最近、仮想通貨をより安全に管理するためにハードウェアウォレットを使う人が増えてきました。
そんなハードウェアウォレットのなかでも、スマホ連携ができて操作しやすいと人気を集めているのがSafePal S1(セーフパルエスワン)です。
しかし、仮想通貨のウォレットにそれほど詳しくない人からすると、具体的な使い方や口コミなど、気になる点も多いですよね。
そこで本記事では、SafePal S1の特徴や口コミ評判を紹介します。
- いろいろな機能が使えて面白い
- 基本性能だけでなく、アプリも使いやすいのがうれしい
- Binanceに何かあったときが少し心配
- 届くまでに時間がかかるのが残念
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記事の後半では、SafePal S1の購入方法や使い方も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
タップできる目次
SafePal S1とは
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項目 | SafePal S1の詳細情報 |
---|---|
商品名 | SafePal S1(セーフパルエスワン) |
対応通貨数 | 30種類以上 |
セキュリティ | デバイス認証システム・PINコードなど |
料金 | 59.99ドル(約6,700円) |
SafePal S1は大手取引所であるBinanceからの出資により開発された、仮想通貨の管理ができるハードウェアウォレットです。
基本性能として使えるのは、保有資産の確認・通貨の入出金・仮想通貨の売買など。
デバイス認証システムやPINコードシステムを導入しており、セキュリティ対策にも力を入れています。
SafePal S1のメリット
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それでは、SafePal S1にはどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
対応通貨の種類が多い
SafePal S1のメリットとしてまず挙げられるのは、対応通貨の多さです。
BTC・ETH・XRPといった30種類以上の仮想通貨をはじめ、トークンも合わせると10,000を超える通貨に対応しています。
他のハードウェアウォレットだと、10種類前後の通貨にしか対応していないことも少なくありません。
そういったハードウェアウォレットに比べると、さまざまな通貨の管理ができるのは利点といえるでしょう。
Binanceとの接続が簡単に行える
SafePal S1は、Binanceとの接続が容易にできるのもメリットの1つです。
通常、取引所で仮想通貨の売買を行うためには、アカウント登録やKYC(本人確認)を済ませたうえで口座開設が必要です。
しかし、SafePal S1があればBinanceの口座を開設していなくてもBinanceへ接続できます。
万が一Binance口座へのアクセスができなくなった場合も、SafePal S1を介すことでBinanceやバイナンススマートチェーンに接続可能です。
アプリやDApps(分散型アプリ)との接続も可能
アプリやDApps(分散型アプリ)との接続ができるのも、SafePal S1のメリット。
SafePal S1とは別に、インターネット上で資産を管理するSafePal Walletというスマホアプリがあります。
そのアプリとSafePal S1を連携すれば、デバイス本体だけでなくスマホでも操作ができるようになり、仮想通貨のトレードや取引所へのアクセスも簡単に行うことが可能です。
また、アプリを利用することでUniswapやSushiSwapといったDEX(分散型取引所)にもアクセスできます。
DEXの代表的な機能であるスワップの他、NFTマーケットプレイスへのアクセスなども可能。
さまざまな取引所やサービスを利用したい人には、うってつけのウォレットといえますね。
SafePal S1のデメリット
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便利な機能を多く備えたSafePal S1ですが、購入前に知っておくべきデメリットもあります。
パソコンでの操作はできない
実はSafePal S1は、パソコンでの操作はできません。
ハードウェアウォレットといえば、USBケーブルを使いパソコンと接続して使うのが一般的です。
しかし、SafePal S1の場合はデスクトップ版アプリがないため、大きな画面で操作をしたい人はやや使いづらく感じることもあります。
とはいえ、SafePal専用のスマホアプリと連携できることを考えると、利便性は他のハードウェアウォレットに劣っていません。
使い方次第ではより便利なハードウェアウォレットとして活躍するので、パソコンと接続できなくても問題ないかどうか検討したうえで購入するといいでしょう。
届くまでに時間がかかる
もう1つのデメリットは、注文してから届くまでに時間を要することです。
SafePal S1は基本的に海外の公式サイトで注文しなければならず、発送や配送にある程度の時間がかかります。
注文する時期や在庫状況にもよりますが、場合によっては届くまでに1か月以上かかることも。
注文したあとすぐには使えないことが多いので、そういった点も覚えておく必要があります。
SafePal S1の評判・口コミ
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続いて、SafePal S1を実際に使っている人からの口コミ評判を紹介します。
いろいろな機能が使えて便利
こちらは、SafePal S1はいろいろな機能が使えて便利という口コミです。
ハードウェアウォレットは他にもいくつかありますが、SafePal S1のようにアプリ経由でDeFiやNFT関連のサービスを利用できるウォレットはなかなかありません。
仮想通貨の管理や入出金といった基本性能に加えて、多くの便利機能が使える点を高く評価している人が多数見受けられました。
アプリを含めて使いやすい
SafePal S1は、アプリの機能を含めて使いやすいという声もあります。
やはりアプリと接続した際の利便性に魅力を感じ、SafePal S1を使っている人が多いようですね。
Binanceに何かあったときが心配
Binanceに何かあったときに、巻き込まれないか心配という意見もありました。
たしかにSafePal S1はBinanceとの関連サービスを強みにしているため、もしもBinance自体に問題が起きれば、何かしらの影響を受ける可能性はあります。
Binanceは海外取引所ということもあり、利用規制やサービス内容の変更がないかという点は注視しておく必要があるでしょう。
入荷待ちになった
注文したSafePal S1が入荷待ちの状態だったという声もありました。
ツイートをした人の友人は、注文してから出荷されるまでにおよそ2か月ほどの時間を要したとのこと。
人気のハードウェアウォレットなだけあり、やはり届くまでに時間がかかることもあるようです。
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デメリットもありますが、それでも大人気のハードウェアウォレットです。
購入を検討している人は、在庫があるうちに注文しておきましょう。
SafePal S1の購入方法
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ここからは、SafePal S1の購入方法を紹介します。
中古サイトなどには偽物が出回っている可能性もあるので、購入する際は必ず公式サイトを利用しましょう。
SafePal S1の公式サイトから注文ページを開くと、以下の画面が表示されます。
![](https://fintech-note.com/wp-content/uploads/2021/06/safepals1-summary-1.jpg)
すぐに注文画面へ移動したい場合は「ORDER NOW」を、ひとまずショッピングカートに入れておきたい場合は「ADD TO CART」をクリック。
SafePal S1を2つ以上購入すると送料が無料になることもあるので、詳細情報も確認してみてください。
ページを下にスクロールすると、パッケージセットやレザーケースなど他のアイテムも選択可能です。
商品が決まって「ORDER NOW」ボタンを押すと、以下のページに移動します。
![](https://fintech-note.com/wp-content/uploads/2021/06/safepals1-summary-2.png)
価格に問題がなければ注意事項にチェックマークを入れ、右下の「Check Out」をクリック。
次に以下のページで、メールアドレスや購入者情報を入力します。
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もしプロモーションコードなどがあれば、このときに右側の欄で入力可能です。
すべての情報を入力したら「Continue to shipping」をクリックします。
以下の画面が表示されるので、配送方法や料金の総額を確認しましょう。
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問題なければ「Continue to payment」のボタンを押してください。
購入者情報の下に支払い情報のページが表示されたら、支払い方法を選んで必要事項を入力します。
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支払い方法は、クレジットカード・PayPal・仮想通貨のいずれかを選択可能です。
次にページを少し下にずらして、料金の請求先住所を選択します。
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配送先と同じ住所を使うなら「Same as shipping address」を、違う住所を使うなら「Use a different billing address」にチェックマークを入れてください。
最後に「Pay now」ボタンをクリックしたら注文完了です。
なお、SafePal S1は2022年1月11日時点だとAmazonでも出品されています。
ただし、公式サイトで購入するよりも価格が高く、正規代理店であるという記載も確認できないため、不安な場合はやはり公式サイトで注文するのが無難です。
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以下のボタンより公式サイトへ飛ぶことができます。
大事な資産を守るためにも必ず正規品を購入しましょう。
SafePal S1の使い方
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ここからは、実際にSafePal S1を使う方法を解説します。
- STEP
SafePal Wallet本体の初期設定
まずは、SafePal S1本体の初期設定をします。
初期設定の前に、以下の3点を用意しておきましょう。
- SafePal S1本体
- SafePal Walletアプリのインストール
- パスワードやニーモニックフレーズを控えるためのメモ用紙など
事前準備ができたら、SafePal S1の電源を入れて言語を選びます。
画像では英語表示になっていますが、日本語表示にすることも可能です。
言語を選ぶとデバイス本体にQRコードが表示されるので、SafePal Walletアプリを開き、アプリ側でQRコードをスキャンしてください。
続いて、本体側に表示された6桁の数字をアプリのほうに入力します。
今度は、アプリで表示されたQRコードを本体側でスキャンしましょう。
セットアップ画面が表示されたら「Create New Wallet」を選択してください。
ウォレットの説明を確認して、問題なければ「OK. Create Now」のボタンを押します。
ニーモニックフレーズという画面が表示されたら、設定する単語数を選びましょう。
単語数を選択すると、その数に応じたフレーズが順番に表示されるので、すべての単語をメモに控えていきます。
メモしたニーモニックフレーズの順番を確認したら、次に6桁のPINコードを設定してください。
PINコードの設定ができたら、最後にウォレット名を決めます。
これでSafePal S1の初期設定は完了です。
- STEP
本体とアプリを連携する
SafePal S1本体の設定ができたら、SafePal Walletアプリとの連携を行います。
アプリ側の画面に表示されている「Add Wallet」や、ページ上部にある「+」のボタンを押して、ウォレットを追加するためのQRコードを表示させましょう。
表示されたQRコードを、本体側でスキャンします。
PINコードを入力すると今度は本体側にQRコードが表示されるので、それをアプリ側でスキャンしてください。
最後に仮想通貨のアドレスが本体とアプリで同じになっていることを確認したら、連携完了です。
あとはアプリや本体それぞれで、通貨の入出金や売買などが行えます。
SafePal S1に関するよくある質問
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ここまでSafePal S1の特徴や購入方法などを解説しましたが、他に気になる点がある人もいますよね。
そんな人のために、SafePal S1に関するよくある質問をQ&A形式でまとめました。
SafePal S1(ハードウェアウォレット)とSafePal Wallet(スマホアプリ)との違いは?
SafePal S1とSafePal Walletの主な違いは、使える機能です。
SafePal S1で利用できるのは通貨の管理や入出金などの基本機能のみで、BinanceやDEXをはじめとする他のサービス・アプリへの接続はできません。
一方、SafePal Walletでは他の取引所やDEX、NFTマーケットプレイスといったさまざまなサービスに接続できます。
SafePal S1のアップデート方法は?
SafePal S1をアップデートする際は、まず本体の設定画面でSNコードを確認します。
SNコードを確認できたら、パソコンでSafePalのアップデート用ページを開いてください。
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SNコードを入力して、最新のファームウェアをダウンロードします。
ファームウェアがダウンロードできたら、SafePal S1本体とパソコンをUSBケーブルで繋いで、本体を起動させましょう。
本体側で設定画面を開き、アップグレードボタンを押します。
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アップグレードが始まってパソコンがファームウェアを検知すると、以下のようにアップデートファイルが表示されるはずです。
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「Wallet」のファイルを選び、「upgrade.bin」と書かれているファイルをWalletファイルにドラッグ&コピーしてください。
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本体側でアップグレードボタンを再度押し、PINコードを入力するとアップデートが始まります。
数分待ってプロセス画面が閉じれば、アップデート完了です。
キャンペーンやプロモーションコードはありますか?
公式サイトでは現時点だと、SafePal S1本体を2つ以上購入すると送料が無料になるキャンペーンを行っています。
また、本体価格は通常よりもおよそ70%オフで購入可能です。
プロモーションコードについては、個人のサイトやイベントなどで配布されています。
ただし、なかにはプロモーションコードを配布すると謳った怪しいサイトもあるので、詐欺ではないことをしっかり確認したうえで利用するといいでしょう。
SafePalが発行する仮想通貨『SFP』を保有するメリットはありますか?
SFPを保有しておくと、ガバナンスへの参加やボーナスの獲得、エアドロップなどのメリットがあります。
また、保有しているSFPを各取引所でステーキングすれば、低リスクで利息を得ることも可能です。
ただ、保有している間にSFPの価格が変動する可能性もあります。
長期で保有するのか、それともどこかのタイミングで売却するのかなどは、自身での判断が必要です。
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SFPはBinanceにて購入可能です。
Binanceの口座をまだお持ちでない人は以下の記事を参考に登録してくださいね。
【まとめ】SafePal S1はこんな人にオススメ!
![](https://fintech-note.com/wp-content/uploads/2021/06/safepals1-summary-28.jpg)
ここで紹介した内容をまとめると、SafePal S1は以下のような人におすすめです。
- ハードウェアウォレットとスマホアプリを連携させて使いたい
- 他の取引所やDEXなど、いろいろなサービスでも活用したい
SafePal S1はDAppsに接続してさまざまなサービスを利用できるなど、他のハードウェアウォレットにはない魅力があります。
とくに、スマホアプリと連携させて他の取引所やDEXといったサービス上でも使いたい人にはおすすめです。
Binanceへのアクセスも簡単に行えるので、Binance関連の取引所や通貨を扱う機会が多い人も重宝するでしょう。
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他のハードウェアウォレットについても知りたいという人は以下の記事も参考にしてくださいね。