国内にある仮想通貨取引所のなかでも、取扱い銘柄の多さやアプリの使いやすさで人気のコインチェック。
CMで放送されるほど知名度の高いコインチェックですが「実際に使っているユーザーからの評判ってどうなの?」と疑問を抱えている人も多いでしょう。
そこで本記事では、コインチェックの良い口コミと悪い口コミの両方を紹介します。
コインチェックの評判が気になっている人は、ぜひ参考にしてください。
- 仮想通貨の種類が多くて嬉しい
- チャートが見やすく使いやすい
- チャット機能が便利
- スプレッドの幅が広いのが不満
- レバレッジ取引ができないのが残念
- よくサーバーがダウンするので不便

プロトレーダーの見解もあわせてお伝えしますので、コインチェックに登録するかどうか迷っている人のお役に立てるはずですよ。
タップできる目次
Coincheck(コインチェック)の良い評判・口コミ6選

それではまず、コインチェックの良い評判・口コミを6つピックアップして紹介します。
仮想通貨の種類が多い
「コインチェックは仮想通貨の種類が多い」という口コミが多く見受けられました。
実はコインチェックでは合計17種類の仮想通貨を扱っていて、取扱い銘柄の数では国内最多をほこります。
BTCやETHなどの主要銘柄はもちろん、ENJ・MONA・IOSTといった他の取引所ではあまり見ない銘柄のトレードも可能です。
有名な銘柄だけでなく、豊富なアルトコインの取引ができるのはうれしいですね!
チャートが見やすい&使いやすい
チャートの見やすさや、使いやすさでも高評価の声がありました。
コインチェックは専用のアプリをリリースしていますが、アプリ内のチャート画面は非常にシンプルで分かりやすい仕様です。
取引したいときは「売却」「購入」のボタンを押すだけで、すぐに仮想通貨の売買ができます。
とくに「仮想通貨を始めたばかりの初心者には使いやすい」という意見が多くありました。
チャット機能が使える
上記のツイートをした人はコインチェックのスプレッドなどには不満があるものの、チャット機能については高い評価をしているようです。
コインチェックには各銘柄ごとにチャットルームがあり、値動きの読みや最新ニュースの共有など、他のユーザーといろいろな会話ができます。
投資歴の長いユーザーが参加することもあり、仮想通貨に関する情報収集やチャート分析の勉強にはかなり役立つでしょう。
レンディングサービスがある
こちらは、コインチェックのレンディングサービスを利用して資産が増えた人のツイートです。
レンディングとは、仮想通貨を取引所に貸し出すことで、一定の報酬をもらえるサービスのこと。
トレードのうまさや経験に関係なく資産が増えるため、利用している人も多くいます。
IEOを行っている
こちらは、コインチェックが行っているIEOについての口コミです。
IEOとは、取引所が事前にプロジェクトの審査を行ったうえで、ユーザーにトークンを販売するというもの。
トークンの発行元と直接繋がっていなければ取引できないICOとは違い、IEOでは取引所のアカウントを持っていれば誰でも参加できます。
コインチェックはIEOでPLT(パレットトークン)という銘柄の売買を開始しており、PLTの上場直後は価格も大幅に上昇しました。
口コミを見る限りだと、PLTの売買を行って大きな利益を得た人もいるようですね。
電気代のキャッシュバックサービスがある
「コインチェック経由で電気代を払い、料金の何割かをキャッシュバックとして受け取れた」という口コミもありました。
実はコインチェックでは仮想通貨の売買以外に、「コインチェックでんき」という独自のサービスがあります。
これはコインチェックが提携している電力会社で電気代を払えば、料金の1~7%分のBTCがもらえるというもの。
電気料金をBTCで支払うことにより、最大7%の割引を受けることも可能です。
同じように、ガス料金の支払いをすることでBTCの付与や割引サービスが受けられる「コインチェックガス」というサービスもあります。
電気やガス料金を支払うだけでキャッシュバックが受け取れるお得なサービスなので、興味のあるユーザーも多いようです。
Coincheck(コインチェック)の悪い評判・口コミ6選

続いて、コインチェックの悪い評判・口コミ6選を紹介します。
スプレッドの幅が広い
Twitterを見てみると、スプレッドの幅が広いという意見が多く見受けられました。
スプレッドとは、仮想通貨をトレードする際に発生する、買うときと売るときの価格差のことです。
このスプレッドの幅が広いと、売買するだけで損失が出てしまうこともあります。
とくにコインチェックは、特定の通貨が大きな値動きをするとスプレッドの変動幅も大きくなりやすく、ユーザーからは度々不満の声が挙がっているようです。
手数料が高い
コインチェックの入金・出金手数料が高いという口コミもありました。
コインチェックの入金手数料は銀行振込だと無料ですが、コンビニ入金やクイック入金だと770円~の料金がかかります。
※コンビニ入金とクイック入金は2022/7/13より一時停止中
また、出金手数料は407円かかり、仮想通貨を別の取引所に送金する際も各通貨ごとに手数料を支払わなければなりません。
他の取引所では送金手数料が無料な場合もあるので、一部のユーザーは手数料の高さに不満を感じているようです。
板取引の画面が分かりづらい
コインチェックの板取引がアプリ版だと分かりにくい、という口コミです。
実はコインチェックではWeb版でもアプリ版でも、販売所形式と取引所形式の両方に対応しています。
しかし、アプリ版で板取引画面を開く方法が非常に分かりづらく、アプリで板取引ができること自体を知らないユーザーもいました。
販売所ではなく板取引でトレードしたいユーザーは多いので、改善すべき点といえるでしょう。
レバレッジ取引ができない
コインチェックのレバレッジ取引に関する口コミもありました。
コインチェックでは仮想通貨の現物取引にしか対応しておらず、レバレッジ取引ができません。
そのせいで、他の取引所に移行するユーザーもいます。
再開の目途も立っていないので、レバレッジ取引メインで仮想通貨トレードをしたい人は、他の取引所を利用するしかないでしょう。
サーバーダウンするときがある
コインチェックでは頻繁にサーバーダウンすることがあり、使いづらさを感じている人もいます。
実際に、BTCが100万円を超える値幅で暴落をしたときなどは、サーバーがダウンして取引できないことも過去に何度かありました。
他の取引所は使えるのに、コインチェックだけ機能していないということもあります。
そうなると大事な場面では使いづらくなるので、デメリットとして捉えられても仕方ありません。
ハッキングによる取引停止で損をした
コインチェックは2018年1月26日に、外部からのハッキング攻撃を受け、580億円相当の仮想通貨「NEM」が盗難されるという事件が起きました。
ハッキングを受けた際は一時的に取引が停止され、そのせいで上記口コミのように損失が出たユーザーもいたようです。
大きな金額が流出した事件だったので、いまだにそのときの怖さを覚えているユーザーも多くいます。
Coincheck(コインチェック)を使うメリットやデメリットは?

ここまでコインチェックの良い評判・悪い評判を紹介しましたが「結局どんなメリット・デメリットがあるの?」と疑問を持っている人もいるでしょう。
そんな人のために、コインチェックのメリット・デメリットをまとめてみました。
メリット①初心者でも使いやすい
コインチェック最大の強みといえば、やはり初心者でも使いやすい点でしょう。
口コミでもありましたが、コインチェックのアプリはチャートがとても見やすく、なおかつシンプルな仕様です。
操作方法も簡単なため、仮想通貨にあまり慣れていない人でも迷わず使えます。
とくに仮想通貨の取引所を使うのがはじめての人は、まずコインチェックの登録を検討してみるのもありです。
メリット②国内取引所のなかでは取扱い銘柄が多い
国内取引所のなかでは取扱い銘柄の数が多いのもコインチェックのメリットです。
コインチェックでトレードできる銘柄の数は、IEO銘柄であるPLTを含めると合計17種類あります。
これは国内だともっとも多く、いろいろなアルトコインの売買をしたい人には使いやすいでしょう。
なかでもIOST・ENJ・OMGなどは国内だと扱っている取引所は少ないので、珍しいアルトコインのトレードをしたい人はコインチェックを候補に入れてみるといいですよ。
メリット③チャットでの情報収集ができる
チャットでの情報収集ができるのも、コインチェックの強みです。
チャットルーム内ではユーザー同士で会話ができ、仮想通貨に関するニュースの共有やチャート分析など、参考にできる情報が多くあります。
仮想通貨をはじめたばかりの人は、操作方法やトレードのコツなどを他の人から学ぶ機会があるのも利点です。
さらにコインチェックは、別の取引所でしか扱われていない銘柄のチャットルームもあります。
そもそも、チャットでの会話ができる取引所は他だとなかなかありません。
ただ仮想通貨の売買をするだけでなく、他のユーザーと会話をしながら楽しくトレードしたいなら、おすすめの取引所です。
メリット④独自のサービスを提供している
独自のサービスを提供しているのも、コインチェックの魅力です。
コインチェックではコインチェックでんきやコインチェックガスなど、他の取引所にはないサービスがあります。
電気代やガス代を払うだけでBTCがもらえたり、料金が割引になったりするのはうれしいですよね!
また、口コミでは紹介しきれませんでしたが、コインチェックには仮想通貨の積み立てサービスもあります。
毎月一定額の仮想通貨を自動で積み立てられる便利な仕組みなので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
デメリット①スプレッドがとにかく広い
コインチェック最大のデメリットは、やはりスプレッドが広いことでしょう。
Twitterでもスプレッドに関する悪い評判がとくに多く、そのせいでコインチェックを利用するのをやめたという人もいます。
短期だと売買するだけで損失になることもあるので、トレードする前にスプレッドがいくらかかるのかきちんと確認しておくよう注意が必要です。
ただし、スプレッドで損をしてしまう可能性があるのは、コインチェックに限ったことではありません。
相場に大きな値動きがあれば、他の取引所でもスプレッドの幅が広くなることは多々あり、損失が出ることもあります。
どうしてもスプレッドで損をしたくない人は、コインチェックの板取引を使って売買する、もしくは短期で売らずに年単位で長期保有するなどの対策を検討してみてください。
デメリット②レバレッジ取引に対応していない
レバレッジ取引ができないのも、コインチェックの欠点です。
国内にある多くの取引所では、現物取引とあわせてレバレッジ取引にも対応しています。
レバレッジは手元にある資産よりも大きい金額でトレードできるため、現物取引ではなくレバレッジ取引メインでトレードしたい人もいますよね。
そういった人は、コインチェックだと使いづらさを感じるでしょう。
しかし、逆に考えると現物取引しかできないコインチェックは、長期保有をメインにトレードする人には使いやすい取引所といえます。
スプレッドにさえ気を付ければ大きな損が出る可能性は低いので、必ずしもデメリットになるわけではありません。
また、レバレッジ取引だと損失が出たときのリスクは現物取引よりも大きくなり、さらにロスカットされると一度に多額の資産を失う可能性もあります。
そういったリスクを回避したいなら、現物取引のみに対応しているコインチェックを使うのも1つの手段です。
デメリット③ハッキング被害に遭ったことがある
コインチェックを使うなら、ハッキング被害に遭ったことがある点も覚えておくべき点でしょう。
やはり過去に一度でもハッキング被害に遭ってしまうと、セキュリティ面が不安になり、使わなくなるユーザーもいます。
事件があったのは2018年ですが、ネット上ではいまでにハッキングのことを懸念する声があるのも事実です。
とはいえ、事件が起きたあとコインチェックは以前よりもセキュリティを強化し、それ以降は資金や個人情報の流出は起きていません。
現在はユーザーも安心して利用できているので、過剰に心配する必要はないでしょう。
まとめ

コインチェックの口コミをネット上で見ると、良い評判としては「取扱い銘柄の数が多い」「チャートが見やすくアプリも使いやすい」という声が多くありました。
また「チャット機能が使える」「レンディングサービスがある」といった点を高く評価する人も。
一方で悪い評判としては「スプレッドの幅が広い」「板取引の画面が分かりづらい」という意見があります。
その他「レバレッジ取引ができない」「ハッキング事件があったから心配」という口コミもありました。
デメリットもいくつかあるコインチェックですが、チャート画面は非常に見やすく、アプリの使いやすさなどでも多くのユーザーから高い評価を得ています。
チャット機能を使えば仮想通貨の情報収集もでき、とくに初心者には使いやすい取引所です。
これから仮想通貨の投資を始める人や新しい取引所に登録しようと考えている人は、ぜひコインチェックを利用してみてはいかがでしょうか。
- スプレッドの広さやレバレッジができないのはデメリットだが、通貨の種類が多くて使い勝手が良いのがメリット。
- ハッキングに遭ったことでよりセキュリティが厳重になり、今では安心して使える。

コインチェックだけでなく全ての仮想通貨取引所には必ずメリットデメリットの両方があります。
それぞれの欠点をカバーするには、いくつかの取引所に登録して、使い分けるのも一つの方法ですよ。