コピートレードができることや、日本人でも使いやすいことで徐々にユーザー数を増やしている、海外取引所のBitget(ビットゲット)。
銘柄数が豊富なのも魅力の取引所ですが、他の取引所やウォレットに仮想通貨を出金する際、どうすればいいのかわからない人もいますよね。
そこで本記事では、Bitgetの出金に関する基本ルールと、実際の出金方法をパターン別に紹介します。
出金履歴の確認方法や、出金が反映されないときの原因と対処法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
- Bitgetで対応している通貨はほぼすべての銘柄を出金できる
- 出金は24時間いつでも可能
- 銘柄・チェーンタイプによって最低出金額や出金手数料に差がある
- 日本円での出金は基本的にできない
まずはBitgetへの登録が必要です。
まだお済みでない人は、先に登録しておきましょう。
タップできる目次
Bitgetの出金に関する基本ルール
まずは、Bitgetの出金に関するルールを解説します。
Bitgetは対応しているほぼすべての仮想通貨を出金可能
Bitgetは、同取引所で対応している仮想通貨であれば、ほぼすべての銘柄を出金可能です。
ただし、一時的に出金を停止していたり、一部の銘柄は出金できなかったりすることもあります。
出金できる通貨は実際の出金画面に表示されるので、気になる人は確認してみるといいでしょう。
出金は24時間いつでもできる
Bitgetでは、24時間いつでも出金ができます。
他の取引所では1日3回といったように出金時間が決められていることがありますが、Bitgetではそういったことはありません。
銘柄・チェーンタイプごとに最低出金額や出金手数料は異なる
Bitgetは銘柄・チェーンタイプによって、最低出金額や出金手数料が異なります。
最低出金額は出金画面で銘柄のチェーンタイプを選ぶと、以下のように赤枠部分に表示されるので、確認してみてください。
出金手数料は出金画面、もしくはBitgetの公式サイトでもチェックできます。
同じ銘柄でも、チェーンタイプが違うと最低出金額や手数料にかなりの差があることも多いので、通貨を出金する際はどのチェーンで送るかも考慮するといいでしょう。
日本円での出金は不可
Bitgetは、日本円での直接出金には対応していません。
そのため、基本的に日本円で出金したいときは、以下の手順を踏む必要があります。
- Bitgetから国内取引所に仮想通貨を送金
- 国内取引所に送った仮想通貨を日本円に交換
- 交換した日本円を銀行振込で出金
単純に保有している資産を出金したい場合は、Bitgetから他の取引所や外部ウォレットに送金すればOKです。
KYCレベルによって出金制限の金額に差がある
BitgetはKYCが完了しているかそうでないかによって、出金制限の金額に差があります。
KYCと出金制限の詳細はこちらです。
KYCが完了していないユーザー | KYCが完了しているユーザー |
---|---|
1日の出金限度額:50,000USD | 1日の出金限度額:3,000,000USD |
毎月の出金限度額:100,000USD | 毎月の出金限度額:なし |
KYCを完了していなくても、日本円で1日に640万円相当額(2023年1月24日時点のレート)の出金は可能です。
それ以上の額を出金したい人や、毎月の出金限度額をなくしたい人は、KYCを済ませる必要があります。
Bitgetから国内取引所(GMOコイン)に出金する方法
それでは、実際にBitgetから出金する方法を紹介します。
まずは国内取引所に仮想通貨を送金するやり方を見てみましょう。
今回は例として、国内でも大手取引所の1つであるGMOコインに送金する方法を解説します。
GMOコインの入金アドレスをコピー
GMOコインにログインしたら、左側の「入出金」メニューにある「暗号資産」のボタンをクリックしてください。
そうすると上画像のように入金可能な銘柄一覧が表示されるので、自分が入金したい通貨を選びましょう。
今回は送金スピードの速い、XRPを入金する流れで進みます。
XRPの項目をクリックして以下の画面になったら、画面上部の項目が「預入」になっていることを確認して「宛先タグ、アドレスを表示する」のボタンを押してください。
XRPの入金用タグとアドレスが表示されるので、それぞれコピーします。
なお、XRPのように一部の銘柄は、資金の入出金時にアドレスだけでなくタグの入力も必要なため、忘れずにコピーしましょう。
GMOコインの送金先アドレスをBitgetで登録
次にBitgetにログインして、右上の「資産」メニューから「出金」を選び、以下の画面を開きます。
通貨の種類とチェーンタイプをXRPに設定したら「出金アドレスを入力」という欄をクリックして、表示された「出金先アドレス記入の追加」というボタンを押しましょう。
以下のような画面になるので、先ほどGMOコインでコピーした預入用アドレスを「出金アドレス」の欄に、宛先タグを「タグ」の欄にそれぞれ入力します。
注意事項の欄には「GMOコイン」と入力しましょう。
入力内容を確認して、問題なければ下にある「確認」ボタンをクリック。
2段階認証を設定している場合は、認証コードも入力して再度「確認」を押します。
これで送金先アドレスの登録は完了です。
Bitgetで出金申請をする
Bitgetの出金画面に戻り、先ほど登録したGMOコインの送金先アドレスを選択します。
そうすると以下のように、登録済みのアドレスとタグが自動で入力されるはずです。
あとは出金したいXRPの数量を入力して「送信する」をクリック。
これで出金申請は終わりです。
GMOコイン側でXRPの着金が確認できれば、出金完了となります。
Bitgetから海外取引所(Bybit)に出金する方法
次に、Bitgetから海外取引所に出金する方法を紹介します。
ここでは参考までに、日本人ユーザーの多いBybitに出金するやり方を見ていきましょう。
Bybitで入金アドレスをコピー
まずBybitにログインし、画面右上の「資産」メニューにある「入金」を押して、以下の画面を開きます。
次に、左側の項目で入金したい通貨を選びましょう。
GMOコインに出金するやり方と同じく、今回はXRPを入金する流れを解説するので、通貨もチェーンタイプもXRPに設定してください。
設定できたら、右側にある「確認できました」のボタンを押して、入金用のアドレスを表示します。
入金用アドレスをコピーしますが、ここでもアドレスとあわせてタグのコピーも忘れないよう注意が必要です。
Bybitの送金先アドレスをBitgetで登録
入金アドレスがコピーできたら、今度はBitgetでBybitの送金先アドレスを登録します。
登録方法はGMOコインに出金した流れと同じなので、まず「出金」画面からアドレス追加のページを開いて、以下のようにXRPの送金先アドレスとタグを入力すればOKです。
Bitgetで出金申請をする
アドレスの追加ができたら、作成したアドレスを選択します。
そうするとGMOコインのときと同様に、BybitのXRPの送金先アドレスとタグが自動で追加されるはずです。
あとは出金したいXRPの数量を入力して「送信する」をクリック。
これでBybitへの出金申請は終了です。
Bybit側で着金が確認できたら、無事に出金が完了しています。
Bitgetで出金履歴を確認する方法
Bitgetで出金履歴を確認する方法も紹介しておきます。
まずBitgetにログインして、右上にある「資産」メニューの「財務履歴」というボタンをクリックしてください。
以下の画面になったら、左側の項目が「現物記録」になるよう設定します。
そうすると上の画像のように、過去の出金履歴が「普通出金」として表示されているはずです。
もし出金履歴が表示されない場合は、まだ処理が完了していない可能性があるので、送金先の取引所で着金が確認できてから再度チェックしてみるといいでしょう。
Bitgetで出金が反映されないときの原因と対処法
Bitgetから仮想通貨を他の取引所やウォレットに送る際、まれに出金が反映されないことがあります。
万が一出金できなかったときに備えて、出金が反映されない主な原因と対処法も見ておきましょう。
出金時にチェーンを選んでいない
出金時にチェーンタイプを選んでいないと、アドレスやタグを正確に入力していたとしても、出金はできません。
出金時はどの通貨もチェーンを選ばなければならないので、出金画面で必ずチェーンタイプを選択しましょう。
なお、チェーンタイプの選択肢が多い通貨もあります。
その場合は、手数料や処理スピードの速さ、出金先ウォレットのチェーンタイプなどを踏まえたうえで、適したチェーンを選んでください。
出金先アドレスを間違えている
Bitgetから通貨を出金するときに、送付先のアドレスやタグが間違っていると、正常に処理されません。
この場合、まずはBitget側で入力したアドレスやタグに間違いがないか確認してみてください。
とくにミスがないのであれば、単に処理が遅れているだけのケースがほとんどなので、しばらく待っていれば問題なく出金が完了するでしょう。
万が一アドレスやタグを間違えて出金していた場合、取引履歴に関する情報を集めて、Bitgetのサポートセンターに問い合わせてみてください。
Bitgetが何らかの対応をして、資産が戻ってくる可能性があります。
ただ、存在しないウォレットのアドレスに出金してしまった場合、送った通貨自体が消滅してしまうことも。
そうなると資金が戻ってくる可能性は極めて低くなるので、どうしても無理なときは諦めるしかありません。
最低出金額より少ない資金を出金しようとしている
最低出金額より少ない資金で出金しようとして、出金処理が進まないこともあります。
上記ケースの場合は、最低出金額を上回る数量を入力して送信ボタンを押せばOKです。
Bitgetで出金をする際の注意点
最後に、Bitgetで出金をする際の注意点を4つ紹介します。
一部の銘柄ではアドレスだけでなくタグの入力も必要
1つめの注意点は、一部の銘柄を出金する際はアドレスだけでなくタグの入力も必要な点です。
たとえばXRPやEOSといった通貨は、アドレスとは別にタグがないと出金できません。
タグを入力せずに出金すると、送金先のウォレットにきちんと届かず、資金を失ってしまうことがあります。
そのため、タグの入力が必須の通貨は、出金時にアドレスとあわせてタグの入力もできているか必ず確認してください。
パスワード変更や新しい端末からのログインをすると出金制限がかかる
パスワードの変更や、新しい端末からのログインをすると、一時的に出金制限がかかるのも注意点の1つです。
実はBitgetでは、パスワードの変更後は24時間、新しい端末からのログイン後は1時間程度、出金ができません。
上記のようなことをする際は、すぐに出金ができないことも覚えておく必要があります。
出金処理に時間を要することがある
3つめの注意しておきたいポイントは、出金処理に時間を要するケースがあること。
これはBitgetに限ったことではありませんが、通貨のネットワークが混雑していたり、送金詰まりが起きたりすると、普段よりも出金処理に時間がかかります。
通常なら10分程度の処理で済む通貨でも、場合によっては1時間やそれ以上の時間がかかることも珍しくありません。
もともと出金処理があまり速くない銘柄もあるので、出金した通貨がいつもすぐに届くわけではないことも念頭に置いておきましょう。
契約口座から現物口座に振替出金をするとボーナスがなくなる
もう1つ気をつけてほしいのが、契約口座から現物口座に振替出金をすると、ボーナスが消失する点です。
Bitgetではキャンペーンへの参加やタスクの完了などで、特別ボーナスをもらえることがあります。
しかし、現物ではなく先物取引用のボーナスをもらった場合、そのボーナスは基本的に契約口座でしか使えません。
そしてボーナスの種類やキャンペーンによっては、獲得した報酬を含む資金を契約口座から現物口座に振替出金すると、まだ使っていないボーナスも無効になることがあります。
そうとは知らずにボーナスごと振替出金をして、せっかくの報酬をなくしてしまった人もいるようです。
キャンペーンの内容やボーナスの使い方は常に変わるので、損をしないようにボーナスの詳細は必ず確認しておくといいですよ。
まとめ
Bitgetは対応しているほぼすべての通貨が出金でき、出金時間の制限もありません。
ただし、日本円での直接的な出金はできないことや、銘柄・チェーンタイプによって最低出金額や出金手数料が異なる点は覚えておきましょう。
今回はBitgetからGMOコイン、もしくはBitgetからBybitに出金する方法を紹介しましたが、他の取引所に出金するときも基本的なやり方は同じです。
本記事で解説している出金時の注意点も参考にしつつ、間違いのないよう出金手続きをしてくださいね。
- 出金履歴は資産メニューの「財務履歴」で確認できる
- 一部の銘柄では出金時にアドレスとあわせてタグの入力も必要
- パスワード変更後や新しい端末でのログイン後は一時的に出金制限がかかる
- 契約口座から現物口座に振替出金をするとボーナスがなくなることがある
Bitgetの登録方法は以下の記事で詳しく解説しています。