いまや多くの日本人が利用している、海外の大手仮想通貨取引所のBybit(バイビット)。
しかし、一部では「Bybitは日本人禁止」という噂があり、口座開設を躊躇している人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、Bybitは日本人の利用が禁止されているのか、登録や利用をして違法にならないのかを解説します。
後半ではBybitが日本人に人気な理由も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- Bybitは日本人でも問題なく使える
- Bybit側が違法になる可能性はあるものの、個人がBybitを利用するのは違法にはならない
- むしろBybitは日本人ユーザーを歓迎しており、実際に多くの日本人ユーザーが使っている
- 日本人がBybitを使うメリットは多く、海外取引所としてもおすすめ
結論、「Bybitは日本人禁止!」というのはただの噂や勘違いに過ぎません。
それでも不安…という人のために解決法もお伝えするので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
タップできる目次
Bybit(バイビット)は日本人禁止ではない
先に結論をいうと、Bybitは日本人禁止ではなく、日本居住者でも問題なく使えます。
むしろ日本人ユーザーを歓迎しており、機能やサービス面でも非常に使いやすい取引所です。
ただし、金融庁には無登録の海外取引所なので、今後日本人の利用が禁止になる可能性もゼロではありません。
Bybit(バイビット)が日本人禁止と勘違いされた理由
Bybitは日本人でも利用できますが、今でも日本人禁止と勘違いしている人もいます。
ではなぜ日本人禁止と思っている人がいるのか、その理由を見ていきましょう。
金融庁からの警告
Bybitが日本人禁止と思われている1番の理由は、過去に金融庁からの警告を受けたからです。
2021年5月28日、日本の金融庁はBybitに対し、無登録で日本人向けに仮想通貨交換サービスを提供している業者として警告を受けています。
警告文が出された約1か月後、金融庁はBybitを無登録業者リストに追加し、Twitterでも再度注意喚起をしていました。
上記のようなことが原因で、SNSを中心に「Bybitは日本人の利用禁止なのでは」という噂が流れたと考えられます。
なお、金融庁が公表している情報を参考にすると、Bybitが日本で営業をすること自体は違法になる可能性があるものの、そのBybitを日本人が個人として利用することは違法にはなりません。
つまり、Bybitが日本人ユーザーの受け入れを拒否、または日本からの撤退をしない限り、Bybitへの登録や利用は可能ということです。
実際にBybitは金融庁からの警告を受けて以降も、以前と変わりなく日本人向けサービスを提供しています。
日本撤退という噂
日本撤退の噂が流れたのも、Bybitが日本人禁止と思われている理由の1つです。
世界最大手のBinanceは過去に2度、金融庁からの警告を受けています。
それが原因で日本語対応を停止したことがあり、一時的ではあるものの、日本市場からの事実上の徹底を余儀なくされていました。
その他、海外では大手として知られるBitMEXという取引所も、2020年5月から日本人向けのサービスを制限しています。
BitMEXはBinanceのように金融庁から警告を受けたわけではないため、サービス停止の明確な理由は不明ですが、何らかの理由により自主徹底をしたのではと考えられています。
Bybitも金融庁からの警告を受けたことがあるため、BinanceやBitMEXのように、日本から撤退するのではないかという噂が流れたようです。
TwitterでもBybitの日本撤退を不安視する声がいくつか見受けられました。
違法という噂
こちらも金融庁の件が原因ですが「Bybitは違法」という一部の人の声により、日本人禁止と勘違いされることに繋がっています。
仮想通貨にそれほど詳しくない人からすると、海外取引所の規制や利用に関して不安を持っている人が多いようですね。
ただし、金融庁が公表している情報を参考にすると、無登録の業者が日本で営業をすること自体は違法になる可能性があるものの、ユーザー側に対する罰則規定はなく、利用を制限する法律もありません。
つまり、違法になる可能性があるのはあくまでもBybit側であり、ユーザー側は違法にならないということです。
Bybitが日本人ユーザーの受け入れを拒否、または日本からの撤退をしない限り、Bybitへの登録や利用はできます。
実際にBybitは金融庁からの警告を受けて以降も、以前と変わりなく日本人向けサービスを提供している状況です。
そのため、Bybitは金融庁からの許可を得ずにサービスを行ってはいますが、日本人が利用するのは問題ないと考えていいでしょう。
金融庁の警告により「日本人禁止・日本撤退・違法」などBybitの間違った噂や勘違いが広まったようですね。
実際のところ、Bybitは日本人ユーザーを歓迎しています。
次の章では、その根拠をお伝えしていきます。
Bybit(バイビット)が日本人禁止どころか歓迎している根拠
Bybitは日本人禁止どころか、日本人の利用を歓迎している取引所です。
ではどうして日本人を歓迎しているといえるのか、その根拠を解説します。
日本人の口座開設・登録が可能
Bybitは日本人の口座開設、登録が可能です。
もちろん登録後は、他国ユーザーと同じようにすべてのサービスを利用できます。
また、本人確認なしの登録だけなら簡単にできるので、仮想通貨の初心者でも気軽に使えますよ。
公式サイトや公式アプリは日本語に完全対応
公式サイトやスマホアプリが日本語に完全対応しているのも、Bybitが日本人を歓迎している根拠の1つです。
しかも一般的な海外取引所とは違い、自動翻訳レベルではなくほぼ完璧な日本語で各ページを表示しています。
Webツールやスマホの取引画面はもちろん、ブログやNFTマーケットプレイスも日本語に対応済みです。
そのため、英語が苦手な人でも問題なく利用できます。
サポートセンターも日本語対応
実はBybitは、サポートセンターも日本語に対応しています。
日本人スタッフが在籍しているようで、問い合わせフォームから質問をすると、返信もすべて日本語表記です。
他の海外取引所だと、問い合わせ連絡は英語で対応していることが多いですよね。
その点、海外の取引所なのにもかかわらずBybitのサポートセンターが日本語に対応しているのは、やはり日本人を歓迎しているからだと考えられます。
日本人向けのキャンペーンやイベントを多数開催
Bybitでは、日本人向けのキャンペーンやイベントを多数開催しています。
過去には日本人ユーザーを対象にした、トレードバトルを開催したこともありました。
他の海外取引所で、日本人にターゲットを絞ったイベントを開催しているところはほどんどありません。
Bybitが多数の日本人向けサービスを提供しているのは、日本マーケットでの事業を積極的に拡大しているからこそといえますね。
日本企業とスポンサー契約
Bybitは、日本企業とスポンサー契約もしています。
たとえば2021年10月、Bybitは福岡県福岡市を本拠地とするプロサッカークラブ「アビスパ福岡」とスポンサー契約を締結したことを発表しました。
契約の締結後、Bybitは自社のブランドロゴを背中にあしらったユニフォームをアビスパ福岡に提供しています。
こういった企業に協力しながら日本での事業を展開している点からも、Bybitが日本人を歓迎していることがわかりますね。
Bybit公式の日本語Twitterが存在する
Bybitには、日本語版の公式Twitterアカウントがあります。
アカウント名は「BybitJP」と表記されており、アカウントの詳細や各ツイートはすべて日本語です。
これはBybitが日本人を歓迎しているからこそのサービス内容といえます。
これらの根拠を見ても分かる通り、数ある海外取引所の中でも、特にBybitは日本人向け。
実際に私も利用していますが、他の取引所に比べて圧倒的に使いやすいです。
Bybit(バイビット)が日本人に人気な理由
Bybitは日本人を歓迎していることもあり、多くの日本人ユーザーから人気を集めています。
なぜそれほどの人気があるのか、その理由も見ていきましょう。
注目銘柄の上場スピードが早い
注目銘柄の上場スピードが早いのは、Bybitの大きな魅力です。
実は少し前までBybitは、海外取引所のなかだとそれほど多くの銘柄は扱っていませんでした。
しかし、2021年あたりから世界中で注目されるようになり、それと比例するような形で取扱い銘柄の種類も増えています。
とくに最近は、仮想通貨界隈で注目されている銘柄を積極的に上場させており、そのスピード感は非常に早いです。
たとえば2022年9月13日、無料で仮想通貨を稼げるMove to earnアプリとして注目されているSWEATというトークンが、大手取引所のOKXと同じタイミングでBybitでも上場しました。
また2022年9月12日からは、Ookeengaというゲームプロジェクトの独自トークン・OKGのローンチプールイベントが開催されています。
※ローンチプールとは、特定の通貨を預け入れることで新規上場のトークンを無料でもらえるイベントのこと
OKGは2022年9月14日に、Bybitの現物取引ペアとして上場もしています。
このように、注目銘柄の取引がいち早くできるのはBybitのメリットです。
IEO(ローンチパッド)の開催頻度が高い
IEO(ローンチパッド)の開催頻度が高いのも、Bybitが注目されている理由でしょう。
ローンチパッドとは、特定の通貨を取引所に預け入れることで、新しいトークンを上場前の安い価格で購入できるトークンセールのことをいいます。
ローンチパッドで登場した銘柄は、上場直後に大きく値上がりすることが多く、購入できていれば利益を得やすいのがメリットです。
BinanceやOKXをはじめ、海外にはIEOを実施している取引所は多数あります。
ただ、IEOを頻繁に行っている取引所はなかなかありません。
一方Bybitでは、ローンチパッドを積極的に開催しており、これまでに数え切れないほどの新規トークンが上場しました。
記事執筆時点(2022年9月18日)の情報だと2022年9月22日より、ブラジルを代表するEsportsチームの公式ファントークンであるMIBRが、Bybitのローンチパッドで登場予定です。
新規上場の銘柄を狙って利益を出そうと考える人は多いので、こういったローンチパッドに頻繁に参加できるのは、Bybitならではの魅力といえます。
素人でも簡単に資産運用できる
Bybitは、素人でも簡単に資産運用できるのも特徴です。
資産運用といえばステーキングやファーミングが代表格ですが、日本の取引所だと豊富な種類の資産運用サービスを提供している取引所は少なく、利用する機会がない人も多いでしょう。
しかし、Bybitでは以下5種類の資産運用サービスがあり、口座開設さえしていれば誰でも利用できます。
- Bybitステーキング
- 流動性マイニング
- デュアル資産投資
- ローンチプール
- DeFiマイニング
初心者であれば、資産を預けるだけで対象銘柄を増やせるステーキングがうってつけです。
その他、流動性マイニングやデュアル資産投資など、中級~上級者向けの資産運用方法もあります。
これだけいろいろな資産運用を気軽に活用できるのも、Bybitが日本人に注目されている理由の1つです。
取り扱い銘柄が豊富
Bybitは、取扱い銘柄が豊富な取引所としても人気を集めています。
銘柄数の多い海外取引所としては、BinanceやGate.io、MEXCなどが有名です。
上記のような取引所にはやや劣るものの、Bybitは200種類以上の豊富な銘柄を扱っています。
日本の取引所ではもっとも銘柄数の多いGMOコインでも、扱っている通貨の数は22種類なので、Bybitとの差は圧倒的です。
とくに、普段は日本の取引所ばかり使っている人にとっては、マイナー銘柄の売買もできるBybitは魅力的な取引所といえるでしょう。
イベントやキャンペーン、ボーナスが充実している
Bybitは数ある取引所のなかでも、イベントやキャンペーン、ボーナスが充実しています。
他にもキャンペーンやイベントを開催している取引所はたくさんあるものの、Bybitほど豊富なサービスを提供しているところはそうそうありません。
たとえば現時点だと、Bybitは以下のようなキャンペーンを実施しています。
- マスタートレーダーまたはフォロワーとして友達を紹介すると、総額20万USDTの賞金プールから最大30%の報酬と500USDTのボーナスがもらえる
- 新たにBybitに登録すると、オプション取引手数料を30日間15%オフで利用できる
また、下記のような特定のタスクをクリアすると、特別ボーナスをもらうことも可能です。
- 入金&取引に応じて最大4,000USDTとVIPアップグレード特典がもらえる
- 入金や取引をすると、最大30ドル相当のボーナスを獲得
ここで紹介しているのはあくまでも一例で、他にもさまざまなキャンペーンやイベントを実施しています。
通常の取引だけでなく、こういったイベントに参加して特典やボーナスがもらえるのも、Bybitが日本人から人気を集めている理由です。
初心者に優しいサポート体制が整っている
Bybitは、仮想通貨の初心者が使いやすいようサポート体制も整っています。
たとえば、多言語のサポートチームによるライブチャット機能を使えば、従来のようにメールで質問するよりも迅速な問い合わせが可能です。
AIボットによる自動の質疑応答に加え、平日の9時から17時までは日本人スタッフが常駐しており、日本語での問い合わせにも対応していますよ。
また、Bybitの公式ブログやBybitアカデミーというページでは、各種取引の操作方法・暗号資産の基礎知識・海外マーケット情報など、初心者にとって役立つ情報を発信しています。
実際にトレードをするかたわら、わからないことがあればブログで知識をつけたり情報収集ができたりするのも、Bybitの利点です。
事実上の独自トークンBITの期待度が高い
Bybitでは、BitDAOというプロジェクトのネイティブトークンであるBITの売買ができるのも特徴です。
BitDAOはDeFi分野の発展を目的にしているプロジェクトで、その需要の高さから世界中の投資家や仮想通貨トレーダーたちから注目されています。
さらに、大手取引所のBybitが主体となってBitDAOの支援をしていることもあり、BITトークンの期待値も非常に高いです。
BITは上場して以降、ローンチパッドやローンチプールをはじめ、Bybitが行っているさまざまなイベントやサービスの基軸通貨になっています。
Bybitは取引所独自のトークンは発行していないものの、事実上はBITがBybitの独自トークンとして機能しているといっていいでしょう。
現時点だと日本でBITの取引ができる取引所はないので、Bybitは期待値の高い珍しいトークンを扱っている取引所としても人気を集めています。
コピートレード機能が備わっている
コピートレードができることも、日本人がBybitを使うメリットとして挙げられます。
コピートレードとは、プロの投資家の取引手法をそのままコピーし、自分の口座にも反映させる方法のことです。
Bybitでは各取引画面からコピートレードの画面を開き、気になるトレーダーを選んで各種設定をするだけで、簡単にコピートレードができます。
また、BitCopyという外部サービスとの連携も可能で、戦略の幅が広いのも特徴です。
国内だとコピートレードができる取引所はあまりないので、日本人にとっても魅力的なサービスといえます。
日本語での情報発信&大規模なコミュニティ
Bybitは日本語での情報発信をしていることに加え、大規模なコミュニティも形成しています。
公式ブログはもちろんのこと、公式TwitterやLINEグループでも日本人向けの情報を提供しています。
記事執筆時点だと、Bybitの日本人版Twitterアカウントのフォロワー数は約87,000人です。
日本人のフォロワーだけでも、膨大な人数なのがわかりますよね。
海外取引所であるにもかかわらず、日本人のためにしっかりと情報を発信しているのもBybitが人気を集めている理由でしょう。
青汁王子や与沢翼などの日本人投資家が利用している
Bybitは青汁王子や与沢翼など、有名な日本人投資家も利用しています。
とくに青汁王子に関しては、自身のYouTubeチャンネルやTwitterでも度々Bybitを紹介するほど推奨しているようです。
上記のような有名人が使っていることもあり、Bybitの日本における需要は年々高まっています。
日本円の銀行振込が可能
BybitではE-checkという電子決済サービスを使えば、日本からの銀行振込による入金ができます。
海外を拠点にしている取引所の場合、日本からの銀行振込には対応していないのが普通です。
しかし、Bybitは多少の手間がかかるものの、銀行振込による入金もできるため、日本人にとっても使いやすい取引所といえます。
日本円表示でのトレードができる
Bybitが日本人から人気を集めているもう1つの理由は、日本円表示でトレードができる点です。
一般的な海外取引所だと、各通貨の価格表記は日本円に対応していません。
日本人は基本的に米ドル表記で使う人が多いですが、ドルでの表示にあまり慣れていない人からすると、価格の計算やチャート分析に苦労しがちです。
その点、Bybitでは全銘柄の価格表記を日本円に設定できるので、日本人でもトレードしやすいというメリットがあります。
日本円建ての取引に対応しているわけではないため、誰でもすぐに使いこなせるわけではありませんが、他の海外取引所に比べると使いやすいでしょう。
ここまで日本人に寄り添った海外取引所は他にありません。
仮想通貨が初めての人にも自信を持っておすすめできます。
Bybit(バイビット)の日本人禁止の噂が怖い場合の解決策
ここまでBybitは日本人でも問題なく使えることをお伝えしてきましたが、それでも日本人禁止の噂がどうしても不安な人もいますよね。
そういった人は、国内取引所の利用を検討してみるといいでしょう。
日本の取引所であれば金融庁に登録されているため、急なサービスの中止や終了といったリスクはほとんどありません。
また、Bybitの日本人利用が禁止になる可能性もゼロではないので、海外と国内の両方をおくことでリスクヘッジになります。
国内の取引所を使いたい場合、とくにGMOコインやコインチェックがおすすめです。
以下の記事では、GMOコインやコインチェック以外の国内取引所も紹介しているので、あわせて読んでみてください。
まとめ|Bybit(バイビット)は日本人にオススメの取引所!
Bybitは日本人が使っても違法にはならず、むしろ日本人ユーザーを歓迎している取引所です。
公式サイトやアプリは完全に日本語対応で使いやすく、なおかつ日本人向けのキャンペーンやイベントも豊富にあります。
取扱い銘柄が多い、素人でも資産運用がしやすいなど、国内の取引所にはない魅力もたくさんあるので、海外取引所の口座開設を検討している人はぜひBybitを使ってみてはどうでしょう。
- Bybitを利用してもユーザー側が違法になる可能性はほとんどない
- むしろBybitは日本人ユーザーを歓迎している
- ただし金融庁には無登録のため、日本人禁止になる可能性もゼロではない
- 取扱い銘柄の豊富さや資産運用のしやすさなど、Bybitは日本人にとって利用するメリットが多い
Bybitの登録につまずいている人は以下の記事を参考にしてください。
口座開設の手順をどこよりもわかりやすく解説しています。