仮想通貨のトレードをしていると、確定申告の際に損益計算をするのが非常に面倒ですよね。
そんなときに便利なのが、瞬時に利益の計算ができるCryptact(クリプタクト)というツールです。
しかし、仮想通貨の損益計算ツールをあまり使ったことがない人は、Cryptactの利点や実際に利用している人からの評判なども気になりますよね。
そこで本記事では、Cryptactのメリット・デメリットや口コミ評判などを紹介します。
- 8,000種類以上の仮想通貨に対応している
- 50か所を超える取引所・販売所の損益計算が可能
- 年間の取引件数が50件未満だと利用料金が無料
- スマホアプリはリリースしていない
- 取引データのアップロードに時間がかかる場合がある
登録方法や使い方も解説しているので、面倒な仮想通貨の損益計算を簡単に済ませたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
タップできる目次
Cryptact(クリプタクト)とは
項目 | 詳細情報 |
---|---|
会社名 | 株式会社クリプタクト |
対応通貨数 | 8,000種類以上 |
対応取引所 | 50以上 |
料金 | ・年間取引数50件未満:無料 ・年間取引数50件以上:有料 |
対応資産 | 仮想通貨・株式・為替 |
Cryptactは2017年12月からサービスを開始している、仮想通貨などの損益計算ツールです。
仮想通貨だけでなく、株・為替・その他金融商品といった幅広い投資支援サービスを展開しています。
現在は日本トップクラスの知名度・実績を誇る損益計算ツールとして知られるようになりました。
Cryptact(クリプタクト)のメリット
それでは実際にCryptactを利用した場合、どんなメリットがあるのかを紹介します。
8,000種類を超える仮想通貨に対応している
Cryptactのメリットといえば、扱っている仮想通貨の種類の多さです。
2021年12月26日時点では、なんと8,000種類を超える仮想通貨に対応しています。
仮想通貨は主要銘柄やアルトコインを含めると数え切れないほどの数があり、本格的に投資をしている人は、知名度の低い銘柄の取引をすることもありますよね。
Cryptactは対応している仮想通貨の種類が多いため、いろいろな銘柄を売買している人にとってはうってつけです。
参考までに、Cryptactで扱っている仮想通貨銘柄の一部を紹介します。
- BTC
- ETH
- BNB
- SOL
- USDT
BTCやETHといった有名な通貨はもちろん、USDTやUSDCなどのステーブルコインにも対応。
その他、日本の取引所では扱っていないようなマイナーコインの損益計算もできます。
対応済みの取引所・販売所が50以上
対応済みの取引所・販売所が50以上あるのもCryptactのメリットです。
仮想通貨トレーダーのなかには、日本だけでなく海外の取引所を使っている人もいるでしょう。
そういった人にとって、どれだけ多くの取引所に対応しているかは重要なポイントです。
Cryptactでは日本はもちろん、海外の有名な仮想通貨取引所にも対応しているので、あらゆる人が使いやすいという利点があります。
対応している取引所の例は、以下の画像を参考にしてみてください。
コインチェックやbitFlyerなど、日本で有名な取引所にはもちろん対応しています。
この他にも、Binance・Bybit・FTXといった海外の主要取引所で売買した損益計算も可能です。
仮想通貨の種類だけでなく、取引所の対応数もトップクラスなので、複数の取引所・販売所を使ってトレードしている人は重宝するのではないでしょうか。
年間取引数が50件未満だと無料で利用できる
Cryptactを使うもう1つのメリットは、年間取引数が50件未満だと無料で利用できる点です。
無料プランの場合、ファイルアップロード時の容量は50MBまでと制限がありますが、国内取引所でたまに売買や積立を行う程度であれば、無料でも問題ないでしょう。
年間の取引件数が多い場合は有料プランになりますが、一定の件数まで無料で使えるのはうれしいポイントですね!
Cryptact(クリプタクト)のデメリット
仮想通貨の種類や対応している取引所の多いCryptactですが、メリットばかりではなくデメリットもあります。
取引数が多いと有料になる
Cryptactのデメリットとしてまず挙げられるのは、取引数が多いと有料になる点です。
メリットの項目でも解説したように、年間取引数が50件未満であれば無料で利用できます。
しかし、それ以上の取引数がある人は、少なくとも8,800円の利用料がかかるお試しプランに入らなければなりません。
なお、Cryptactにはお試しプラン以外にもいくつかのプランがあり、それぞれで年間の利用料金は異なります。
各プランの料金体系は以下の通り。
プラン名 | 年間料金 |
---|---|
無料プラン | 0円 |
お試しプラン | 8,800円 |
ライトプラン | 19,800円 |
スタンダードプラン | 33,000円 |
アドバンスプラン | 55,000円 |
プレミアムプラン | 110,000円 |
億り人プラン | 220,000円 |
基本的には年間の取引件数が多くなるほど、利用料金も高くなるシステムです。
また、安いプランだと海外取引所のファイルが使えなかったり、DeFiの取引に対応していなかったりなど一部に利用制限があります。
自分が使っている取引所や取引している内容に応じて、どのプランに加入する必要があるのかチェックしておくといいでしょう。
スマホアプリがない
スマホアプリがないのも、Cryptactのデメリットです。
仮想通貨の売買をスマホで行っている人は多いですが、CryptactはWeb版のツールしかリリースしておらず、残念ながらスマホアプリは使えません。
そのため、アプリを使って簡単に損益計算を済ませたい人は、やや使いづらい可能性があります。
ただ、パソコンを使えば簡単にダウンロードできますし、スマホからでもある程度の操作は可能です。
そもそもCryptactに限らず、スマホアプリをリリースしている仮想通貨の損益計算ツールはあまりないので、しょうがないと割り切って使うしかないでしょう。
取引データのアップロードに時間がかかる
3つめのデメリットは、取引データのアップロードに時間がかかる場合があることです。
Cryptactのような損益計算ツールを使うときは、各取引所の取引ファイルをアップロードしなければなりません。
その際に、取引量が多かったりファイル容量が大きかったりすると、反映するまでの時間が遅い場合があります。
必ずしもアップロードに時間がかかるわけではないものの、人によっては数十分かかることも。
取引量の多い人は、処理するまでにある程度時間がかかっても問題ないよう、時間に余裕のあるときにアップロードするといいでしょう。
Cryptact(クリプタクト)の評判・口コミは?
Cryptactのメリット・デメリットは分かりましたが、やはり実際に使っている人からの評判も気になりますよね。
ここからは、TwitterにあるCryptactの評判・口コミを紹介します。
有料だけど便利
Cryptactは有料だけど便利という口コミがありました。
利用料金はかかるものの、それに見合うほどの利便性があると感じている人が多いようです。
面倒な仮想通貨の損益計算を簡単に済ませられるとあって、有料でも使っている人が多いのでしょう。
使いやすい
こちらは、Cryptactは使いやすいという口コミ。
仮想通貨の損益計算ができるツールやソフトはいくつかありますが、そのなかでもCryptactは使いやすさに定評があるようです。
普段から損益計算が面倒だと感じている人は、試しにCryptactを使ってみるといいかもしれませんね。
一発で損益計算ができた
一発で損益計算ができたという意見も見受けられました。
上記のツイートをした人は、最初にエクセルで計算しようとしたものの複雑すぎて断念したようです。
そのあとCryptactを使ってみたところ、簡単に計算できたとのこと。
確定申告の不安がなくなったともあり、高い評価をしています。
いいサービスだけどちょっと高い
いいサービスだけど、利用料金がやや高いという声もありました。
利便性や使いやすさではいい口コミの多いCryptactですが、料金面で不満を持っている人もいるようです。
仮想通貨でそれほど大きな利益が出ていない人の場合、料金と使いやすさを照らし合わせたうえで、実際に使うかどうか検討する必要があるでしょう。
処理に時間がかかる
予想よりも処理に時間がかかったというツイートもありました。
また、借り入れや返済といった計算では、利息の分が加味されておらずエラーになってしまったとのこと。
通常の売買だけでなく、仮想通貨の貸し借りで利益もある場合は、計算が複雑になることもあるようです。
デメリットはあるものの、複雑な計算を全てまかせられるのは大きなメリットですよ。
Cryptact(クリプタクト)の登録方法
ここからは、Cryptactの登録方法を紹介します。
まずはCryptactの公式サイトを開き、右上にある「無料アカウント作成」のボタンをクリックしましょう。
そうすると以下のような画面が表示されるので、メールアドレスを入力してください。
次に「私はロボットではありません」にチェックを入れて、利用規約やプライバシーポリシーを確認します。
すべて確認したら下にある「送信」ボタンをクリック。
Cryptactからメールが届いたら「メールアドレスを確認」というリンクを開き、パスワードを設定しましょう。
パスワードを入力してから「アカウント登録」のボタンを押せば、登録完了です。
なお、登録後はセキュリティ強化のために、設定項目の「パスワード」から2段階認証を済ませておくことをおすすめします。
Cryptact(クリプタクト)の使い方
続いて、実際にCryptactを使う方法を紹介します。
- STEP
取引履歴のダウンロード
Cryptactを使って損益計算をするには、まず各取引所で取引履歴のダウンロードが必要です。
たとえばコインチェックの場合、左側のメニューからアカウント項目を選び、そのなかの「取引履歴」のボタンをクリックします。
そうすると画像のように、各月の取引履歴をCSVファイルにてダウンロード可能です。
基本的なファイルのダウンロード方法はどこも同じですが、細かい流れやファイル形式は取引所によって異なるので、確認してみてください。
- STEP
Cryptactで取引履歴のアップロード
次に、ダウンロードした取引履歴ファイルをCryptactでアップロードします。
Cryptactにログインして、左側にあるメニューバーから「取引履歴一覧」というボタンを押しましょう。
続いて、右上にある「取引履歴追加」のボタンをクリック。
以下の画面が表示されたら「取引履歴をアップロードする」を押しましょう。
以下のように取引所一覧が表示されるので、自分が履歴をアップロードする取引所を選んでください。
「取引履歴」の項目で、ダウンロードしたファイルをドラッグ&ドロップします。
あとは下にある「アップロード」ボタンを押せば、ファイルのアップロードは完了です。
アップロード後に取引履歴一覧のページに戻ると、各取引所の取引履歴や損益が確認できます。
なお、取引件数によってはアップロード時にプランのアップグレードに関する案内が出ることがあり、その場合は他プランへの切り替えが必要です。
Cryptact(クリプタクト)に関するよくある質問
Cryptactをはじめて使う人は、分からないことや不安な点もありますよね。
そこで、Cryptactに関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
キャンペーンやプロモーションコードはありますか?
2021年12月26日時点だと、Cryptactの公式サイトで公表されているキャンペーンやプロモーションコードはありません。
ただ、過去には各取引所と提携し、新規で会員登録した人に仮想通貨をプレゼントするキャンペーンなどを行っていたこともあるようです。
時期によってはそういったキャンペーンが実施される可能性もあるので、公式の最新情報をチェックしてみるといいでしょう。
DeFiにも対応していますか?
Cryptactは、DeFiにも対応しています。
ただし、DeFiの損益計算ができるのはアドバンス(55,000円)以上のプランのみです。
それより安いプランだとDeFi取引には対応していないので、注意しておきましょう。
APIは利用可能ですか?
Cryptactは、APIも利用可能です。
API連携をすると自動で取引履歴が同期され、ファイルをより簡単にアップロードできます。
取引件数の多い人は、API連携も検討してみるといいでしょう。
なお、現時点でAPI連携ができる取引所は以下の7つです。
取引所の仕様によっては一部の履歴が反映されない場合もあるので、詳しくはCryptactのヘルプページや、各取引所の公式サイトを確認してみてください。
Cryptact(クリプタクト)はこんな人にオススメ!
ここまで紹介したメリットや評判をふまえると、Cryptactは以下のような人におすすめです。
- 取引している仮想通貨の種類が多い人
- 複数の取引所・販売所を利用している人
- 無料でも利用できる損益計算ツールを探している人
Cryptactは、対応している仮想通貨の種類や取引所の多さを強みにしています。
そのため、とくに取引している仮想通貨の種類が多い人や、複数の取引所を利用している場合は使いやすいでしょう。
また、年間の取引件数が50件未満なら無料で使えるので、できるだけ安く損益計算したい人にもおすすめです。
Cryptactの登録は以下のボタンより行えます。
まずは無料で試してみてくださいね。
まとめ
Cryptactは損益計算ツールのなかでも、対応している仮想通貨の種類や取引所の数がトップクラスです。
とくにいろいろな銘柄でトレードしている人や、複数の取引所を使っている場合は便利なツールといえます。
また、年間の取引件数が少なければ無料で利用できるのもメリットです。
ただし、取引件数が50件以上だと有料プランになるため、料金面も考慮しつつ利用するかどうか検討してみてくださいね。
- 登録はメールアドレスとパスワードの設定のみで完了する
- 実際に損益計算する際は、まず各取引所で取引履歴のダウンロードが必要
- そのあと、Cryptactで取引履歴をアップロードする
仮想通貨で得た収益は確定申告が必要になる場合があります。
知らなかった…では済まされないので、Cryptactのようなツールを使って、しっかりと管理するようにしましょう。