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【DEX】Katana(Ronin DEX)とは?特徴や使い方を徹底解説!

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2020~2021年にかけて、Axie Infinityというブロックチェーンゲームが人気を集めたことをご存知でしょうか。

ゲームを進めるとSLPやAXSなどの独自トークンを獲得でき、2021年11月時点でも多くのユーザーがプレイしています。

そんなAxie Infinityの独自DEX(分散型取引所)として開発されたのがKatanaです。

しかし、DEXにあまり詳しくない人からすると仕組みが複雑で、具体的にどのような機能を使えるのか把握しづらいですよね。

そこで本記事では、Katanaの特徴や使える機能の一覧を紹介します。

Katanaの機能一覧まとめ
  • Swap:Roninネットワークで通貨同士を交換する
  • Pool:通貨ペアを預け入れることでLPトークンを獲得できる
  • Farm:LPトークンを預け入れると独自トークンのRONがもらえる
  • Analytics:各通貨ペアの取引ボリュームや流動性などのデータを確認できる
  • Staking:AXSをステーキングするとAXSが増える

Axie Infinityをプレイしている人や、新しいDEXに興味がある人はぜひ参考にしてください。

Katana(Ronin DEX)の概要

まずは、Katanaがどんな取引所なのかを紹介します。

Axie Infinityの独自DEX

Katanaは、DEXと呼ばれる分散型取引所です。

分散型取引所とは、中央に管理者がいない取引所のことで、ユーザー同士で流動性の提供や資金の管理を行っています。

従来の中央集権型取引所とは違って利用する際に本人確認などが必要なく、知名度の低い草コインも豊富にあるのが特徴。

他のDEXだと、UniswapPancakeSwapなどが有名ですね。

そしてKatanaは2021年11月4日に発表された、Axie InfinityというブロックチェーンゲームのDEXです。

DEXはそれぞれでイーサリアムブロックチェーンなどを基盤にしてつくられますが、Katanaの場合はRoninというサイドチェーンを採用しています。

Axie Infinityのゲーム内ではSLPやAXSなどのトークンを獲得できるのですが、以前まではイーサリアムネットワークに移動してトークンを交換する必要があり、その分の手数料がかかっていました。

しかし、Roninネットワーク上にDEXを開発したことによって他のネットワークを介す必要がなくなり、その場でトレードできるようになっています。

ユーザーが低コストで使えることを目的としている

Axie InfinityはKatanaを開発した目的として、以下の3点を挙げています。

  • Axie Infinityのようなブロックチェーンゲームの取引コストを少なくし、ユーザーが気軽に使えるようにすること
  • ゲームトークンの取引ができる取引所を設立し、他の取引所への依存度を減らすこと
  • エコシステム内でトークンの流動性を高めて、簡単にゲームトークンの取引をできるようにすること

Katanaができたことによって、ユーザーはSLPやAXSなどゲームで獲得したトークンのトレードが簡単にできるようになりました。

なお、2021年11月23日時点だと以下5種類のトークンの取引が可能です。

  • WETH
  • SLP
  • AXS
  • USDC
  • RON

独自トークンRONの獲得も可能

Katanaでは、RONという独自トークンを発行しています。

これはUniswapのUNIやPancakeSwapのCAKEなどと同じく、DEX独自のトークンです。

ユーザーはKatana内で特定の通貨をステーキングすることにより、RONを獲得できます。

また、今後Roninのガス代(トレードする際の手数料)となるRON/WRONも入手可能です。

RONは将来開発されるRoninチェーンのゲームや、その他の製品の安全性を確保するためにも使われるとのこと。

Katana(Ronin DEX)の使い方を機能別に解説

それではここから、Katanaで利用できる機能一覧を紹介します。

Swap

Swapは、Roninネットワークで通貨同士を交換する機能です。

従来の取引所で行うトレードと同じような機能ですね。

Swapをする際はまず、Katanaのトップページ上部にある「Swap」のボタンをクリックします。

上記の画面になったら、交換したい通貨を選択しましょう。

交換できる通貨は5種類あり、たとえばSLPをAXSに交換する場合は、以下のようにそれぞれの通貨を選びます。

通貨を選んだら、交換したい通貨の数量を入力してください。

SwapするにはRoninウォレットと接続しておく必要があるので、接続がまだの場合は「ConnectWallet」ボタンを押して連携させておきましょう。

接続できたらSwapをクリックして、右側に出てくるSwapの詳細情報を確認します。

問題がなければ「Confirm Swap」を押して、Swap完了です。

2021年11月23日時点だと、Roninのユーザーは1日あたり100回までなら手数料なしで取引ができます。

ただし、今後はRONを手数料として使用するシステムに移行する方針を出しているので、サービス内容に変更がないか定期的にチェックしておくといいですよ。

Pool

Poolでは指定のトークンペアを1:1でDEX内に預けることで、一部の手数料やLPトークンを獲得できます。

LPトークンとは、Katanaで流動性提供者になったことを証明するためのトークンのようなものです。

このLPトークンをさらに預け入れることで、後述するファーミングという機能を使えます。

まずはトップページにある「Pool」を開いて「Add liquidity」のボタンを押してください。

そうすると以下のように通貨ペアを選択する画面に移るので、自分が預け入れたい通貨を選択しましょう。

たとえば上記の画面だと、WETHとAXSのペアを選んでいます。

通貨ペアを選択したら、ドル建てで1:1になるように数量を入力して「Supply」をクリックしてください。

次に「Confirm Supply」ボタンを押して、Roninウォレットを起動させます。

通貨の種類や数量に問題がなければ「Confirm」ボタンをクリック。

トランザクションが終了すれば、流動性の提供は完了です。

この時点でLPトークンの獲得作業も終わっているので、次のファーミングへと移りましょう。

Farm

Farmは、いわゆるファーミングと呼ばれるサービスです。

流動性を提供して獲得したLPトークンをステーキングすることにより、独自トークンのRONがもらえるというもの。

FarmではLPトークンを預け入れるStakeと、預け入れたLPトークンを解除するUnstakeの2つの作業があるので、それぞれ具体的なやり方を解説します。

Stake

ファーミングでLPトークンを預け入れたい場合は、まずトップページのFarmをクリック。

すると以下のページに移るので、自分が預けている通貨ペアのタブを開きましょう。

タブを開くと所有しているLPトークンが表示されますが、はじめてLPトークンを預ける場合は承認作業が必要です。

以下のような画面が表示されたら「Approve」をクリック。

Roninウォレットが起動したら「Confirm」を押して、トランザクションを完了させましょう。

これでRoninウォレットに接続できたので、次は実際にLPトークンを預け入れます。

再度通貨ペアのタブをクリックして「Stake」のボタンをクリックしてください。

以下の画面が表示されたら、預け入れるトークンの数量を入力します。

トークンの数量に間違いがないか確認して、下にある「Stake」をクリック。

Roninウォレットが起動したあとに「Confirm」ボタンを押し、トランザクションが終わったらファーミング完了です。

あとは預け入れたLPトーンの数量に応じて、自動的にRONを獲得できます。

Unstake

続いて、預け入れたLPトークンを解除する方法を紹介します。

先ほどと同じくFarmのページを開き、自分が預け入れた通貨ペアのタブを開いてください。

次に、Stakeボタンの下にある「Unstake」をクリックします。

解除したいLPトークンの数量を入力して「Unstake」を押し、Roninウォレットが起動したら「Confirm」ボタンを押しましょう。

トランザクションが終わったら、ファーミングの解除は完了です。

基本的な流れはStakeと同じなので、その逆の作業を行えば簡単にできますよ。

ちなみに、解除したLPトークンを元の通貨ペアに戻したい場合は、Pool画面でRemoveという作業を行う必要があります。

Pool画面に移動したら、希望する通貨ペアのプールを選んで「Remove」をクリック。

以下のようにLPトークンの数量などが表示されるので、問題なければ「Remove」を押しましょう。

「Confirm」ボタンを押してRoninウォレットが起動したら、最後にもう一度内容を確認して「Confirm」をクリックします。

トランザクションが完了したら、対応する通貨ペアがウォレットに入ってきます。

Analytics

Analyticsは、Katanaで取引されている通貨の流動性や価格データなどを確認できるページです。

Overview

Overviewは、流動性プールの取引高や手数料など、データの一覧を確認できます。

その他、Katana内で人気のトークンや通貨ペアなどもチェック可能です。

Tokens

Tokensは、各トークンの取引高や価格などを確認できるページです。

トークン一覧の上にある「NAME」や「SYMBOL」などのボタンを押すと、通貨の並び順を変えることもできます。

Pairs

Tokensは各トークンのデータでしたが、Pairsでは通貨ペアの取引高や手数料などを確認できます。

流動性を提供する際に通貨ペアを預けている場合は、このページで詳細を確認するといいでしょう。

Accounts

Accountsでは、自分が提供している流動性のポジション・稼いだ手数料・トランザクション履歴などを閲覧できます。

画面上の空欄にRoninウォレットアドレスを貼り付けて「Load Account Details」をクリックすると、以下のような詳細を確認可能です。

Staking

Stakingは、特定の通貨をKatanaに預け入れることで報酬をもらえるサービスです。

他の機能とは違い、ステーキングのみ別ページで稼働しているため、URLを間違わないよう注意しましょう。

2021年11月23日時点だと、AXSをステーキングすることでAXSを稼げます。

ステーキングを利用する場合は、まずトップページを開いて「Stake」ボタンをクリックしてください。

次に、預け入れたいAXSの数量を入力します。

保有しているAXSをすべてステーキングしたいときは「Max」のボタンを押すと、簡単に入力可能です。

数量を決めたら「Stake」ボタンをクリック。

Roninウォレットが起動したら「confirm」を押して、トランザクションが終わったらステーキング完了です。

AXSを預けている間は、自動で報酬が溜まっていきます。

ステーキングを解除したい場合は、以下のページを開いて「Unstake」を押し、ステーキングしたときと逆の手順を行えばOKです。

ちなみに、トップページの右にある「APR」という項目を見ると年利を確認できます。

年利はトークンの需要や取引高などによって変動するため、定期的にチェックしておくといいでしょう。

Roninで使えるAXSやSLPを購入するなら大手取引所のバイナンスがおすすめです。
登録は以下のボタンより3分ほどで完了します。

まとめ

Katanaは、Axie Infinityというブロックチェーンゲームの独自DEXです。

他のDEXとは違ってRoninというネットワークを基盤にしており、主にSLPやAXSなどゲーム内通貨のトレードができます。

その他、流動性を提供することで報酬がもらえるファーミングや、AXSを稼げるステーキングなども可能です。

2021年11月23日時点だと、1日100回までの取引ならガス代もかかりません。

取引できる通貨は限られていますが、Axie Infinityをプレイしている人はぜひ利用してみるといいでしょう。

Katanaの特徴まとめ
  • Axie Infinityの独自DEX
  • Roninというネットワークを基盤にしており、イーサリアムネットワークよりも低コストで取引できる
  • ゲームで稼いだSLPやAXSを交換できる
  • ファーミングで独自通貨のRONを稼いだり、ステーキングでAXSを獲得したりなどが可能

SLPやAXSを購入するために、まずはバイナンスの登録を行いましょう。
詳しい口座開設方法は以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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