【DEX】1inch Exchange(ワンインチエクスチェンジ)とは?特徴や使い方を徹底解説!

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近年、仮想通貨界隈ではDEXと呼ばれる分散型の取引所が話題になっています。

そんなDEXのなかでも取引量4位を誇り、日本でも徐々に人気を集めているのが1inch Exchangeです。

しかし、DEXに慣れていない人からすると、具体的な使い方や機能はいまいち分かりづらいですよね。

とくに1inch Exchangeは、DEXアグリゲーターという少し特殊な取引所なので、気になってはいるものの実際に使ったことはない人も多いのではないでしょう。

そこで本記事では、1inch Exchangeの特徴や機能の一覧を徹底解説します。

1inch Exchangeの機能一覧まとめ
  • Trades:仮想通貨のトレードをする機能
  • Pools:流動性を提供すると、LPトークンがもらえる
  • Farming:LPトークンをファーミングすることで報酬を獲得可能
  • Governance:1INCHトークンのステーキングや、プールパラメータへの投票などができる
  • Analytics:流動性プールのボリュームをはじめ、詳細データを確認するページ
  • Forum:1inch Exchangeに関する一般的な議論や、意見の提案などができる
  • More:1inch Exchangeの詳細情報の確認や、公式ブログへのアクセスなどができる
  • Bridges:異なるチェーン同士の通貨を交換する、ブリッジという機能
  • Buy ETH:ETHを購入するためのページ(2021年12月時点だと日本人は利用不可)

他のサイトでは紹介されていないような細かい機能なども解説するので、ぜひ参考にしてください。

1inch Exchange(ワンインチエクスチェンジ)の概要

まずは、1inch Exchangeの概要を紹介します。

従来のDEXとは異なる機能をもつDEXアグリゲーター

1inch Exchangeは、従来のDEXとは異なる機能をもつDEXアグリゲーターです。

DEXアグリゲーターとは、トレーダーにもっとも有利な価格で取引を約定させられるDEXのことをいいます。

他のDEXだと、通貨同士の交換をするスワップ機能を使うとき、特定のレートでしか取引ができませんよね。

しかし、DEXアリゲーターでは30種類を超える取引所を比較して、そのなかから一番いいレートを自動で探し出し取引できます。

たとえば特定の通貨ペアを交換しようとした際、Uniswapでは交換後の数量が100枚で、PancakeSwapでは交換後の数量が110枚だったとしましょう。

トレーダーからすると、できるだけ多い数量に交換したいので、上記のケースならPancakeSwapのほうで取引したいですよね。

1inch Exchangeではこういったレートの違いを自動で判別して、トレーダーに有利な取引ができます。

フロントランニングを防止できる

1inch Exchangeは、フロントランニングを防止できる機能もあります。

フロントランニングとは、他トレーダーの取引情報を事前に知って先回りし、自分のオーダーを処理することで、他のユーザーに自分よりも不利なレートで取引させる方法のこと。

フロントランニングを行うと、特定のユーザーだけが利ざや(買値と売値の差額による利益)を得られるため、一部のDEXでは問題になっています。

その点、1inch Exchangeではこのフロントランニングを防止する機能が備わっており、ユーザーの取引情報が他のユーザーに知られることはありません。

そのため、ユーザーは安心して仮想通貨の取引ができます。

独自トークンの1INCHを発行している

1inch Exchangeは、独自トークンの1INCHを発行しているのも特徴です。

これはいわゆるガバナンストークンと呼ばれるもので、1INCHの保有者は株主のように、取引所の決定に関する投票権を得られます。

UniswapのUNIや、PancakeSwapのCAKEなどと同じように、DEX独自のトークンですね。

また、保有している1INCHを利用してステーキングやファーミングを行うことで、報酬を得ることも可能です。

1INCHは日本の取引所では扱われていませんが、BinanceHuobi Globalといった一部の海外取引所には上場しており、他の仮想通貨と同じくトレードもできます。

バイナンスは大手の海外取引所で、多くの日本人が利用しています。
1INCHだけでなくUNIやCAKEの購入もできるので、仮想通貨取引を行うなら登録しておいた方が良いですよ。

1inch Exchange(ワンインチエクスチェンジ)の使い方を機能別に解説

それではここから、1inch Exchangeの機能一覧を紹介します。

Trades

Tradesは、仮想通貨のトレードができる機能です。

トレード機能にはSimple modeとClassic modeがあるので、それぞれ紹介します。

Simple mode

Simple modeは、スワップと呼ばれる仮想通貨同士の交換ができるモードです。

ETHをDAIに交換したり、DAIをETHに交換したりなど、自分が保有している通貨を別の通貨へと変えられます。

スワップのやり方は、「From」の欄で交換元の通貨を選び、「To」の欄で交換先の通貨を選んだあと、数量を入力すればOKです。

たとえばETHを1INCHに交換したいなら、以下のような画面になります。

このとき、下にある「Primary」の欄を確認すると、最良のレートでスワップできるDEXが表示されます。

ガス代なども表示されているので、確認しておいてください。

問題なければ「SWAP Token」のボタンをクリックします。

確認画面が表示されたら、「Accept」と「Comfirm Swap」をそれぞれクリックしましょう。

最後にもう一度確認ボタンを押したら、スワップ完了です。

なお、はじめて通貨を交換する場合は、ウォレットの接続と各通貨のアンロックなどの作業も行う必要があります。

Classic mode

Simple modeで使えるのはスワップ機能でしたが、Classic modeでは指値注文が可能です。

Tradesの項目から「Classic mode」のタブをクリックして、以下のように「Limit」を押すと、指値注文の画面が表示されます。

「Price」に注文したい価格を入力し、「Expires in」で有効期間などを設定可能です。

有効期限内に注文が約定されないと、自動的にキャンセルされます。

Simple modeのスワップよりも少しだけ複雑なので、指値注文は通常のスワップ機能に慣れてから使ってみるといいでしょう。

Pools

Poolsでは、特定の通貨ペアを預け入れることでLPトークンというものを獲得できます。

LPトークンとは、1inch Exchangeで流動性を提供した証明書のようなものです。

ここで獲得したLPトークンを、後述するファーミングというものを行うことで、独自トークンの1INCHを獲得できるようになります。

なお、ファーミングできる通貨ペアは決まっているので、あらかじめどんなペアがファーミングできるか確認しておきましょう。

ページ上部にある「DAO」の項目から「Farming」のタブを選ぶと、その時点でファーミングできる通貨ペアが確認できます。

画像のように、「Active」の欄にある通貨ペアがファーミング可能です。

今回は、DAI/stETHの通貨ペアを預け入れると仮定して流動性を提供してみましょう。

ファーミングできる通貨ペアを確認したらプールの画面に戻り、DAI/stETHペアをクリックします。

APY(年利)などを確認したうえで、Provide Liquidityのボタンを押してください。

そうすると以下の画面が表示されるので、実際に預け入れる通貨の数量を入力します。

通貨ペアは1:1の割合で預ける必要があるため、片方の数量を入力すると、もう一方の通貨は自動で数量が入力される仕組みです。

「Enter LP Token amount to mint」の項目で獲得できるLPトークンの数量を確認し、問題なければ「Unlock」を押して、指示に従いながら流動性を提供します。

これでプールに通貨ペアを預け入れる作業は完了し、LPトークンも獲得できているはずです。

Farming

次は、先ほど獲得したLPトークンを預け入れて、ファーミングを行うやり方を紹介します。

Poolsの画面からFarmingのページに移り、DAI/stETHペアの欄にある「DEPOSIT」のボタンを押してください。

そうすると以下のように同意事項の画面が表示されるので、確認したら「Sign and proceed」をクリック。

ウォレットの接続を済ませたら、以下の画面が表示されます。

ここで実際に預け入れるLPトークンの数量を入力しましょう。

「Deposit」を押してLPトークンの預け入れができたら、ファーミング完了です。

獲得した1INCHは、ファーミングのトップページで確認できます。

Deposit以外のボタンを押すと、流動性提供の解除や1INCHトークンの収穫なども可能です。

各ボタンの詳細は、以下を参考にしてみてください。

  • WITHDRAW:提供している流動性の解除
  • Claim:ファーミングで獲得した1INCHトークンの回収
  • EXIT:提供流動性の解除と1INCHトークンの回収

ある程度1INCHが溜まったら、タイミングを見計らって回収しておくといいでしょう。

Governance

Governanceでは、1INCHのステーキングやプールパラメータへの投票などができるので、それぞれ解説します。

ステーキング

ステーキングは、保有している・もしくは獲得した1INCHトークンを預けることで、さらに1INCHトークンを増やせる機能です。

ステーキングをする際は、以下のようにGovernanceのページを開き、右側の項目でステーキングしたい1INCHの数量を入力します。

数量を決めたら下の「Stake token」をクリックしましょう。

ウォレットのトランザクションが終わったら、ステーキング完了です。

ステーキングを解除したいときは、「Unstake token」というボタンを押せば任意の数量の1INCHトークンを解除できます。

プールパラメータへの投票

Governanceではステーキングの他に、プールを構成するパラメータの投票もできます。

たとえば「Swap fee」というパラメータのボタンを押すと、以下のようにスワップ手数料に関する投票が可能です。

投票力は、保有している1INCHトークンの数量によって決まります。

本格的に1inch Exchangeを利用する人以外はあまり使う機会はないかもしれませんが、細かいプールの設定や投票への参加をしてみたい人は、こういった機能も活用してみるといいでしょう。

Analytics

Analyticsは流動性プールのボリュームや、流動性提供者がどれくらいの報酬を得ているかなど、詳細なデータを確認できるページです。

こちらのページもPoolsやFarmingと同じく、DAOの項目から表示できます。

1inch Exchange内で、どれだけの流動性があるかなどをチェックしたいときに利用してみてください。

Forum

Forumは1inch Exchangeに関する一般的な議論や、意見の提案などができるページです。

1inch ExchangeのAPIに関する構築案や、解決案などの議論もできます。

専門的な知識が必要な内容も多いので一般ユーザーはあまり使いませんが、機能の1つとして覚えておくといいかもしれませんね。

More

Moreは、1inch Exchangeの詳細情報の確認や、公式ブログへのアクセスなどができるタブです。

ヘルプセンターのページに飛んだり、他のネットワーク経由の1inch Exchangeサイトへ接続したりなどもできます。

具体的なタブの一覧は、以下の通りです。

  • API:1inch Exchangeや1INCHトークンの詳細情報などを確認できるページ
  • Blog:1inch Exchangeの公式ブログ
  • Help:ヘルプセンター
  • About:1inch Exchangeの公式サイト
  • IPFS Deployment:IPFSの1inch Exchangeページ
  • Skynet Deployment:Skynetの1inch Exchangeページ

何か確認したいことや困ったことがあったときは、上記の各タブをクリックすることで別サイトへ移動できます。

Bridges

Bridgesは、仮想通貨のブリッジ機能が使えるページです。

ブリッジとは、チェーンの異なる通貨同士を交換できる機能のこと。

仮想通貨は通常、チェーンの違う通貨同士の交換はできませんが、ブリッジ機能があれば異なるチェーン同士でも簡単に通貨を交換可能です。

たとえばトップページにあるBridgesの項目から「Polygon Bridge」というタブを選ぶと、以下のようにPolygonのページに移ります。

このなかにある「Polygon Bridge」という項目で、EthereumネットワークからPolygonチェーンへのトークンブリッジなどができます。

厳密にいうと外部サービスなので、1inch Exchange自体の機能ではありませんが、トークンのブリッジを行いたいときは利用してみるといいでしょう。

なお、ブリッジの方法は各サイトによって異なるため、詳細はそれぞれの公式サイトで確認してみてください。

Buy ETH

Buy ETHは、MoonPayという決済サービスを使ってETHを購入するためのページです。

ただし、2021年12月時点だとMoonPayの日本向けサービスは終了しており、接続すると以下のようなページが表示されて利用できません。

日本人向けサービスが再開するという情報もなく、残念ながらこのサービスは利用できないようです。

そのため、1inch Exchangeを利用するときは従来の通り、メタマスクにETHを送金するなどして資金を準備しておく必要があります。

まとめ

1inch Exchangeは他のDEXとは違い、トレーダーに有利な価格で取引を約定させられるDEXアグリゲーターです。

フロントランニングを防止する機能を備えており、ユーザーの取引情報が他のユーザーに知られる心配もありません。

また、独自トークンの1INCHを保有している人は、取引所の決定に関する投票権を得られます。

1inch Exchange内でステーキングやファーミングを行えば、報酬を得ることも可能です。

1inch Exchangeは、よりお得にトレードできるという便利な機能を備えているDEXなので、本格的に仮想通貨投資を始めたい人は、ぜひ利用を検討してみるといいでしょう。

1inch Exchangeの特徴まとめ
  • 1inch Exchangeは最良レートで仮想通貨の取引ができるDEXアグリゲーター
  • フロントランニングの防止機能があり、ユーザーの取引情報が他のユーザーに知られることがない
  • 独自トークンの1INCHを発行している
  • ステーキングやファーミングを行えば、報酬を得ることも可能

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