ゲームをプレイして仮想通貨を稼げる、Play to earn関連の銘柄として注目されているDEAPcoin(DEP)。
2022年1月には、日本の取引所であるBITPOINTに上場したことでも話題になりました。
しかし、DEAPcoinを扱っている取引所は日本だとまだ少なく、具体的なプロジェクトやゲームの内容は知らない人も多いでしょう。
そこで本記事では、DEAPcoinの概要や配信しているゲームの特徴、DEPトークンが購入できる取引所などを解説します。
- DEAPcoinはNFTやメタバース関連のゲームを配信しているプロジェクト
- 既に複数のゲームをリリースしており、今後はより多くのゲームをローンチ予定
- 日本人を中心にユーザーが増える可能性は高く、将来性も期待されている
DEPを買うなら、BITPOINTか以下の記事で紹介している海外取引所がおすすめです。
実際にプロトレーダーの私も利用しています。
タップできる目次
DEAPcoinとは?
まずは、DEAPcoinがどういった仮想通貨なのか紹介します。
基本情報・概要
項目 | DEAPcoinの詳細情報 |
---|---|
トークン名 | DEAPcoin |
トークンシンボル | DEP |
対応チェーン | イーサリアム |
トークン総額 | 30,000,000,000DEP |
公式サイト | https://dea.sg/jp/ |
DEAPcoinは、ブロックチェーン技術を基盤にしたゲームを配信するプラットフォームです。
プロジェクトは、シンガポールを拠点にしているDEA社(Digital Entertainment Asset Pte Ltd)が運営しています。
DEA社には日本人メンバーが多く在籍していて、DEAPcoinの開発にも日本人が携わっているのが特徴。
そのため、公式サイトも日本語表記に対応しており、海外の仮想通貨になじみのない人でも比較的わかりやすい仕様です。
DEAPcoinは、PlayMiningと呼ばれる独自のコンセプトをもとにゲームを配信しています。
PlayMiningとは、ゲームをプレイして仮想通貨を稼げる仕組みのことで、いわゆる「Plya to earn」と同じ意味ですね。
プラットフォーム内でリリースしている主なゲームは、カードバトル型の「JobTribes」や、農場ゲームの「Lucky Farmer」など。
DEAPcoinはNFTやGameFi(ゲームとDeFiを組み合わせた言葉)の関連性が深く、ゲーム内で登場するキャラクターやアイテムの多くもNFT化されています。
また、ゲームで使われるNFTは漫画家の真島ヒロ氏や江川達也氏ともコラボしており、日本でも話題になりました。
DEA社の代表である吉田直人氏は、PlayMiningの経済圏を拡大したいと発表しています。
日本の電子書籍事業やアニメといったコンテンツのブロックチェーン化を進め、ユーザーはもちろんクリエイターの活性化にも力を入れているようです。
プロジェクトに出資している投資家
DEAPcoinのプロジェクトには、世界的な投資企業のJAFCO Investmentや、仮想通貨関連のベンチャーキャピタルとして有名なSpartan Groupなど、数々の投資家が出資しています。
2022年1月には上記を含む複数の法人や個人投資家から、およそ14億円の資金調達を行ったようです。
その他、ブロックチェーン技術の特許を有するFINDEXや、電子書籍事業を展開しているメディアドゥといった日本の企業も、DEAPcoinと提携して出資しています。
価格・チャート情報 ※2022年5月時点
DEAPcoinは、プロジェクトのユーティリティトークンであるDEPを発行しています。
トークン自体は2018年に発行され、仮想通貨の取引所には2020年に上場しました。
以下はDEPのチャート表です。
トークンの上場後しばらくは0.5~1円前後でしたが、2021年に入ってからは仮想通貨市場がバブル相場になったことが後押しとなり、同年11月に最高値の7円台を記録しています。
2022年1月には、日本の取引所としては有名なBITPOINTに上場したことで注目され、再度価格は6円台にまで高騰しました。
2022年5月15日時点では、1.5円前後を推移しています。
DEAPcoinの将来性は?
ここからは、DEAPcoinの将来性について解説します。
より多くのゲームをローンチ予定
DEAPcoinは既に複数のゲームをプラットフォーム上でローンチしています。
これまでにも順調にゲームの開発を進めており、今後は2022年の春にCookin’ Burger!、同年夏にはGraffiti Racerなど、より多くのゲームをローンチ予定です。
ゲームのほとんどは漫画やアニメをモチーフにしていて、さらにNFTとの関連性も高いため、ある程度のユーザー数も確保できるでしょう。
ゲームが増えればユーザー数も増加する可能性が高いので、これからの展開に期待しておきたいですね。
日本人を中心にユーザーが増える可能性は高い
DEAPcoinが配信しているゲームは、日本人ユーザーをメインターゲットにしているのが特徴です。
実際のゲームも、ドラゴンクエスト列伝の作者として知られる藤原カムイ氏がデザインを手がけた世界を舞台にするなど、日本のクリエイターが関わっています。
GameFi関連の銘柄としては珍しく日本の取引所に上場していることからも、プロジェクト自体が日本人向けに開発を進めているのがわかりますよね。
そのため、今後も日本人を中心としてユーザーが増える可能性が高いでしょう。
最近ではオンライン上で仮想通貨を稼げるNFTゲームも流行しているので、DEAPcoinも将来性が期待できる銘柄といえそうです。
DEAPcoinの課題・懸念事項は?
GameFi関連の銘柄として期待されているDEAPcoinですが、知っておくべき課題や懸念事項もあります。
海外ユーザーを獲得できるか
DEAPcoinの懸念点としてまず挙げられるのが、海外ユーザーを獲得できるかという点です。
先述したように、DEAPcoinのプロジェクトは日本人向けに開発・運営を進めています。
しかし、日本国内での仮想通貨コミュニティは限られた範囲しかありません。
日本人の間である程度DEAPcoinのゲームが浸透すれば、それ以上の拡大を目指すのは難しくなる可能性があります。
ホワイトペーパーによると、もともとDEA社が展開しているPlayMining事業は、GameFi業界のグローバルなプラットフォームになることを目指しているとのこと。
そのためには、やはり海外勢の参入も必要です。
DEPトークンは、既にGate.ioやOKXといった一部の海外取引所には上場しており、日本以外の国でも領域を広げています。
ただ、BinanceやCoinbase ExchangeなどDEPが上場していない取引所はたくさんあり、まだまだ世界中で知られている銘柄とはいえません。
今後はそういった海外の取引所に上場してより知名度を上げられるかどうかも、プロジェクト拡大のカギになるでしょう。
メタバース領域の拡大
メタバース領域の拡大も、DEAPcoinにおける課題です。
メタバースとはインターネット上に構築された仮想空間のことで、この分野のプロジェクトはいまや世界中で注目されています。
2021年にはThe SandboxやDecentralandをはじめ、多数のメタバース銘柄も人気になりましたよね。
DEAPcoinはNFTをベースにしたゲームを複数リリースしていますが、今後は「PlayMining Verse」というメタバース分野のゲームも展開していく予定です。
PlayMining Verseでは、ユーザーはLAND(ランド)と呼ばれる土地を保有し、その国の市民であることを証明したり、他のユーザーと交流したりできるとのこと。
実際に2022年4月より、PlayMining Verseの第一弾であるFujiwara Kamui VerseのランドNFTの販売が開始されています。
ただし、DEAPcoinとしてはメタバース事業を展開して間もないため、今後は同プロジェクトをどのように大きくしていくかも課題になるでしょう。
DEAPcoinのトークンDEPを購入できる取引所は?
DEPトークンを購入できる主な取引所は、以下の通りです。
その他、海外のマイナーな取引所でもDEPを扱っています。
CoinMarketCapなどには、DEPの売買ができる取引所の一覧も載っているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
DEAPcoinのゲーム「JobTribes」の始め方
DEAPcoinのゲームを実際にプレイしたいと考えている人も多いですよね。
そんな人のために、今回はDEAPcoinが配信しているゲームのなかでもっとも知名度の高い、JobTribesの始め方を解説します。
JobTribesを始める際は、まずインターネットブラウザを使えるスマホ、もしくはパソコンを用意しましょう。
端末を用意したら、PlayMining IDを作成します。
JobTribesの公式サイトにアクセスして、以下のページにある「今すぐプレイする」というボタンをクリック。
言語設定を日本語にしたら、以下の画面で「最初からゲームを遊ぶ」のボタンを押して、新規登録を進めてください。
利用規約・プライバシーポリシーに同意したあとチュートリアルを見て、メールアドレスを設定します。
登録したアドレスにJobTribesからメールが届くので、そこに記載されている「利用開始」ボタンを押したら登録完了です。
あとはJobTribesにログインすれば、ゲームをプレイできます。
なお、ゲームで獲得したコインの受け取りや管理には専用のウォレットが必要なので、そちらも早めに作成しておくといいでしょう。
DEAPcoin(DEP)の稼ぎ方
続いて、DEAPcoinの主な稼ぎ方を3つ紹介します。
ゲームのソロプレイで稼ぐ
1つめの稼ぎ方は、ゲームをソロでプレイする方法です。
たとえば先ほど紹介したJobTribesでは、相手キャラクターとカードバトルをして勝利することで、PaleCoinというゲームコインを稼げます。
そしてPaleCoinをDEPに換金すれば、実際の利益を獲得可能です。
その他、Lucky Farmerというゲームでは作物を収穫して出荷すると、DEPがもらえます。
ゲームによってプレイスタイルや稼ぎ方は異なるので、詳細はDEAPcoinの公式サイトを確認してみるといいでしょう。
スカラーシップ制度を利用する
2つめの稼ぎ方は、スカラーシップ制度を利用する方法です。
スカラーシップとは、ゲーム内で使うNFTを他のユーザーに貸し出すシステムのことをいいます。
簡単にいうと、NFTのレンタル機能のようなものですね。
NFTを借りる側(スカラー)はゲームクエストをクリアすると報酬を獲得でき、その報酬はNFTを貸す側(オーナー)とスカラーの両方で分け合います。
スカラーは初期費用なしでゲームをプレイでき、オーナーは自分の労力を使わずに報酬を獲得できるという、双方にメリットのある制度です。
既にJobTribesなど一部のゲームでは、スカラーシップが導入されています。
実際にDEAPcoinのゲームをプレイする場合は、ぜひこういった制度も活用してみるといいですよ。
NFTの売買
3つめの稼ぎ方は、NFTの売買で利益を得る方法。
DEAPcoinのゲームで登場するNFTは「NFT Marketplace by DEP」という、DEAPcoin専用のマーケットプレイスで取引が可能です。
たとえば、ゲームで獲得したDEPを使い購入したNFT、もしくはステーキングで獲得したNFTを売却すれば、自分の利益になります。
また、保有しているNFTの価値が上がったときに売却して、その差額分を利益にするのも1つの方法です。
DEAPcoinに関するよくある質問
最後に、DEAPcoinに関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
DEPはDEXでも買えますか?
DEPはDEXでも購入できます。
DEPの売買ができる主なDEXはこちらです。
DEPのステーキングやイールドファーミングができる取引所はありますか?
PlayMining内のウォレットから、DEPをステーキングできます。
年間利回りはトークンを預け入れる期間によって異なり、3,000~100万DEPまでステーキング可能です。
その他、UniswapやApeSwapといった一部のDEXでは、DEPのステーキングに加えてファーミングもできます。
上記以外の取引所やDEXでもトークンの預け入れに対応している可能性があるので、各取引所で確認してみるといいですよ。
DEAPcoinの最新ニュースはどこで収集すればいい?
DEAPcoinの最新ニュースを知りたいときは、公式TwitterやDiscordを利用するのがおすすめです。
Twitter・Discordでは、運営がDEAPcoinに関するアップデートや特別イベントなどの情報を発信しています。
また、DEAPcoinの公式YouTubeチャンネルやFacebookアカウントもあるので、いろいろな面から情報収集をしたい人はそちらもチェックしてみてください。
DEAPcoinのゲームは何があるの?
現時点でDEAPcoinがリリースしているゲームは、主に以下の3つです。
- JobTribes:世界中の職業が擬人化したキャラクターとバトルするトレーディングカードゲーム
- Fujiwara Kamui Verse:藤原カムイ氏がデザインを手がけた世界で、国を進化させていくメタバースゲーム
- Lucky Farmer:作物の収穫やスロットでメダル獲得を目指す農場系ゲーム
なお、公式サイトに掲載されている「PlayMining Puzzle×JobTribes」というゲームは、2022年3月にサービスを終了しており、現在はプレイできません。
DEPトークンの使い道は?
DEPトークンは、PlayMining NFTマーケットプレイスでNFTを売買するときに使います。
メタバースの土地やゲームアイテムの購入など、PlayMiningのプラットフォーム内で使うことも可能です。
また、DEPを扱っている取引所なら、従来の仮想通貨と同じくトレード用の通貨としても活用できます。
DEPトークンの換金方法は?
ゲームで獲得したDEPトークンは、ウォレットから仮想通貨の取引所に送金し、そこで日本円に換金できます。
海外の取引所に送金してもいいですが、日本円に換金したい場合は、最終的に国内取引所へ送金しなければなりません。
現時点だと国内でDEPを扱っているのはBITPOINTだけなので、DEAPcoinのゲームをプレイして稼ぎたい人は、事前にBITPOINTの口座開設も済ませておくのがおすすめです。
まとめ
DEAPcoinは、ブロックチェーンゲームを配信しているプラットフォームです。
既にJobTribesやLucky Farmerといった複数のゲームをリリースしており、今後はより多くのゲームローンチも予定しています。
ゲーム自体は日本人をメインターゲットにしていますが、将来的にはグローバル展開を目標にしており、将来性も期待できるプロジェクトといえるでしょう。
なお、DEPトークンは一部の海外取引所で売買できる他、国内取引所のBITPOINTでも購入できます。
- DEAPcoinはブロックチェーンをプレイできるプラットフォーム
- ゲームの多くは日本人のクリエイターとコラボしており、漫画やアニメを取り入れている
- 自分がゲームをプレイする他、スカラーシップやNFTの売買でも稼げる
「BITPOINTも良いけど海外取引所を検討している」という人は以下の記事を参考にしてください。
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