最近登場したMove to earnアプリとして、徐々に注目を集めているMOVE(ムーブ)。
運動することで仮想通貨を稼げるゲームで、一部の人からはネクストSTEPNになるのではと期待されています。
しかし、日本では情報がまだ少なく、どんなゲーム・仮想通貨なのか気になっている人も多いですよね。
そこで本記事では、MOVEのゲーム内容やトークン情報、始め方などを解説します。
- MOVEは運動して仮想通貨を獲得できるアプリ
- スニーカーNFTを保有して運動するシステムやミント機能など、ゲーム内容はSTEPNとほぼ同じ
- 独自トークンはMOMOとMOVの2種類がある
- Move to earnゲームの需要がある限りは、MOVEも伸びる可能性がある
「無料でプレイできるか?」「他アプリと同時に利用できるか?」などMOVEに関するよくある質問にも答えているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
タップできる目次
MOVEとは?
まずは、MOVEがどういったプロジェクトなのか紹介します。
基本情報・概要
以下はMOVEの基本情報です。
項目 | MOVEの詳細情報 |
---|---|
トークン名 | MOVE |
トークンシンボル | MOMO |
対応チェーン | BSC |
トークン総額 | 6,000,000,000MOMO |
公式サイト | https://move.game/ |
運動して稼ぐMove to earnゲーム
MOVEはMove to earnというジャンルに分類される、運動して仮想通貨を稼げるゲームです。
ゲーム内でスニーカーのNFTを保有し、歩いたり走ったりすることで独自トークンを獲得できます。
仮想通貨界隈で最近人気を集めている、STEPNと同じようなゲームですね。
プロジェクトとしては、ゲーム性と社会性を併せ持つWeb3.0フィットネス・ライフスタイルアプリとしてのサービス拡大を目指しているようです。
公式サイトのロードマップを参考にすると、2022年第2四半期ではパブリックβ版アプリのリリースやIDOの実施を予定しています。
同年の第3四半期には、チャレンジシステムやマラソン機能などを導入予定です。
将来的には独自のメタバース空間を構築し、フィットネス・ダンス・水泳といった幅広い運動で稼げるゲームのリリースも予定しているとのこと。
スニーカーには種類やレア度がある
MOVEで使用するスニーカーNFTには、速度に応じた種類やレア度があります。
そしてスニーカーはエナジーという体力のようなものがあり、運動するとエナジーを消費して、独自トークンを稼げる仕組みです。
スニーカーのタイプは以下の4種類があります。
ホワイトペーパーを見る限りだと、適正速度の速いスニーカーほど、1エナジーあたりで獲得できるトークンが多いようです。
各スニーカーには4つのステータスがあり、それぞれの値によって稼げるトークンの量や、ミステリーボックスというアイテムのドロップ率などが異なります。
- Efficiency:トークンの獲得率に影響
- Lucky:ミステリーボックスのドロップ率
- Comfort attribute:MOMOトークンの獲得量に影響する(開発中)
- Durability:スニーカーの修理費用と耐久度の消耗速度に影響
また、スニーカーはCommonやRareなど5つのレア度でランク分けされており、レアなNFTほど上記のステータス値が高くなります。
2つのスニーカーで新しいスニーカーを合成するミント機能も搭載
MOVEでは、2つのスニーカーを使って新しいスニーカーを生み出す、ミントという機能も導入しています。
ユーザーは、独自トークンのMOVやMOMOを消費してスニーカーのミントが可能です。
スニーカーは1足につき最大7回まで合成可能で、ミント回数が多いほど合成時のMOV・MOMOのコストも高くなります。
この辺りの仕様もSTEPNとほとんど同じですね。
MOVEのホワイトペーパーでは、スニーカーのグレードやミント、ボックスから生まれる靴の種類などより詳しい情報が掲載されているので、ぜひチェックしてみるといいでしょう。
プロジェクトに出資している投資家
現状だとMOVEの公式サイトやホワイトペーパーでは、プロジェクトに出資している投資家の詳しい情報は公開されていません。
なお、プロジェクトの開発に関わっているチームメンバーについての情報は掲載されています。
MOVEの共同設立者で、Trinexisの元コンサルタントマネージャーとしての経験があるKelvan氏など、複数の人物が開発に携わっているようです。
その他、MOVEのプロジェクトには以下のような企業がパートナーとして参加しています。
OKXやHuobi Globalといった大手取引所も、MOVEのサポーターになっているようですね。
価格・チャート情報 ※2022年6月時点
MOVEは、ガバナンストークンとしてMOMOという通貨を発行しています。
ただし、MOMOはまだ取引所に上場していないため、2022年6月14日時点だと価格は不明です。
2022年の第2四半期には、トークンのIDO(トークンセール)が予定されているので、今後の情報に注目しておきましょう。
ちなみに、MOVEではガバナンストークンのMOMOと、ゲームトークンのMOVという2つの通貨を発行する、デュアルトークンシステムを採用しています。
MOVEは発行枚数に上限があり、ゲーム内で使う他、プロジェクトに関する投票権を与えられたトークンです。
STEPNでいうところの、GMTの役割がある通貨ですね。
MOVは発行上限がなく、あくまでもゲーム内で使われます。
STEPNでいうGSTの立ち位置なのがMOVです。
MOVEの将来性は?
続いて、MOVEの将来性についても見ていきましょう。
Move to earnアプリとして伸びる可能性はある
MOVEは、Move to earnアプリとして今後伸びる可能性はあります。
2021年の終わり頃から、STEPNをはじめとする運動して稼ぐゲームは多くの人から人気を集め始めました。
とくに2022年に入ってからの勢いは凄まじく、これまで仮想通貨に興味のなかった人が、Move to earnアプリをきっかけにNFTや仮想通貨の世界に参入しているケースも多いです。
そのため、NFTゲームやMove to earnアプリの人気が続く限りは、MOVEが注目を集める可能性もあるでしょう。
Twitterのフォロワー数は多い
MOVEは、Twitterのフォロワー数が多いことからも期待値の大きさがうかがえます。
現時点だと、MOVE公式Twitterのフォロワー数は81,000人以上です。
同じMove to earnアプリとして最近登場したWIRTUALのフォロワー数はおよそ47,000人なので、他のゲームに比べてもMOVEの注目度は高いといえます。
まだ始まったばかりのプロジェクトなので今後の展開次第にはなりますが、多くのユーザーが参加することにも期待しておきましょう。
MOVEの課題・懸念事項は?
次に、MOVEの課題や懸念事項を解説します。
他のMove to earnよりも注目を集めるか
MOVEが他のMove to earnよりも注目を集められるかどうかは、第一の課題になるでしょう。
先述したように、2022年に入ってから運動して稼げるNFTゲームは多くの人に注目されています。
そのせいもあってか、MOVEやSTEPN以外にも数え切れないほどの類似ゲームがリリースされている状況です。
つまり、Move to earnはいろいろな種類があり、競合も多いということですね。
そのなかである程度のユーザー数を確保するためには、やはり他のゲームよりも優れた点や面白い要素をアピールしなければなりません。
MOVEのゲーム内容を見る限り、現状は他のゲームと大きく異なる点はあまりなく、スニーカーの仕様や稼ぎ方などもSTEPNと同じようなシステムです。
そのため、一部の人からはSTEPNのパクリゲームだと判断される可能性もあります。
今後は他のゲームとの差別化を図り、ユーザーにプレイしたいと思わせるような独自のシステムを構築することが課題になりそうですね。
プロジェクトの開発が問題なく進むかにも注目
プロジェクトの開発が問題なく進むかどうかも、MOVEの懸念点です。
仮想通貨を基軸にしているゲームは、開発がなかなか進行しないことがよくあります。
とくに正式リリース前のα版やβ版の場合、テストプレイをしてユーザーの意見を取り入れながら開発を行うため、途中で問題が発生することも珍しくありません。
他のゲームでも、システムにトラブルが起きたり急なメンテナンスが入ったりなど、スムーズにいかないケースが多いです。
MOVEも新しいゲームとしてβ版の制作をしている段階なので、計画通りに進むとは限りません。
最悪の場合、プロジェクトが途中で中止になる可能性もあります。
ロードマップを確認しながら、運営が問題なくプロジェクトを進行させているかにも注視しておきましょう。
MOVEのトークンMOMOやMOVの購入方法は?
MOVEのトークンはMOMOとMOVのどちらも未上場なので、具体的な購入方法は不明です。
IDOに関する詳細もまだ発表されていないため、今後の情報を待ちましょう。
なお、特定条件を満たしてMOVEのDAO(分散型自立組織)やβ版ゲームに参加した人は、特典としてトークンをもらえることがあるようです。
詳しい内容が気になる人は、MOVEのSNSやMedium、Discordなどをチェックしてみるといいでしょう。
MOVEの始め方
MOVEを始める際は、まずモバイル端末にMOVEアプリをダウンロードします。
ダウンロード後、メールアドレスを使ってアカウント登録をしてください。
登録したメールに送られてくる認証コードを入力すると、アプリへのログインが可能です。
ログインしたあと、アプリ画面から専用ウォレットを作成しましょう。
このとき、ウォレットを復元する際に使う12のシードフレーズが表示されます。
シードフレーズを紛失すると、万が一のときにウォレットの復元ができないので、忘れないよう必ずメモなどに控えておいてください。
フレーズを入力してウォレットを作成したら、アプリ内のマーケットプレイスでスニーカーNFTを購入します。
あとはスニーカーを保有している状態で運動すれば、実際にトークンを獲得可能です。
MOVEの稼ぎ方
MOVEの稼ぎ方は、大きく分けて2つあります。
運動して稼ぐ
1つめの稼ぎ方は、歩いたり走ったりしてトークンを獲得する方法です。
MOVEのメイン機能であり、ほとんどのユーザーが実践するであろう稼ぎ方ですね。
実際にはスニーカーNFTを保有しておき、アプリの「START」ボタンを押して運動すると、歩く距離やスピードに応じてトークンが溜まっていきます。
そして溜まったトークンを換金すれば、利益を獲得可能です。
ちなみに、スニーカー購入後は北京時間の3:00・9:00・15:00・21:00の6時間ごとに、
25%の割合でエナジーが回復します。
エネルギーがゼロの状態では、運動してもトークンを稼げない仕様です。
NFTの売買で稼ぐ
2つめの稼ぎ方は、NFTを売買する方法です。
たとえばゲームを始めたあと、最初に購入したスニーカーNFTの市場価格が値上がりしていた場合、そのNFTを売却すれば差額分が利益になります。
スニーカーだけでなく、ミステリーボックスで獲得した各種NFTを売却して稼ぐことも可能です。
また、ミントで生まれたスニーカーを売却して利益を得る方法もあります。
ただし、ミントにかかる費用よりもスニーカー価格のほうが高くないと利益にはなりません。
そのため、ミント費用とスニーカーのフロア価格を照らし合わせつつ、タイミングのいいときに靴を売却する必要があります。
MOVEに関するよくある質問
ここからは、MOVEに関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
MOVEの最新ニュースはどこで収集すればいい?
MOVEの最新ニュースを知りたいときは、公式TwitterやDiscordをチェックするのがおすすめです。
Twitter・Discordでは、運営やユーザーが定期的に新しい情報を発信しています。
上記の他、公式のTelegramやMediumもあるので、いろいろな面から情報を集めたい場合はそれらも確認してみるといいですよ。
MOVEは日本語に対応してますか?
MOVEの公式サイトは日本語に対応しています。
サイト上で言語設定を日本語にすると、表示を英語から日本語に変更可能です。
ただし、日本語対応といっても自動翻訳レベルなので、完璧な日本語表示にできるわけではありません。
また、アプリ内の表示も日本語に対応しているかは定かではないので、実際にダウンロードして確認する必要があります。
MOVEのNFTの入手方法や価格は?
MOVEのNFTは、アプリ内にある専用のマーケットプレイスで購入できます。
その他、OpenMetaやTreasurelandなど一部のマーケットプレイスでも、数量限定でMOVEのNFT販売イベントを行っているようです。
記事執筆時点だと、OpenMetaでは150USDT、Treasurelandでは0.5BNBでMOVEのスニーカーミステリーボックスを販売しています。
MOVEは無料でも始められますか?
MOVEをプレイしてトークンを稼ぐには、スニーカーNFTを保有しておく必要があります。
そのため、実際にトークンを獲得したい場合、無料では始められません。
なお、条件を満たしてDAOやβ版アプリに参加し、NFTのエアドロップを獲得できた人は無料で始めることも可能です。
他のMove to earnアプリと同時に利用できますか?
アプリの仕様上、同じウェアラブル端末を使わない限りは、他のMove to earnと同時利用できる可能性が高いです。
たとえばSTEPNは、別のMove to earnアプリであるSweatcoinとの併用もできます。
ただし、MOVEは将来的にスマートウォッチなどのウェアラブル端末と連携させる機能も導入予定です。
特定のウェアラブル端末を別のアプリでも使う場合、併用できない可能性があります。
また、他アプリとの互換性によってはGPS信号がうまく取得できないこともあるので、慎重に確認してみてください。
まとめ
MOVEは、運動して仮想通貨を稼げるMove to earnゲームです。
実際にトークンを稼ぐには、スニーカーNFTを保有した状態で歩いたり走ったりする必要があります。
ゲームの主な稼ぎ方は、運動する方法とNFTを売買する方法の2パターンです。
現状、ゲームのシステムはSTEPNや他のゲームとほとんど同じなので、今後はいかにそういったアプリとの差別化を図るかが課題になるでしょう。
- モバイル端末にMOVEアプリをダウンロード
- メールアドレスを登録して、送られてくる認証コードを使いログインする
- アプリ内で専用のウォレットを作成
- 資金をウォレットに送金し、スニーカーNFTを購入
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MOMOやMOVが上場する前に登録して、いつでも買えるように準備しておきましょう。