仮想通貨をインターネットから切り離し、より安全な環境で管理できるハードウェアウォレット。
そんなハードウェアウォレットのなかでも、画面の見やすさやデザイン性の高さで人気を集めているのがKeepkeyです。
しかし、KeepkeyはTrezorやLedger Nano Sといった有名なウォレットに比べると知名度は低いため、具体的な特徴やユーザーからの評判が気になる人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、Keepkeyのメリット・デメリットや、実際に使っている人からの口コミ評判を紹介します。
- デザインがカッコいいのがうれしい
- 画面が見やすく、使い方も簡単なのがいい
- たまにエラーが起きるのが不満
記事の後半ではKeepkeyの購入方法や使い方も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
タップできる目次
Keepkey(キープキー)とは
項目 | Keepkeyの詳細情報 |
---|---|
商品名 | Keepkey(キープキー) |
対応通貨数 | 7種類以上 |
セキュリティ | PINコードシャッフル |
料金 | 49ドル(約5,700円) |
Keepkeyは、オフライン上で仮想通貨の管理ができるハードウェアウォレットです。
対応するOSは、Windows・Mac・Linuxなどがあります。
仮想通貨の管理や入出金の他、ShapeShiftというAPIの機能を活用すれば、ウォレットから通貨を直接売買することも可能です。
パソコンに繋げて使う際は、Google Chromeの拡張アプリから操作できます。
PINコードのシャッフルを導入していて、セキュリティ対策に力を入れているのも特徴です。
Keepkeyのメリット
それでは、Keepkeyを使うメリットを見ていきましょう。
直感的な操作ができる
1つめのメリットは、画面が見やすく直感的な操作ができることです。
Keepkeyの本体画面は従来のハードウェアウォレットよりも大きめにつくられており、重さはありますがその分操作もしやすいという特徴があります。
文字も見やすく表示されるため、はじめてハードウェアウォレットを使う人でもそれほど迷うことなく使えるでしょう。
容量が大きい
Keepkeyの2つめのメリットは、容量が大きい点です。
人気のハードウェアウォレットはいくつかありますが、容量の大きさは1~2GB程度が一般的。
しかし、Keepkeyの容量は2.2GBほどあり、他のハードウェアウォレットよりも多くのデータを保存可能です。
管理する通貨の種類にもよりますが、これだけの容量があれば一度に10種類程度の仮想通貨を保存できることもあります。
価格が安い
3つめのメリットは、価格が安いことです。
2022年1月12日時点だと、Keepkeyを公式サイトで購入した場合の価格は日本円でおよそ5,700円。
他のハードウェアウォレットは価格が6,000円を超えているものがほとんどなので、比較的安価で購入できます。
高価なものだと10,000円を超えているハードウェアウォレットもあるため、コスパを重視するならKeepkeyはおすすめのウォレットといえるでしょう。
Keepkeyのデメリット
操作のしやすさや容量の大きさが魅力のKeepkeyですが、実はデメリットもあります。
対応通貨はやや少なめ
1つめのデメリットとして挙げられるのは、対応通貨がやや少ない点です。
KeepkeyはBTCやETHをはじめとする主要な仮想通貨をはじめ、トークンを合わせると40種類以上の通貨に対応しています。
しかし、他のハードウェアウォレットは1,000種類を超える通貨に対応していることも多いです。
そういったウォレットに比べると、Keepkeyの対応通貨数はやや物足りなさがあります。
とくにマイナーコインも管理したい場合は、自分の保管しておきたい銘柄に対応しているかどうか事前に確認しておくといいでしょう。
エラーが起きることがある
Keepkeyを使うもう1つのデメリットは、エラーが起きることがある点です。
とくにKeepkeyが販売され始めたばかりの頃は、ウォレットの残高やトランザクションの履歴が表示できないといったシステム上のトラブルが度々起きていました。
しばらくしてもエラーが改善されない場合は、サポートへの問い合わせが必要なこともあります。
ただ、現在はそういったトラブルは改善されており、大規模なエラーが発生することもあまりないので、極端に心配する必要はないでしょう。
Keepkeyの評判・口コミ
Keepkeyのメリット・デメリットは分かったものの、実際に使っている人からの評価はどうなのかも気になりますよね。
そこで、TwitterにあるKeepkeyの口コミ評判を紹介します。
デザインがカッコいい
デザインがカッコいいという口コミがいくつか見受けられました。
Keepkeyは機能性の高さはもちろん、シンプルでスマートな見た目も人気を集めている理由の1つです。
外出時に使う場合はハードウェアウォレットが人目につくこともあるので、デザイン性が高いのはうれしいですね。
シンプルで画面も見やすい
こちらは、Keepkeyの画面がシンプルで見やすいという口コミ。
他のハードウェアウォレットに比べて画面が大きめなだけあり、やはり使いやすさを感じている人が多いようです。
使い方も簡単なので、初心者にとってはうれしいポイントですね。
エラーになった
Keepkeyを使っている際にエラーになったという声もありました。
上記のツイートは2018年のものですが、当時はこういったエラーがまれに起きていたようです。
Keepkeyに限らずデメリットはあります。
自分がどこを重視するのかはっきりさせてから購入するようにしましょう。
Keepkeyの購入方法
ここからは、Keepkeyの購入方法を紹介します。
日本だとAmazonでも販売されていますが、価格が高かったり偽物が出品されたりしていることがあるので、基本的には公式サイトで購入するのが無難です。
公式サイトで購入する際は、まず以下の公式トップページを開きます。
「Buy Now」をクリックすると右側にカート画面が表示されるので、購入する数量を入力しましょう。
数量を決めて「CHECKOUT」をクリックすると、支払いページが表示されます。
支払い方法としてshop pay・amazon pay・PayPalのどれかを選んだ場合は、すぐに注文可能です。
上記以外の方法で料金を支払う場合は、ページを下にスクロールして購入者情報を入力します。
氏名・住所・電話番号などを入力したら、下にある「Continue to shipping」のボタンをクリックしてください。
次に配送方法と送料を確認して「Continue to payment」を押します。
以下の画面が表示されるので、支払い方法・支払い情報をそれぞれ入力しましょう。
プロモーションコードなどがある場合は、このときに入力可能です。
入力し終わったら画面を下にスクロールして、請求先として使う住所を選びます。
配送先と同じ住所を使うなら「Same as shipping address」を、違う住所を使うなら「Use a different billing address」を選んでください。
最後に「Pay now」ボタンを押せば購入完了です。
偽物を使えば大事な資産を守るどころか失う可能性があります。
公式サイト以外で購入する際は正規品かどうか慎重に見極めましょう。
Keepkeyの使い方
続いて、Keepkeyの使い方を解説します。
まずはKeepkeyとパソコンをUSBケーブルで繋げましょう。
繋げたらKeepkeyのダッシュボードページを開き、左上にある「Connect a wallet」のボタンをクリック。
そうすると以下の画面が表示されるので、このなかにある「Keepkey」を選びます。
以下の画面が出たら、利用規約やプライバシーポリシーにチェックマークを入れてください。
オプション項目を開くと、リカバリーフレーズの単語数設定なども可能です。
設定ができたら下にある「PAIR KEEPKEY」を押します。
左上に接続用の画面が表示されるので「Connect」をクリック。
もしアプリの更新を要求された場合は、このときにアプリのアップデート作業を行う必要があります。
以下の画面に移ったら「INITIALIZE KEEPKEY」をクリックしてください。
説明を読んで「CONTINUE」ボタンを押し、以下の画面でウォレットの名前を決めます。
名前を入力したら「SET LABEL」をクリックして、9桁以内の数字でPINコードを入力しましょう。
PINコードを入力するとリカバリーフレーズが表示されるので、出てくる単語をすべてメモに控えます。
単語をメモしたらKeepkey本体のボタンを押し、本体側にも問題なくリカバリーフレーズが表示されている確認しましょう。
Keepkeyとパソコンの同期が終われば、セットアップ完了です。
あとはKeepkeyの本体やダッシュボード画面で、通貨の管理や入出金などが行えます。
Keepkeyに関するよくある質問
最後に、Keepkeyに関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
Keepkeyのアップデート方法は?
Keepkeyのアップデートをする場合は、まずパソコンとKeepkeyをUSBケーブルで繋ぎ、ダッシュボードの画面を開きます。
次にページ右上にある「NO」というボタン、もしくはKeepkeyのロゴマークを押して「Settings」をクリック。
次にLabelの横にある項目を押して「Update Firmware Now」をクリックしてください。
対応しているOSを確認したら「Click Here」という箇所をクリック。
以下の画面が表示されるので、自分が使っているOSの項目でダウンロードボタンを押します。
ファームウェアがダウンロードできたらファイルを開き、データを確認しましょう。
アップデート画面に切り替わったら「Update Now」ボタンを押し、以下の画面で「THIS KEEPKEY IS NEW」をクリック。
以下の画面が表示されたらケーブルを一度本体から抜いて、ボタンを押しながら再度ケーブルを差し込みます。
本体側で以下の画面が表示されたら、またケーブルを差し直しましょう。
以下のようにBOOTLOADERのアップデート完了画面が表示されるので、再度ボタンを押しながらケーブルを差し直します。
ファームウェアとBOOTLOADERの両方が更新されたら、アップデート完了です。
最後にもう一度ケーブルを差し直すと、最新バージョンのKeepkeyを使えるようになります。
キャンペーンやプロモーションコードはありますか?
2022年1月12日時点だと、公式サイトで実施されているキャンペーンはありません。
プロモーションコードについては、個人のブログや各種イベントなどで配布されています。
獲得したプロモーションコードは、公式サイトでKeepkeyを購入する際に利用可能です。
ただし、プロモーションコードやクーポンの配布を謳った詐欺サイトの可能性もあるため、信頼できるものかどうかよく判断してから利用しましょう。
ShapeShiftが発行する仮想通貨『FOX』を保有するメリットはありますか?
FOXを保有しているユーザーは、Shapeshiftの投票への参加や、エアドロップを獲得できるなどのメリットがあります。
また、各取引所でFOXのステーキングやファーミングを行えば、一定額の手数料や報酬を受け取ることも可能です。
ただし、FOXを保有している間に価格が変動すれば、その分の損失が出る可能性もあります。
長期で保有するのか、それともタイミングを見計らいながら売却するのかといった点も考慮しつつ、保有を検討してみるといいでしょう。
なお、FOXはHuobi Globalをはじめとする海外の取引所で売買できます。
Huobiの口座開設は以下のボタンより行えます。
登録方法がわからない人はボタン下の記事を参考にしてくださいね。
【まとめ】Keepkeyはこんな人にオススメ!
ここで紹介した内容をまとめると、Keepkeyは以下のような人におすすめです。
- 画面が大きくて使いやすいハードウェアウォレットを探している人
- できるだけ価格の安いハードウェアウォレットを購入したい人
- 機能性だけでなくデザインにもこだわりたい人
Keepkeyは他のハードウェアウォレットに比べると画面が大きく、直感的な操作がしやすいという特徴があります。
そのため、文字が見やすくて使いやすいハードウェアウォレットを探している人にはおすすめです。
ハードウェアウォレットのなかでは価格が比較的安いので、コスパを重視している人にも向いているでしょう。
また、Keepkeyは機能面だけでなく見た目のカッコよさでも定評があるので、デザイン性にこだわりたい人もぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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