現物取引とは違い、レバレッジをかけて元資金の何倍もの金額で取引ができる仮想通貨FX。
国内にも仮想通貨FXができる取引所はありますが、ハイレバレッジでのトレードや、いろいろなアルトコインの売買がしたいなら、やはり海外の仮想通貨取引所を使うのがおすすめです。
しかし、海外には多くの仮想通貨取引所があり、どれを選ぶべきか迷ってしまう人も多いはず。
そこで本記事では、仮想通貨FXができるおすすめの海外取引所を7つピックアップし、ランキング形式で紹介します。
誰もが知っている大手の取引所はもちろん、あまり知られてない取引所も登場するので、ぜひ参考にしてください。
タップできる目次
仮想通貨FXの海外取引所ランキングおすすめ7選
それではさっそく、仮想通貨FXのおすすめ海外取引所ランキングを紹介します。
以下は各取引所の銘柄数やレバレッジの倍率などをまとめた表です。
なお、スプレッドに関してはそのときの値動きや通貨によって変動するため、ここでは記載していません。
取引所名 | 取扱い銘柄数 (仮想通貨FX) | トレード形式 (仮想通貨FX) | レバレッジの倍率 | 追証 |
---|---|---|---|---|
Bybit | 29種類 | 取引所形式 | 最大100倍 | なし |
FTX | 40種類以上 | 取引所形式 | 最大101倍 | なし |
Binance | 100種類以上 | 取引所形式 | 最大125倍 | なし |
CryptoGT | 18種類 | 販売所形式 取引所形式 | 最大500倍 | なし |
Bitterz | 5種類 | 販売所形式 取引所形式 | 最大888倍 | なし |
OKEx | 100種類以上 | 取引所形式 | 最大100倍 | なし |
Overbit | 8種類 | 取引所形式 | 最大100倍 | なし |
1位:Bybit(バイビット)
項目 | Bybit(バイビット)の基本情報 |
---|---|
正式名称 | Bybit |
取扱い銘柄数 (仮想通貨FX) | 29種類 |
トレード形式 (仮想通貨FX) | 取引所形式 |
レバレッジの倍率 | 最大100倍 |
追証 | なし |
1位で紹介するのは、海外の取引所でありながら多くの日本人ユーザーが使っているBybit。
BybitはWeb版のサイトやアプリが日本語で表示されるため、英語が苦手な人でも使いやすいのが魅力です。
メールやブログなどもすべて日本語に対応しており、海外の取引所とは思えないほど使いやすい仕様。
仮想通貨FXは、各通貨を担保にしたインバース無期限契約と、USDTを担保にしたUSDT無期限契約の2種類があります。
どちらも最大100倍のレバレッジ取引が可能で、小額から大きな利益を狙いたい人にもおすすめの取引所です。
上記の他、BTC・もしくはETHの先物取引もできます。
Bybitは少し前まで取扱い銘柄の数が20種類前後しかなく、海外の取引所にしては銘柄の数がやや少なめでした。
しかし、2021年9月時点ではUSDT無期限契約だけでも29種類にまで増えており、今後のさらなる銘柄数の増加も期待できます。
また、BybitはBitDAOというDeFi関連のプロジェクトに出資を行っていることも注目ポイント。
2021年9月28日には、BitDAOが発行するBITというトークンがBybitに上場し、仮想通貨界隈でも大きな話題となりました。
現在BybitではBITの上場を記念してさまざまなイベントやキャンペーンを開催しているので、そちらもぜひチェックしてみてください。
ただ、Bybitには以下のデメリットもあります。
- 取扱い銘柄が若干少ない
- 1日3回しか出金できない
先ほどBybitの取扱い銘柄が増えていることを解説しましたが、海外には100種類以上の通貨を扱っている取引所がザラにあります。
ここ最近で急激に銘柄数が増えているとはいえ、他の海外取引所に比べるとまだ若干少ないのは欠点です。
また、Bybitで出金できるのは日本時間だと9:00/17:00/1:00の1日3回のみと決められています。
各時刻の30分前に受け付けた出金指示が実行される仕組みなので、Bybitで出金するときは実行タイミングを事前に調整するよう気を付けましょう。
- 日本人でも使いやすい取引所がいい人
- 最近注目を集めているコインやプロジェクトに興味がある人
2位:FTX(エフティーエックス)
項目 | FTX(エフティーエックス)の基本情報 |
---|---|
正式名称 | FTX |
取扱い銘柄数 (仮想通貨FX) | 40種類以上 |
トレード形式 (仮想通貨FX) | 取引所形式 |
レバレッジの倍率 | 最大101倍 |
追証 | なし |
FTXは、アンティグア・バーブーダという中南米にある島を拠点にしている取引所です。
設立されたのは2019年と比較的新しい取引所ながら、世界最大手のBinanceに迫るほどの知名度やユーザー数を維持しています。
FTXの仮想通貨FXはトレードできる銘柄が40種類以上あり、なおかつ先物取引を含めると最大101倍のレバレッジ取引が可能です。
豊富な銘柄をハイレバレッジでトレードできるのはうれしいですね!
扱っている銘柄のなかには、FTTというFTX独自のトークンもあります。
FTTの保有者は手数料の割引を受けられるシステムなどもあり、独自トークンならではの特典や権利を活用したい人は要注目。
また、FTXはさまざまなデリバティブ商品の取引ができるのも魅力です。
仮想通貨の現物取引・FXだけでなく、BTCの値動きに連動して価格が決定するMOVEコントラクトという取引があります。
その他、ポジションにレバレッジを適用したトークンで取引するレバレッジトークンや、大口や機関投資家が多く参入するオプション取引なども用意。
海外の取引所でも、これほど豊富な取引方法に対応しているところはそうそうないので、いろいろなトレードに挑戦してみたい人はぜひチェックしてみるといいでしょう。
ただし、FTXには以下のような欠点も。
- 日本語には対応していない
- 初心者にはやや難易度が高め
FTXは基本的に、公式サイトの解説やメールなどは日本語に対応していません。
そのため、英語に自信のない人はやや使いづらく感じる可能性があります。
また、FTXは取引方法が豊富なのはメリットですが、逆にいうとそれだけ多くのトレード方法を把握しなければなりません。
日本語で丁寧な説明が受けられるわけでもないので、初心者が使うにはやや難易度が高いというデメリットもあります。
- ある程度豊富なアルトコインの売買ができる取引所がいい人
- さまざまな取引方法でトレードしたい人
3位:Binance(バイナンス)
項目 | Binance(バイナンス)の基本情報 |
---|---|
正式名称 | Binance |
取扱い銘柄数 (仮想通貨FX) | 100種類以上 |
トレード形式 (仮想通貨FX) | 取引所形式 |
レバレッジの倍率 | 最大125倍 |
追証 | なし |
3位で紹介するのは、世界最大手の取引所であるBinance。
Binanceのメリットといえば、やはり取扱い銘柄の多さです。
トレードできる銘柄はゆうに100種類を超えており、日本ではまず見ないような珍しいアルトコインの取引も可能。
とくに草コインと呼ばれる、知名度の低いアルトコインで大きな利益を狙うなら登録必須の取引所ともいえるでしょう。
さらに、Binanceのユーザー数と1日の取引高は、共に世界1位を誇ります。
取引板が非常に厚く流動性も高いので、注文がスムーズに約定するのも大きな魅力です。
大手の取引所なだけあり、基本的には日本語に対応しているため、英語が苦手な人でも使いやすいという利点もあります。
その一方、Binanceを利用するなら以下のような点には注意が必要です。
- 中国での仮想通貨規制の影響を受ける可能性がある
- 日本円の入金手数料が高い
実は2021年9月24日に、中国が仮想通貨のマイニングや取引を全面的に規制することを発表し、仮想通貨界隈でも大きな話題となりました。
Binanceは中国を拠点としている取引所のため、ネットではこの規制による影響を懸念する声も挙がっています。
2021年9月29日時点だと、Binanceは規制による大きな影響は受けていませんが、今後サービス内容が変更する可能性もゼロではありません。
そのため、Binanceのサービスを今後も利用し続けられるかどうか注視しておく必要があります。
また、BinanceではクレジットカードやLINE Payによる日本円入金ができますが、どちらの入金方法も手数料がやや高めです。
入金手数料を抑えたい場合は、出金手数料の低い国内の取引所から他の仮想通貨を送金する手段を選ぶのが無難でしょう。
- 世界大手の海外取引所を使いたい人
- 知名度の低いアルトコインのトレードもしたい人
4位:CryptoGT(クリプトジーティー)
項目 | CryptoGT(クリプトジーティー)の基本情報 |
---|---|
正式名称 | CryptoGT |
取扱い銘柄数 (仮想通貨FX) | 18種類 |
トレード形式 (仮想通貨FX) | 販売所形式 取引所形式 |
レバレッジの倍率 | 最大500倍 |
追証 | なし |
CryptoGTは、地中海にあるギプロスという島を拠点にしている取引所です。
CryptoGTのメリットは、最大500倍のレバレッジに対応していること。
たとえば手元に10,000円の資金がある場合、500倍のレバレッジをかければ500万円分の取引ができます。
もちろんハイレバレッジをかければそれだけ損失ができたときのリスクも増えますが、少ない資金しかなくても大きな利益が狙えるのはうれしいですね!
また、CryptoGTは仮想通貨ペアの種類が豊富で、海外の取引所でありながら日本円建てペアにも対応しています。
日本円を口座に保有できるわけではないものの、海外だと日本円建てペアでトレードできる取引所は少ないので、とくに初心者にとっては使いやすいでしょう。
上記の他、BTC/XAU・BTC/XAG・BTC/USOといった独自の通貨ペアもあり、幅広い通貨を基軸にしてトレードしたい人にもおすすめです。
しかし、CryptoGTを利用するときは以下のデメリットがあることも覚えておきましょう。
- 取扱い銘柄が少ない
- 専用アプリがない
CryptoGTの取扱い銘柄数は18種類と、他の海外取引所に比べると少なめです。
したがって、いろいろなアルトコインのトレードがしたい場合は、やや物足りなさを感じるかもしれません。
また、CryptoGTには専用アプリはなく、実際に仮想通貨を売買するときはMT5というトレードツールを使います。
MT5は慣れると問題なく使えますが、専用アプリのようにアカウントの詳細情報やイベントなどを確認できないのはデメリットです。
- ハイレバレッジをかけたトレードがしたい人
- 豊富な通貨ペアに対応している取引所がいい人
5位:Bitterz(ビッターズ)
項目 | Bitterz(ビッターズ)の基本情報 |
---|---|
正式名称 | Bitterz |
取扱い銘柄数 (仮想通貨FX) | 5種類 |
トレード形式 (仮想通貨FX) | 販売所形式 取引所形式 |
レバレッジの倍率 | 最大888倍 |
追証 | なし |
5位で紹介するのは、イギリス連邦のセントビンセント・グレナディーンを拠点にしているBitterz。
拠点は海外にあるものの、創業メンバーの多くは日本人という珍しい取引所です。
Bitterzは、仮想通貨FXで最大888倍のレバレッジをかけられるのが最大のメリットでしょう。
海外の仮想通貨取引所は数多くありますが、これだけ高いレバレッジをかけられる取引所はめったにありません。
仮想通貨のトレードにある程度慣れていて「高いレバレッジで勝負したい!」という人にはおすすめの取引所です。
また、Bitterzは口座開設キャンペーンを行っていることが多く、登録するだけで証拠金として使えるボーナスが付与されます。
2021年9月時点では、期間中に口座開設をすると5,000円相当のBTCがもらえるキャンペーンを実施中です。
時期によってはボーナスとして10,000円がもらえるときもあるので、口座開設キャンペーンを狙っている人はぜひチェックしてみてください。
一方で、Bitterzには以下のようなデメリットもあります。
- 取扱っている銘柄の種類が少ない
- 専用アプリをリリースしていない
- 出金方法がBTCしかない
BitterzのFXでトレードできる銘柄は、仮想通貨だけだと5銘柄しかありません。
他の海外取引所に比べるとかなり少ないので、豊富なアルトコインの売買をしたい人にはあまり向いていないでしょう。
CryptoGTと同じく専用アプリはリリースしておらず、トレードにはMT5を利用するので、慣れるまでに苦労しがちなのも難点。
また、Bitterzで出金できるのはBTCのみです。
入金はBTC・ETH・USDT・USDCの4通貨に対応していますが、出金方法はBTCしかない点は覚えておきましょう。
- とにかく高いレバレッジをかけてトレードしたい人
- MT5の操作方法に慣れている人・もしくは問題なく使える人
6位:OKEx(オーケーエクスチェンジ)
項目 | OKEx(オーケーエクスチェンジ)の基本情報 |
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正式名称 | OKEx |
取扱い銘柄数 (仮想通貨FX) | 100種類以上 |
トレード形式 (仮想通貨FX) | 取引所形式 |
レバレッジの倍率 | 最大100倍 |
追証 | なし |
OKExはBinanceやHuboiと並ぶ中国の三大仮想通貨取引所で、マルタに拠点を構えています。
OKEx最大のメリットは、取扱い銘柄が100種類以上あること。
Binanceにも引けを取らないほどさまざまな銘柄があるため、知名度の低いアルトコインをメインに売買したい人にはうってつけの取引所です。
他の取引所と同様、レバレッジは最大100倍までかけられます。
独自トークンのOKBを発行しているので、取引所の独自銘柄に興味がある人も要チェック。
もちろん追証のないゼロカットシステムを採用しており、大きな損失が出ても借金を背負う心配はありません。
専用アプリもリリースしていて、職場や外出先でも気軽に仮想通貨のトレードができますよ!
ただ、OKExには以下の欠点があることも覚えておきましょう。
- 日本円に対応していない
- 取引手数料が少し高い
OKExは公式サイトをはじめ、基本的には日本語に対応していません。
そのため、日本人にとってはやや使いづらいのはデメリットです。
また、OKExの取引手数料は、現物取引のテイカーなら0.15%と他の取引所に比べるとやや高めに設定されています。
極端に高いわけではありませんが、手数料の低さを重視している人はよく検討してから利用するのがおすすめです。
- 取扱い銘柄が豊富な取引所を使いたい人
- 取引所の独自トークンをトレードしてみたい人
7位:Overbit(オーバービット)
項目 | Overbit(オーバービット)の基本情報 |
---|---|
正式名称 | Overbit |
取扱い銘柄数 (仮想通貨FX) | 8種類 |
トレード形式 (仮想通貨FX) | 取引所形式 |
レバレッジの倍率 | 最大100倍 |
追証 | なし |
最後に紹介するのは、アフリカ大陸の東にあるセーシェル共和国を拠点にしているOverbitという取引所。
Overbit最大の特徴は、さまざまなボーナスプログラムを用意している点です。
たとえば、リワードというミッションをクリアするとボーナスが付与され、獲得したボーナスは証拠金として使えます。
仮想通貨FXのレバレッジは最大100倍までかけられるので、ボーナスをうまく活用すれば大きな利益を狙うことも可能です。
また、ボーナスとは別にティアポイントという独自のシステムもあります。
溜めたティアポイントは現金・ボーナスとの交換や、景品を狙えるルーレットに使えるなど、通常の売買だけではない楽しみもありますよ。
為替FXなら最大500倍のレバレッジも可能なので、高いレバレッジにこだわる人にもおすすめです。
その反面、Overbitには以下のデメリットもあります。
- 取扱い銘柄の数が少ない
- アプリはリリースしていない
Overbitの取扱い銘柄数は8種類なので、他の取引所と比較すると少なめです。
銘柄数の多さを重視している人は、不満を感じる可能性があります。
上記に加えて、Overbitは専用アプリをリリースしていません。
MT5などを使うわけでもなく、トレードするためにはWeb版の画面を毎回開く必要があるため、使い勝手があまりよくないのも欠点です。
- ボーナスをうまく活用してトレードしたい人
- 通常の売買だけでなく、楽しみながら仮想通貨投資をしたい人
まとめ
海外には仮想通貨FXができる取引所が数多くあります。
なかでもBybitは日本人でも使いやすく、新しいコインやプロジェクトで注目を集めているので、迷ったらBybitを選ぶのがおすすめです。
いろいろな取引方法でトレードしたいならFTX、取扱い銘柄の豊富さを重視するならBinanceなどを使うのもいいでしょう。
他の取引所も、それぞれでメリットがあります。
ここで紹介したおすすめの取引所を参考に、ぜひ自分のトレードスタイルや手法に合った取引所を見つけてください!
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