STEPNは、運動して仮想通貨を稼げるNFTゲームです。
1日数十分歩くだけで稼げると、爆発的な人気を集めています。
しかし、STEPNの名前を聞いたことはあっても、NFTゲームにあまりなじみのない人は詳しいゲーム内容やトークンの詳細を知らないことも多いはず。
そこで本記事では、STEPNの概要やトークンのチャート情報、将来性などを解説します。
- STEPNは歩いて稼げるNFTゲーム
- スニーカーの種類やパラメータ、所有数などによって稼げる金額には差がある
- ゲームの独自トークンはGMT・GSTの2種類が発行されている
- 仮想通貨界隈では非常に注目されており、将来性もおおいに期待できる
始め方や稼ぎ方もお伝えするので、この記事を読めば今すぐSTEPNを始めることができますよ。
タップできる目次
STEPNとは?
まずは、STEPNの概要やトークン情報について解説します。
基本情報・概要
項目 | GMTの詳細情報 |
---|---|
トークン名 | Green Metaverse Token |
トークンシンボル | GMT |
トークン総額 | 6,000,000,000GMT |
STEPNとは、ソラナブロックチェーンを基盤にして開発されたNFTゲームです。
ゲームは、運動することで仮想通貨を稼げる「Move to Earn」というジャンルに分類されています。
ユーザーはSTEPNのアプリをダウンロードし、NFTスニーカーを保有して歩いたり走ったりすることで、ゲームの独自トークンを稼ぐことが可能。
スニーカーには種類・レベル・レア度などがあり、どのスニーカーをメインで使うかによって稼げる金額に差があります。
運動するだけで仮想通貨を稼げることから、とくに運動不足の人たちに人気です。
2022年4月15日時点だとゲームはまだ開発段階で、β版のみしかリリースされていません。
公式サイトには、以下のロードマップが掲載されています。
2022年9月にはレンタル機能の実装、同年10月にはマラソンイベントなどが予定されているようです。
完成版ゲームのリリース日時については詳細が載っていないので、今後の情報に注目しておきましょう。
プロジェクトに出資している投資家
STEPNは、以下のような企業と提携しています。
シリコンバレーの老舗ベンチャーキャピタルであるSequoia Capitalや、Web3関連の投資会社folius.venturesなど、数々の企業がバックについているようです。
アプリの開発時には上記のような投資家から、550万ドルのシードラウンドを獲得したとのこと。
また、2022年4月6日には世界最大手の取引所であるBinanceが、STEPNを運営しているFind Satoshi Labに戦略的出資をすることも発表しました。
BinanceのNFTでは、日本のシューズブランド・アシックスとSTEPNのコラボスニーカーイベントも公表されており、今後はこういった有名ブランドとの提携も期待されています。
価格・チャート情報 ※2022年4月時点
STEPNは、GMTとGSTという2つの独自トークンを発行しています。
ここからは、各トークンのチャート情報を見ていきましょう。
GMTの価格推移
GMTは、STEPNのガバナンストークンおよびゲームトークンです。
ガバナンストークンとは、プロジェクトに関する投票権を付与されたトークンのことをいいます。
そのため、GMTはゲーム内で使われる他、STEPNの投票に参加する際にも必要です。
GMTの主な使い道は公開されているものの、現時点だとゲーム内でGMTを稼ぐ機能はまだ実装されていません。
GMTの価格推移はこちらです。
トークンは2022年3月に上場したばかりにもかかわらず、ゲームに対する期待値の高さから、一時は370円台を記録しました。
CoinMarketCapでは10円台からの価格しか掲載されていませんが、Binanceに上場したときは約1円だったので、およそ300倍にまで値上がりしていますね。
そのあと価格は少し落ち着き、2022年4月14日時点では280円前後を推移しています。
GSTの価格推移
GSTは、STEPNのゲームトークンです。
GMTのようなガバナンス機能はなく、あくまでもゲーム通貨として使われます。
以下はGSTのチャート表です。
仮想通貨市場に上場した直後は100円前後の価格でしたが、ゲームが人気を集めるのと共にGSTの価格も上昇。
ゲームイベントの実施などもあり、2022年4月には最高値となる680円あたりまで価格が上がりました。
そのあと、価格は500~600円程度の水準を保っています。
STEPNの将来性は?
次に、STEPNの将来性について解説します。
他のNFTゲームに比べて優れた点が多い
STEPNの仕組みやゲームの内容を考えると、将来性は期待できるでしょう。
STEPNは他のNFTゲームに比べると、優れた点が多いとされています。
たとえばSTEPNがリリースされて以降、ゲームトークンであるGSTの価格は上がり続け、2022年3月には500円以上の価格を記録しました。
ユーザーにとってGSTの価格高騰はうれしいことですが、ゲームの仕様上トークン価格が上がりすぎると、スニーカーの価格も上がってしまう仕組みです。
そうなると初期費用が高すぎるため、新規参入者の数が減ってしまいます。
つまり、長期的にゲームを持続させるためにはトークン価格の極端な暴騰を抑えながら、新規ユーザーの数を保たなくてはなりません。
そこでSTEPNの運営はゲームを招待制にすることで、新規ユーザーの数を適正な数値にするという対策を講じました。
上記の他、STEPNは実際に運動しないと稼げないため投機家が参入しづらかったり、ユーザーがGSTを消費せざるを得ない仕組みだったりなどの特徴もあります。
ネット上では、STEPNのことを「これまでのNFTゲームにはなかった画期的なシステム」と高く評価する声も多いです。
これだけ多くの人から評価されていることを考えると、ゲームがさらに人気を集める可能性は高いでしょう。
既に人気を集めていて将来性も期待されている
STEPNは、まだβ版しかリリースしていないにもかかわらず既に人気を集めていることから、将来性への期待値も高いといえます。
2022年4月に開催された日本向けのAMA(質問会)では、STEPNのデイリーアクティブユーザーの数が20万人を突破したと発表されました。
ゲームのリリース以降、ユーザー数は着実に増えており、一般的なゲーム市場においても大ヒットといえる伸び具合です。
一部の人からは「将来的に仮想通貨を知らない人もSTEPNに参入するのでは」との声も挙がっており、多くの人から期待されているのが分かります。
今後はゲーム内でのGMT導入やレンタル機能の実装など、新しい機能も追加される予定です。
上記の点をふまえると、STEPNはまだまだ伸びしろのあるゲームだといえそうですね。
STEPNの課題・懸念事項は?
STEPNは仮想通貨界隈で大きな話題を呼んでいるため、遅くならない内にゲームを始めようと考えている人も多いはず。
しかし、ゲームを始める前にSTEPNの課題や懸念事項も知っておく必要があります。
現状の稼げる水準をいつまで保てるか
STEPNを始めるうえで多くの人が懸念しているのが、現状の稼げる水準がいつまで続くのかという点です。
結論をいうと、STEPNがいつまで稼げるかという明確な基準は誰にも分かりません。
たとえば、GSTトークンの価格が600円前後を推移し続けたとしましょう。
現時点でのゲーム仕様だと、スニーカーを3足保有して、メインのスニーカーレベルをある程度まで上げれば、1日に30GST程度は稼げます。
GST価格が600円だとすると「600円×30GST=18,000円」なので、歩いたり走ったりするだけで1日に18,000円が稼げる計算です。
STEPNはシューズの保有数が多いほど1日に運動できる時間が増える仕組みのため、シューズを何足も持っており、1日10万円以上稼いでいる人も続出しています。
しかし、これだけ稼げるのはあくまでもGST価格が高い水準を保っていればのはなしです。
仮にGST価格が60円まで下落すれば、単純に稼げる金額もこれまでの1/10になります。
STEPNと同じように稼げるNFTゲームとして流行した「Axie Infinity」も、トークン価格の暴落によって新規ユーザーが減り、現在はゲームもやや衰退気味です。
STEPNもゲームの仕組み上、新規参入者が減ってスニーカーを購入する人がいなくなればGST価格が暴落し、ゲームが衰退する可能性もあります。
運営は上記のような問題を解決するためにいろいろな対策を導入していますが、新規ユーザーがいないと成り立たないゲームである限り、GSTの暴落リスクは常に念頭に置いておかなければなりません。
税金のルールがはっきりとしていない
もう1つSTEPNを始めるうえで課題とされているのが、税金のルールがはっきりしていないことです。
仮想通貨のなかでもNFT関連のプロジェクトは比較的新しく、日本の税制においても現時点だと明確な基準が定められていません。
とくにSTEPNの場合、スニーカーを購入した際はもちろん、ゲーム内でGSTを獲得したときやスニーカーを売却したときなど、いろいろなタイミングで税金のことを考える必要があります。
上記に加えて、どのタイミングで利益となり、どういったアクション・取引が損益や費用になるのか、税務署によっても見解が異なるようです。
そのため、STEPNの日本版Discordでも税金に関する議論が日々繰り広げられています。
現状は税金の計算に備えて、GSTの獲得数や消費したGSTの数量などを毎日記録している人が多いようですが、果たしてそれが正しい税金対策なのかは分からないとのこと。
どの計算方法や対策をするにせよ、税務的にはかなり複雑なので、税金問題を今後どう解決するかもSTEPNの課題といえます。
STEPNのトークンGMTやGSTを購入できる取引所は?
STEPNのGMTを購入できる代表的な取引所はこちらです。
GSTのほうは、以下のような取引所で購入できます。
GMT・GSTの両方を扱っている取引所もあれば、どちらか一方しか扱っていない取引所もあります。
自分が売買したいトークンに取引所が対応しているかどうか、その都度確認してみるといいでしょう。
なお、現時点でGMTやGSTの売買ができる日本の取引所はありません。
STEPNの始め方
ここからは、STEPNのアカウント開設から購入までの流れを紹介します。
STEPNのアプリをダウンロードしてアカウントを開設
まずはSTEPNのアプリをダウンロードして、アカウントを開設しましょう。
アプリは一般的なスマホアプリと同様、Google PlayやApp Storeでダウンロードできます。
ダウンロードできたらアプリを起動し、メールアドレスなどを入力したらウォレットを作成してください。
ウォレット作成時に表示される「シードフレーズ(秘密鍵)」は、ウォレットの復元やセキュリティ強化のためにとても大事です。
そのため、絶対に紛失しないようメモなどに控えて保管しておきましょう。
シードフレーズを確認してウォレットが作成できたら、アカウントの開設は完了です。
他の取引所からSTEPNにSOLを送金する
次に、他の取引所で購入したSOLをSTEPNウォレットに送金します。
送金に使う取引所は、SOLの売買ができるところならどこを使っても問題ありません。
海外取引所ならBybitやBinance、国内なら唯一SOLを扱っているLiquid by FTXがおすすめです。
SOLの数量は、購入したいスニーカーの数やそのときのスニーカー価格をチェックして、必要な分を購入しましょう。
SOLを購入したら、STEPNアプリでウォレット画面を開いて「Receive」のボタンをタップ。
そうすると入金用アドレスが表示されるので、そのアドレスを使って他の取引所からSOLを送ります。
アドレスを間違えると資産を失う可能性があるため、不安な場合は最初に小額のSOLを送金して、問題なく着金しているか確認しておくのがおすすめです。
送金後にSTEPNのウォレットページでSOLが反映されていれば、資金の準備は完了です。
スニーカーを購入
SOLの準備ができたら、実際にスニーカーを購入しましょう。
トップページの下にある買い物かごマークを押すと、以下のようなマーケットプレイスの画面を表示できます。
右上にある「Filter」ボタンで、スニーカーの種類やレベル、MINTの回数などを設定可能です。
購入したいスニーカーが決まったら「Buy」ボタンを押し、種類や価格に問題がなければ「CONFIRM」ボタンをタップしてください。
以上でスニーカーの購入も完了です。
なお、STEPNにはスニーカー以外に以下のようなNFTもあります。
- ジェムズ:スニーカーのパラメータ強化に使うNFTアイテム
- シューボックス:スニーカーの卵
ジェムズやシューボックスも靴と同じマーケットプレイス画面で、SOLを使って購入できます。
STEPNの稼ぎ方
STEPNの稼ぎ方は主に、歩いて稼ぐ方法とNFTを売却して稼ぐ方法の2通りがあります。
①歩いて稼ぐ
1つめの稼ぎ方は、スニーカーを保有して歩いて稼ぐ方法です。
STEPNは運動して稼ぐゲームなので、そもそも歩かないことには仮想通貨を獲得できません。
現時点で稼げるのはGSTのみですが、将来的にはGMTを稼げる仕組みも導入される予定です。
なお、STEPNにはエナジーというものがあり、運動すると少しずつエナジーが減少します。
そしてエナジーがゼロになると、それ以上運動しても稼げなくなるシステムです。
2エナジーで5分間の運動ができ、1日のエナジー上限は靴の保有数によって決まります。
こちらは、スニーカーの保有数とエナジーの上限値を表にしたものです。
靴の保有数 | エナジー上限 | 歩ける時間 |
---|---|---|
1~2足 | 2 | 10分 |
3~8足 | 4 | 20分 |
9~14足 | 9 | 45分 |
15~29足 | 12 | 60分 |
30足 | 20 | 100分 |
2エナジーなら1日10分しか歩けませんが、靴の保有数が増えてエナジー上限も上がると、運動できる時間も多くなってより多くのトークンを稼げます。
獲得できるトークンの数量はスニーカーのレベルやレア度などによっても変わるため、いろいろな戦略を練りながら、自分にとってベストな稼ぎ方を模索してみるといいですよ。
②NFTを売却して稼ぐ
STEPNでは、NFTを売却して稼ぐ方法もあります。
たとえば最初にスニーカーを購入し、スニーカーの市場価格が購入時よりも上がったタイミングで売却すれば、差額分を利益として獲得可能です。
ゲームでゲットしたジェムズを売って、利益を獲得するのもありですね。
また、STEPNには2足のスニーカーを掛け合わせて新たなスニーカーを生み出す、MINTという機能があります。
MINTをしてスニーカーの数を3足・4足と増やし、増えたスニーカーを売却して利益を得るのも稼ぎ方の1つです。
ただし、MINTをするには最低でも200GSTを消費します。
稼いだGSTをそのまま利益にするのか、それともMINTに使って靴を増やすのか、人によって戦略は異なるでしょう。
せっかくMINTをしても、そのあとスニーカーの市場価格が下がってしまうと、あまり利益にならない可能性もあります。
GSTや靴の価格も確認しつつ、どの方法で稼ぐのが自分にとっていいのかじっくり戦略を練ってみるといいですよ。
STEPNに関するよくある質問
ここからは、STEPNに関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
GMTやGSTはDEXでも買えますか?
GMTやGSTは、以下のようなDEXでも購入できます。
どちらのトークンを購入できるかはDEXによって異なるため、詳細は各取引所のページを確認してみてください。
GMTやGSTのステーキングやイールドファーミングができる取引所はありますか?
大手取引所のBinanceでは、GMTのファーミングが行えます(GSTは非対応)。
その他、PancakeSwapやRaydiumといった一部のDEXでも、GMT・GSTのステーキングやファーミングが可能です。
なお、現時点だとSTEPNの公式サイトやアプリでは、GMT・GSTを預け入れる機能は実装されていません。
STEPNの最新ニュースはどこで収集すればいい?
STEPNの最新ニュースは、公式TwitterやDiscordでチェックするのがおすすめです。
Twitter・Discordでは、運営やメンバーが常時新しいニュースを発信しているので、アップデートやイベントなどの情報収集にも役立ちます。
STEPNのスニーカーやジェムズの価格は?
STEPNのスニーカーやジェムズの価格は日々変動しますが、2022年4月15日時点のスニーカー価格は、安いものだと日本円で150,000円前後です。
レア度の高いシューズだと、100万円以上するものもあります。
ジェムズは安いもので1,500円程度、高いもので50万円以上です。
STEPNは日本語に対応してますか?
STEPNは現在のところ日本語には対応しておらず、基本的には英語で表示されます。
英語が苦手な人は、当ブログのような日本語サイトや日本コミュニティを活用してみるといいですよ。
まとめ
STEPNは、歩いたり走ったりすることで仮想通貨を稼げるMove to Earnゲームです。
まだβ版しかリリースされていないにもかかわらず、既に爆発的な人気を集めており、これからの将来性にも期待がかかります。
なお、STEPNの独自トークンであるGMTやGSTは海外の取引所で購入可能です。
取引所によってはどちらか一方のトークンしか扱っていない場合もあるので、売買したいトークンに対応しているかどうかも事前に確認してみてくださいね。
SOL・GMT・GSTを購入するなら、以下の記事で紹介している海外取引所がおすすめです。
ランキング形式でお伝えしているので、ぜひあわせて読んでみてくださいね。