2022年2月、Bybitのローンチプールに登場して話題となったMOBLAND(SYNR)。
以前はSynCityという名称でしたが、映画の商標問題の解決などを理由に、現在のMOBLANDへと名前を変更したようです。
MOBLANDはマフィア系のメタバースゲームで、迫力のある銃アクションや独特の世界観で注目を集めています。
しかし、他のメタバースゲームに比べるとまだ知名度は低く、ゲームやトークンの詳細については知らない人も多いはず。
そこで本記事では、MOBLANDの概要やトークン情報、将来性などを解説します。
- MOBLANDはマフィアチームを編成してバトルを繰り広げるメタバースゲーム
- フィールド上に配置したキャラクターにカードで指示を出しながら戦うシステムを採用
- ゲーム内のアイテムやキャラクターはNFT化されており売買が可能
- コアなファン層の獲得やメタバース市場の拡大など、将来性も期待できる
MOBLANDに関するよくある質問にもお答えしているので、ぜひ参考にしてくださいね。
タップできる目次
MOBLAND(SYNR)とは?
まずは、MOBLANDの概要やトークンのチャート情報を紹介します。
基本情報・概要
項目 | MOBLANDの詳細情報 |
---|---|
トークン名 | MOBLAND |
シンボル | SYNR |
総供給量 | 10,000,000,000SYNR |
公式サイト | https://mob.land/ |
MOBLANDは、マフィアチームを作って領土を奪いながら、ビジネスを展開したり高みを目指したりするメタバースゲームです。
マフィア系ゲームと聞くと、エリア内を暴れ回るような内容をイメージする人もいるかもしれません。
しかし、実はMOBLANDはフィールド上に配置したキャラクターにカードで指示を出すシステムを採用している、RPG要素の強いゲームです。
プレイヤーは最大4人のマフィアでチームを編成でき、世界中にいる他プレイヤーやNPC(ノンプレイヤーキャラクター)とバトルができます。
銃撃戦のような迫力あるアクションを楽しめるのと同時に、頭脳を使ったカードゲームも醍醐味の1つです。
ゲーム内で登場するキャラクター・武器・土地などはNFT化されていて、売買もできます。
他のメタバースと同じく、ゲームをプレイしながら仮想通貨を稼ぐことも可能。
なお、公式サイトでは無料でプレイできるFree-to-playを謳っていますが、初回のアバター作成時にガス代などがかかるため、厳密にいうと完璧な無料ゲームではないようです。
プロジェクトに出資している投資家
公式サイトにはプロジェクトに出資している投資家として、以下のような企業や個人投資家が掲載されていました。
ブロックチェーンやNFTゲームの発展を目指す分散型自律組織のMerit Circleや、Twitch創業者のJustin Kan氏など、多数の企業や投資家がバックについているようです。
MOBLANDはまだ始まって間もないプロジェクトなので、開発が進めばゲームに出資する投資家が増える可能性もあるでしょう。
価格・チャート情報 ※2022年4月時点
MOBLANDは、SYNRという独自トークンを発行しています。
SYNRはERC20規格のガバナンストークンで、プロジェクトの投票イベントに参加する際に必要です。
その他、ゲームで登場するキャラクターのブーストや、ゲーム内トークンのsSYNを獲得するためのステーキング用通貨としても使えます。
こちらはSYNRのチャート表です。
SYNRが仮想通貨市場に流通したのは2022年1月で、上場後のおよそ2週間後に15円台を記録しました。
そのあと価格は少し下がり、2022年4月2時点では7円前後を推移しています。
仮想通貨銘柄としてはまだ新しく、それほど大きな値動きは見せていませんが、ゲームが人気を集めればSYNRの価格上昇も期待できるでしょう。
MOBLAND(SYNR)の将来性は?
次に、MOBLANDの将来性について解説します。
コアなファンから人気を集める可能性がある
MOBLANDは、マフィア系の珍しいゲームとしてコアなファンから人気を集める可能性があります。
一般的なメタバースゲームといえば、リアルな3Dグラフィックの仮想世界でアバターを操作しながら、他プレイヤーとの交流やNFTの取引などをするものが主流です。
しかし、MOBLANDの場合はマフィアチームを編成し、バトルをしながら領土を広げていくという独特な世界観を楽しめます。
メタバースプロジェクトはいろいろとありますが、これまでマフィアを扱ったゲームはほとんどありませんでした。
そのため、銃を使うバトルゲームが好きな人や、野心家の人からは注目を集めやすいゲームといえるでしょう。
まだゲームはリリース前なのでこれからの展開次第にはなりますが、上記のようなユーザーを獲得できれば、プロジェクトやSYNRトークンの将来性にも期待できそうですね。
メタバース市場の拡大による将来性にも期待
メタバース市場の拡大が、MOBLANDの将来性に影響を与える可能性もあります。
MOBLANDのようなメタバース関連のゲームやプロジェクトは、近年多くの人から注目されている分野です。
メタバース自体はかなり前からありましたが、2021年あたりから仮想通貨市場を中心に、一般社会でも注目を集めるようになりました。
いまでは駅の広告やテレビCMに登場するVtuber、バーチャルアイドルなども、メタバースのあり方の1つになりつつあります。
投資銀行ゴールドマン・サックスによると、世界におけるメタバース市場は将来的に8兆円規模になり得るとのこと。
メタバース市場自体がこのまま高い需要を保ち続ければ、メタバースゲームの1つであるMOBLANDのプロジェクトも成長する可能性が高いでしょう。
MOBLAND(SYNR)の課題・懸念事項は?
これからの成長が期待されているMOBLANDですが、メタバースとしての課題や懸念事項もあります。
多くのユーザーを獲得できるか
MOBLANDが正式にゲームをリリースしたあと、多くのユーザーを獲得できるかどうかは大きな課題となるでしょう。
将来性の項目でも解説したように、MOBLANDはメタバースとしては珍しいマフィアゲームなので、一定数のユーザーを獲得できる可能性は高いです。
一方、マフィアゲームに興味のない人や、銃を使うバトルゲームが好みでない人から人気を集めるのは難しいと考えられます。
とくにMyNeighborAliceのようなほのぼの系のメタバースゲームが好きな人が、MOBLANDのようなマフィアゲームをするかというと、やはり可能性は低めです。
また、今後MOBLANDと似た内容のゲームが登場する可能性もあります。
そういった競合が出てきたときに、MOBLANDがどれだけ他のゲームとの差別化を図り、厚いユーザー層を獲得できるかが課題です。
ユーザー数の多さは運営陣のマーケティング力やゲーム自体の面白さにも左右されるので、そういった点にも注目しておきたいですね。
大手取引所への上場
もう1つの課題は、SYNRトークンが大手取引所に上場できるかどうかです。
仮想通貨市場では、プロジェクトやトークンの人気を集めるには大手取引所への上場が欠かせません。
これは有名な取引所で扱われるようになると、流動性が上がるだけでなくプロジェクトの知名度自体も上がるためです。
なかでもBinanceやFTXといった世界トップクラスの取引所への上場は、仮想通貨において将来性を決める重要なポイントになります。
たとえば2021年に話題となったThe SandboxやDecentralandなどは、既に多数の大手取引所に上場済みです。
こういった人気銘柄は1日の取引高も高く、時価総額ランキングでも上位に位置しています。
一方、MOBLANDが上場している取引所はまだ数えるほどしかなく、時価総額ランキングも3,000位以下と、とても人気銘柄とはいえません。
今後MOBLANDが注目を集めるためには、有名な取引所への上場が必須といえます。
プロジェクトが順調に進めば、SYNRトークンを扱う取引所も増えてくると予測されるので、これからの展開に期待したいですね。
MOBLAND(SYNR)のトークンを購入できる取引所は?
SYNRトークンを購入できる代表的な取引所は以下の通りです。
なお、現時点だと日本でSYNRの売買ができる取引所はありません。
CoinMarketCapなどには、SYNRを扱っている取引所の一覧も掲載されているので、気になる人はチェックしてみるといいですよ。
MOBLAND(SYNR)のゲームの始め方・稼ぎ方
SYNRはまだ開発途中のため、詳しいゲームの始め方に関しては分かりません。
ロードマップでもあまり詳細は記載されておらず、ゲームの正式なリリース日時も現時点では不明ですが、2022年以降にV2版のゲームを公開する予定のようです。
今後ゲームの始め方やリリース日時も発表されるはずなので、新しい情報も定期的にチェックしておくといいでしょう。
なお、MOBLANDの稼ぎ方として以下のようなものがあります。
- デイリーイベントや定期イベントのクリア
- PvEやPvPでの勝利
- ゲーム内で使うNFTの売買
- SYNRをステーキングして利回りを得る
ゲームをプレイするだけでなく、アイテムや土地など各種NFTの売買で稼ぐことも可能です。
MOBLAND(SYNR)に関するよくある質問
ここからは、MOBLANDに関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
MOBLAND(SYNR)のトークンはDEXでも買えますか?
MOBLANDのトークンはDEXでも購入できます。
現時点でSYNRトークンを扱っているDEXとして確認できるのは、Uniswapです。
MOBLANDのプロジェクトに進展があったり、トークンの人気が高くなったりすれば、SYNRを購入可能なDEXも増える可能性が高いでしょう。
MOBLAND(SYNR)のステーキングやイールドファーミングができる取引所はありますか?
MOBLANDの公式サイトでは、SYNRのステーキングができます。
公式のトップページにステーキング用のダッシュボードがあり、メタマスクなどの外部ウォレットと接続すればステーキングが可能です。
その他、先述したUniswapでもSYNRのステーキングやファーミングが行えます。
MOBLAND(SYNR)の最新ニュースはどこで収集すればいい?
MOBLANDの最新ニュースは、公式TwitterやDiscordで収集するのがおすすめです。
Twitter・Discordでは、公式やコミュニティメンバーが有益な情報を発信しており、他ではなかなか見つけられないようなニュースなどもチェックできます。
また、MOBLANDのTelegramもあるので、情報収集をしたい人はそちらも確認してみるといいですよ。
MOBLANDのランド(土地)はいくら?
MOBLANDのランド機能はまだ開発途中のため、現時点だと具体的な販売価格は不明です。
開発が進めば土地の値段やランドセールなどの詳細も公表されるはずなので、情報の発信を待ちましょう。
MOBLANDのランド(土地)や他NFTの購入方法は?
MOBLANDのランドや他NFTは、各マーケットプレイスで購入可能です。
公式サイトやOpenSeaでは、キャラクター・アイテム・ブループリントといった一部のNFTが既に出品されています。
購入する際は仮想通貨が必要で、使用する通貨はETH・BNB・BUSDなどマーケットプレイスやNFTによってさまざまです。
詳しいNFTの購入方法や通貨については、各マーケットプレイスのページで確認してみてください。
MOBLANDは日本語に対応してますか?
MOBLANDは日本語に対応しておらず、基本的にはすべて英語で表示されています。
表記やルールなどで分からない点があれば、Google翻訳などを使うのがおすすめです。
それでも不明な場合は、当ブログのようにMOBLANDについて日本語で解説しているサイトを参考にしてみるといいでしょう。
MOBLANDはスマホアプリでも利用できますか?
MOBLANDは現時点だと、Google PlayやApp Storeでダウンロードできるスマホアプリはありません。
ただし、モバイル版のゲーム開発も視野に入れているようなので、スマホアプリがリリースされる可能性もゼロではないでしょう。
SynCityからMOBLANDに名前が変わった理由は?
SynCityからMOBLANDに名前が変わった主な理由は、映画の商標問題を解決するためです。
映画Sin Cityの原作や脚本はフランクミラーが担当しており、同じ名前だったメタバースプロジェクトのSin Cityに対して商標侵害を主張しました。
しかし、MOBLAND側はSin Cityの名称は米国で2,000以上使われており、フランクミラーを利用した宣伝もしていないと主張。
MOBLANDは商標問題に関する裁判は法定代理人に任せることにしましたが、この問題に時間やリソースをかけるよりも、プロジェクトの構築に時間をかけたかったようです。
そして気持ちを新たにプロジェクトの拡大に集中するため、名前をSin CityからMOBLANDへ変更したとのこと。
なお、ガバナンストークンであるSYNRの名前はそのまま使われており、コントラクトアドレスにも変更はないようです。
まとめ
MOBLANDは、マフィアチームを作ってバトルをするメタバースゲームです。
メタバース内で登場するアイテムや土地はNFT化されており、マーケットプレイスで売買できます。
これまでにはあまりなかったタイプのメタバースゲームなので、コアなファンを獲得できれば将来性も期待できるでしょう。
なお、MOBLANDの独自トークンであるSYNRはBybitやZB.COMなど一部の海外取引所で購入できます。
ゲームはまだ開発段階ですが、SYNRトークンは既に上場しているので、興味がある人はSYNRの取引も検討してみてください。
- MOBLANDはマフィアチームを作ってバトルをするメタバースゲーム
- ゲームはまだ開発段階で、具体的なリリース日も未定
- SYNRトークンはBybitやZB.COMといった一部の取引所で購入できる
- 公式サイトではSYNRのステーキングも可能
メタバース銘柄を購入するなら以下の海外取引所がおすすめです。
それぞれの取引所の特徴もお伝えしているので、ぜひあわせて読んでみてくださいね。