできます。
より多くのBITをコミットしたほうが購入できるトークンの数量も増えるので、売買せずに保有しているだけのBITがあるなら、基本的には全額コミットしてOKです。
ただ、各ローンチパッドで購入できるトークンは1人あたりの割り当て上限が決められているので、たとえ極端に多い金額のBITをコミットしても、上限を超えるぶんのトークンは購入できません。
USDTでコミットした場合は、1人につき1枚の抽選権が配布されます。
そして抽選に当たった人のみが、新規トークンを獲得できる仕組みです。
コミットしたBITやUSDTは、配布期間が終わるまで振替・出金・取引などはできなくなります。
コミット期間中は何度でもコミットボタンを押せるので、あとからBITやUSDTを追加でコミットすることも可能です。
配布期間に割り当てられたトークンを獲得
コミット期間が終わるとコミットした通貨や割り当て数量に応じて、獲得できた新規トークンと、購入に使われなかったぶんの残りの通貨が自動的に現物アカウントに配布されます。
USDTで参加して抽選に落ちた場合、コミットした100USDTは全額返ってくるので、落選したからといって資産が減ることはありません。
BITで参加した場合も、購入に使われたぶんのBITだけが減り、残りのBITは返金されるので安心してください。
配布期間はほとんどの場合、1時間に設定されています。
配布期間中もユーザーはとくに何もする必要はなく、ただトークンが配布されるのを待っていればOKです。
配布期間が終わると、ローンチパッドで上場したトークンの現物取引が始まります。
上場後は対象トークンの売買もできるようになるので、すぐに売りたい人はこのタイミングで獲得したトークンを売却するといいでしょう。
Bybitのローンチパッドは儲かる?過去の結果一覧を紹介
ここまでの内容を見て、Bybitのローンチパッドは本当に儲かるのか気になっている人も多いはず。
そこで、過去に行われたBybitのローンチパッドの結果一覧を紹介します。
トークン名 | IEO価格 | 上場後24時間以内の最高値 | 最高倍率 | 参加人数 |
---|---|---|---|---|
MIBR(Made in Brazil) | 1ドル | 3.6ドル | 1.63倍 | ・BIT:28,043人 ・USDT:33,981 |
DLC(Diamond Launch) | 0.02ドル | 0.116ドル | 5.3倍 | ・BIT:26,444人 ・USDT:36,919人 |
OKSE(Okse) | 0.06ドル | 0.35ドル | 3.22倍 | ・BIT:29,646人 ・USDT:37,914 |
DEFY(DEFY) | 0.024ドル | 0.0745ドル | 1.57倍 | ・BIT:30,158人 ・USDT:51,388 |
SLG(The Land of Conquest) | 0.03ドル | 0.307ドル | 2.22倍 | ・BIT:32,928人 ・USDT:50,395人 |
OBX(OpenBlox) | 0.004ドル | 0.048ドル | 20.3倍 | ・BIT:35,279人 ・USDT:37,706人 |
WLKN(Walken) | 0.0165ドル | 0.25ドル | 10倍 | ・BIT:42,682人 ・USDT:31,648人 |
PLY(Aurigami) | 0.005ドル | 0.049ドル | 4.74倍 | ・BIT:47,699人 ・USDT:27,952人 |
APEX(ApeX Protocol) | 0.05ドル | 0.5538ドル | 12.61倍 | ・BIT:51,998人 ・USDT:12,582人 |
TAP(TAP FANTASY) | 0.04ドル | 0.76ドル | 9.41倍 | 62,616人 |
GGM(Monster Galaxy) | 0.025ドル | 0.6ドル | 13.76倍 | 78,538人 |
KASTA(KASTA) | 0.04ドル | 2ドル | 27倍 | 77,501人 |
IZI(izumi Finance) | 0.04ドル | 0.9ドル | 5.3倍 | 53,155人 |
REAL(Realy) | 1ドル | 21.55ドル | 28.23倍 | 47,772人 |
SIS(Symbiosis Finance) | 1ドル | 7.368ドル | 6.95倍 | 44,645人 |
PTU(Pintu) | 0.25ドル | 30ドル | 9.5倍 | 35,998人 |
GENE(Genopets) | 0.8ドル | 25ドル | 47.18倍 | 43,376人 |
CBX(CropBytes) | 0.1ドル | 17.99ドル | 20.3倍 | 34,440人 |
BIT(BitDAO) | 1.2~2ドル | 1.608ドル | 1.3倍(推測) | 24,995人 |
ATH ROI USD(上場価格からもっとも値上がりしたときの価格上昇率)の数値を見ると、上昇率が47倍を超えるトークンもありました。
その他のトークンに関しても、上場後24時間のうちに上場時の数倍~数十倍の価格を記録しており、高確率で利益を狙えるのがわかりますね。
ただし、現時点(2022年9月30日)での価格は上場時価格よりも下がっているトークンもあるので、売り時を逃すと儲からない可能性もあります。
ちなみに、CryptoRankというサイトではBybitで行われたローンチパッドの結果を、以下のように一覧で確認できます。
Bybitのローンチパッドで上場したトークンのより詳しい結果情報を知りたい人は、こちらもぜひチェックしてみるといいでしょう。
Bybitのローンチパッドに参加する際の注意点
Bybitのローンチパッドに参加する際、注意しておくべきポイントも紹介します。
KYC(本人確認)を忘れない
Bybitのローンチパッドに参加するときは、KYCを忘れないよう注意が必要です。
実はBybitのローンチパッドは、KYCレベル1を完了させておかないと参加できません。
口座開設をしただけだと機会を逃してしまうので、登録後は早めに本人確認も済ませておきましょう。
申請忘れや口座残高不足に注意
申請忘れや、口座残高不足になっていないかにも注意しておく必要があります。
コミットボタンを押し忘れたり、計測期間中に保有通貨の数量が最低残高をクリアしていなかったりすると、ローンチパッドの参加対象になりません。
とくにコミット期間は短いので、不安な人はスマホのアラームやカレンダー機能を使って、申請漏れがないよう対策するのがおすすめです。
Bybitのローンチパッドに関するよくある質問
最後に、Bybitのローンチパッドに関するよくある質問とその回答を紹介します。
報酬履歴はどこで確認できますか?
報酬履歴を確認したいときは、まずローンチパッドの画面を開いて「詳細を見る」というボタンを押します。
そうすると以下のように、自分がコミットした通貨の数量と、獲得した新規トークンの枚数が表示されるはずです。
ローンチパッドとローンチプールの違いはなんですか?
ローンチプールはあくまでも保有している通貨と交換するような形で新規上場のトークンを購入するので、購入に使われたぶんの通貨は減ります。
また、1度コミットした通貨はロックされ、配布期間が終わるまで解除はできません。
一方のローンチプールは、特定の通貨をステーキングすることにより、無料で新規トークンを獲得できます。
そのため、預け入れた通貨の枚数を減らさずに、新しい通貨をもらえるのが特徴です。
また、ローンチプールでは1度ステーキングした通貨をいつでも解除できるという違いもあります。
ローンチパッドに関する最新ニュースはどこで確認したらいいですか?
ローンチパッドに関する最新ニュースは、BybitのTwitter・公式サイト・ローンチプール画面で確認するのがおすすめです。
とくにTwitterではいろいろな情報を発信しているので、ローンチパッド以外のニュースをチェックしたいときにも役立ちます。
まとめ
Bybitのローンチパッドは、新規上場する通貨をいち早く入手できる魅力的なサービスです。
通貨を売却するタイミングさえ見誤らなければ儲かる可能性が高いので、ぜひ参加してみるといいでしょう。
ローンチパッドに参加するには、BITまたはUSDTが必要です。
いつでも参加できるよう、Bybitの口座開設やKYCも早めに完了させておくといいですよ。
- 計測期間中にBITもしくはUSDTをウォレットに保有しておく
- コミット期間になったらボタンを押してBITやUSDTをコミット
- 配布期間になると割り当てられた新規通貨が自動で現物ウォレットに配布される
Bybitの口座開設方法を詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
一つ一つの工程を丁寧に解説しています。