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【DEX】MDEX(エムデックス)とは?特徴や使い方を徹底解説!

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2020~2021年にかけて、DEXと呼ばれる分散型の取引所が流行しました。

なかでもMDEXは、異なるチェーンに切り替えができる便利なシステムや、独自の報酬制度を導入しているDEXとして人気を集めています。

しかし、DEXはもともと仕組みが複雑で、MDEXの場合はさらにマルチチェーンやデュアルマイニングなど専門的な用語も出てきます。

そのため、とくに仮想通貨の初心者は具体的な使い方や機能が分からないという人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、MDEXの特徴や機能を徹底解説します。

MDEXの機能一覧
  • Swap:仮想通貨同士を交換する機能
  • Pool:流動性マイニングを行い、LPトークンを獲得するためのページ
  • Liquidity:LPトークンを預け入れると、報酬として独自トークンのMDXがもらえる
  • Trading:各通貨ペアのトレード報酬や取引ボリュームなど詳細データを確認するページ
  • Boardroom:MDXをステーキングすると、報酬として特定のトークンが獲得できる
  • Bridge:異なるチェーンのトークン同士を交換する機能
  • Charts:MDEXの取引ボリュームや各通貨のチャートなどを確認できる
  • DAO:MDEXの投票イベントや、運営に関わる提案などを見られるページ

機能については、画像も使いながら分かりやすく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

MDEX(エムデックス)の概要

まずは、MDEXの概要や特徴について紹介します。

HECOとBSC上で構築されたDEX

MDEXは、DEXの1つです。

DEXは日本語だと分散型取引所と呼ばれ、中央に管理者がいない取引所のことをいいます。

従来の中央集権型取引所とは異なり、ユーザー同士で流動性の提供を行い、取引が成立しているのが特徴です。

DEXはそれぞれブロックチェーンを基盤にして構築されているのですが、MDEXはHuobiの独自チェーンであるHECOを基盤にしてつくられました。

2021年4月には、バイナンス独自チェーンのBSC上でもサービス開始しています。

上記のように、MDEXはいわゆるマルチチェーンに対応したDEXなので、異なるチェーンのトークンを取引する際に、他のDEXに切り替える必要がないのがメリットです。

また、HECOやBSCはイーサリアムブロックチェーンに比べるとガス代(手数料)が安いため、ユーザーは大幅にガス代を抑えられるという利点も。

このようにMDEXでは他のDEXにはないサービスを提供していることから、取引高も順調に伸ばしています。

デュアルマイニングができる

デュアルマイニングができるのも、MDEXの特徴です。

デュアルマイニングとは、流動性マイニングと取引マイニングの両方で報酬を獲得できる制度のこと。

簡単にいうと2通りの方法で報酬を稼げるサービスです。

では流動性マイニングと取引マイニングとはなんなのか、それぞれ解説します。

流動性マイニング

流動性マイニングとは、DEX内に流動性を提供することで、その対価として報酬を受け取れるサービスのこと。

DEXには管理者が存在しないため、取引するための通貨を準備できるよう、誰かが流動性を提供しなければなりません。

この流動性を提供するためにトークンを保管しておく場所のことを、プールといいます。

流動性の提供者がプールに特定の通貨ペアを預け入れると、そこで行われた取引から手数料の一部をもらえるという仕組みです。

具体的には、MDEXのプールに通貨ペアを預け入れると、流動性を提供した証としてLPトークンというものを獲得できます。

そして獲得したLPトークンをさらに預けることで、報酬を得ることが可能です。

最初の通貨ペアを預け入れる作業だけでなく、LPトークンを預けるまでを含めて流動性マイニングなので覚えておきましょう。

流動性マイニングの利率は、市場の需要や取引ボリュームなどによって変動しますが、場合によっては年利100%以上のものもあります。

もちろん価格変動リスクもありますが、効率的に利益を得たいなら、できるだけ年利の高い通貨ペアで流動性マイニングを行うのも1つの方法です。

取引マイニング

取引マイニングとは、DEX内で仮想通貨の取引をする度に報酬が得られるシステムのことです。

MDEXの場合、スワップなどの取引を行うとその報酬として、後述するMDXという独自トークンがもらえます。

流動性マイニングは多くのDEXで行えますが、取引マイニングを導入しているDEXは少ないので、MDEXが人気を集めている理由の1つといえるでしょう。

先ほど紹介した流動性マイニングと取引マイニングの両方をうまく活用すれば、より効率的に利益を得ることも可能です。

独自トークンのMDXを発行している

MDEXは、独自トークンのMDXを発行しています。

UniswapのUNIや、PancakeSwapのCAKEなどと同じく、DEX独自のトークンですね。

MDEX内で流動性マイニングや取引マイニングを行うと、このMDXを獲得可能です。

さらに、MDXにはガバナンストークンとしての役割もあります。

ガバナンストークンとは、DEX内の取引手数料や運営方針などを決めるための投票権を得られるトークンのこと。

つまり、MDXを保有しているユーザーは、MDEXの運営や取り決めに関する投票に参加できます。

また、MDXは通貨の流通枚数を減らすバーン(焼却)という仕組みを採用しており、半年ごとにトークンの流通枚数を半分に減らしていくとのこと。

トークンの流通枚数が減ると希少価値が高まるので、通貨としての価格上昇も期待できるでしょう。

MDXは大手取引所のバイナンスでも購入可能です。
UNIやCAKEのトレードもできるので、口座をお持ちでない人はこの機会に登録しておくと良いですよ。

MDEX(エムデックス)の使い方を機能別に解説

それではここから、MDEXの機能一覧を順番に紹介していきます。

Swap

Swapは、通貨同士の交換ができる機能です。

自分の持っている通貨を別の通貨に変えたいときに使います。

なお、MDEXは前提としてチェーンの切り替えが可能です。

ページの左上でチェーンの切り替えができるため、必要に応じて設定してみてください。

それではスワップのやり方に移りますが、まずはトップページの上部から「Swap」をクリック。

そうすると以下のページが開くので、上の欄で交換元の通貨を、下の欄で交換先の通貨を選んでください。

たとえばETHをBUSDに交換したいときは、以下のような画面になります。

スワップ機能をはじめて使うときは、「Connect Wallet」というボタンを押してウォレットの接続も必要です。

次に交換する通貨の数量を入力しましょう。

通貨の数量を決めたら、画面下部に表示される項目でトレード報酬なども確認できます。

内容を確認し、問題なければ「Confrim Swap」をクリック。

自動でメタマスクが立ち上がるのでガス代を確認し、最後に確認ボタンを押せばスワップ完了です。

Pool

Poolは、流動性マイニングを行うためのページです。

ここで通貨ペアを預けて流動性を提供することにより、報酬としてLPトークンが獲得できます。

流動性マイニングができる通貨ペアは決められているので、まずトップページから「Liquidity」というページを開いて、どの通貨ペアを預け入れるか決めておきましょう。

預け入れる通貨ペアが決まったら、トップページの「Pool」をクリックして以下のページを表示してください。

次に「Add Liquidity」のボタンを押して、実際に預け入れる通貨ペアを選びましょう。

今回はMDXとWHTの通貨ペアを預け入れると仮定して進めます。

通貨ペアを選択すると、以下のような画面が表示されているはずです。

次に数量を入力しますが、流動性マイニングで預け入れる通貨は1:1の割合にしなければなりません。

そのため、どちらか一方の数量を入力すると、もう一方の数量は自動で入力されます。

数量が入力できたら、画面下部にある「Approve 〇〇」のボタンをクリック。

メタマスクが起動するので、確認ボタンを押しましょう。

最後に「Supply」のボタンを押したら流動性の提供は完了し、LPトークンが獲得できます。

もう一度Poolの画面に戻って「Your Liquidity」という項目を見ると、流動性が完了した通貨ペアの詳細も確認可能です。

Liquidity

Liquidityでは、先ほど獲得したLPトークンを預け入れると、その報酬としてMDXがもらえます。

LPトークンを預けるためには、トップページの「Liquidity」をクリック。

そうすると以下の画面が表示されるので、このなかから自分が流動性を提供した通貨ペアを探しましょう。

通貨ペアを見つけたら、右側にある「Stake」のボタンをクリック。

以下の画面が表示されたら「Approve」を押します。

預け入れるLPトークンの数量を設定し、「Confirm」ボタンを押せば完了です。

流動性マイニングの報酬は、同じ画面の「MDX Income」という項目に溜まっていくので、タイミングを見ながら定期的に収穫するといいでしょう。

Trading

Tradingは、各通貨ペアのトレード報酬や取引ボリューム、自分が獲得した報酬の詳細などが確認できるページです。

特定の通貨ペアにカーソルを合わせてクリックすると、その通貨ペアのスワップページに移動することもできます。

トレード報酬がいくらなのか確認したいときや、すぐに特定の通貨ペアのスワップページを開きたいときなどに活用するといいでしょう。

Boardroom

Boardroomは、MDXのステーキングができる機能です。

流動性マイニングでは通貨ペアを預けることで報酬を得られましたが、ステーキングではMDXを単一で預けると、一定の報酬を受け取れます。

なお、同じMDXを預け入れてもプールによって獲得できる仮想通貨は異なるので、どの通貨をもらいたいかも考慮して選ぶといいですよ。

ステーキングをする際は、トップページの上部にある「Boardroom」をクリックします。

そうすると以下の画面に移るので、自分がステーキングしたいプールを選んでください。

MDXの右横に表示されているのが獲得できる通貨です。

その他、APYは年利、TVLはステーキングされている通貨の総額を意味しています。

ステーキングするプールを決めたら、右側にある「Stake」のボタンをクリック。

ステーキング用の画面が立ち上がるので、「Approve」をクリックしてMDXのステーキングを承認します。

承認のあとにメタマスクを接続したら「+」をクリックして、ステーキングするMDXの数量を入力してください。

このとき、プールによってはロック期間が決められていることもあるので、その場合はどれくらいの期間ロックするかも選択しましょう。

確認画面が表示されたら「Confirm」をクリック。

最後にメタマスクの確認ボタンを押せば、ステーキング完了です。

ステーキングしたMDXや獲得したトークンは、先ほどのステーキングプールの画面で確認できます。

Bridge

Bridge異なるチェーンのトークン同士を交換する、ブリッジ機能が使えるページです。

たとえば以下のように、HECOのトークンをBSCのトークンに変えることができます。

ブリッジ機能を使うには該当するチェーンのアドレスも必要なので、事前に準備しておくといいでしょう。

なお、トークンによっては流動性が少ないことから、1日にブリッジできるトークンの数量に制限がかかっていることもあります。

制限に達するとブリッジできない場合もあるので、その点も確認しながら使ってみてください。

Charts

Chartsでは、MDEX内の流動性提供量や取引ボリューム、各通貨ペアの詳細データなどを確認できます。

通貨の価格・前日との価格比・取引手数料などもチェック可能です。

それぞれの通貨をクリックすると、より詳しいチャート画面や、直前に取引された価格なども見られます。

DAO

DAOMDEXの投票イベントや、運営に関わる提案などの確認ができるページです。

各ページをクリックすると、MDEXの取締候補者の人数や、DEXに関する提案内容なども閲覧できます。

コミュニティごとに提案されている内容も、このページで確認できますよ。

なお、以下のように「In progress」にあるのは現在行われている投票で、「Closed」にあるのは既に終了している投票です。

右側にある「Go vote」のボタンを押すと、実際に投票にも参加できます。

ただし、投票に参加できるのは独自トークンのMDXを保有し、ある程度の投票力を持っている人のみです。

本格的にMDEXの運営や開発に携わってみたい人は、こういった投票イベントにも参加してみるといいでしょう。

まとめ

MDEXは、HECOとBSC上で構築されたDEXです。

マルチチェーンに対応したDEXなので、異なるチェーンのトークンを取引する際も、簡単にチェーンの切り替えができます。

HECOやBSCのチェーンで取引を行えば、イーサリアムブロックチェーンのDEXで取引するよりもガス代が安く済むのもメリットです。

流動性マイニングと取引マイニングの両方で報酬を獲得できるので、効率的に利益を出したい人にも向いているDEXでしょう。

また、MDEXは独自トークンのMDXを発行しており、流動性の提供やステーキングを行うことで報酬を得ることも可能です。

他のDEXにはない魅力もあるため、本格的な仮想通貨投資がしたい人は、ぜひMDEXを使ってみてはいかがでしょうか。

MDEXの特徴まとめ
  • HECOとBSC上で構築されたマルチチェーン対応のDEX
  • 流動性マイニングと取引マイニングの両方で報酬を獲得できる、デュアルマイニングを採用
  • 流動性マイニングを行うと、独自トークンのMDXを獲得できる
  • MDXをステーキングすれば、報酬としてさまざまなトークンを受け取ることも可能

MDXを購入するなら、多くの日本人が愛用するバイナンスがおすすめです。
以下の記事で登録方法を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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